CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】面白くて眠れなくなる社会学

2018-05-12 16:42:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
面白くて眠れなくなる社会学  著:橋爪 大三郎

社会学とはなんぞやということを
懇切丁寧に解説してくれた本でした
社会学入門と呼んでもいいのかもしれない
どうも、対象年齢がやや低いところを想定されていたようで、
語りかけ口調の文章に、若干抵抗というか
しっくりこないところを感じたのでありますが
それでも、社会学というものが広範で面白いものだと
かなり知ることができて興味深かったのであります

哲学や宗教、地理、歴史といったことも
大きなくくりでは社会学に属してくるといった感じで、
人間が生活を営んでいればこそ
社会が形成されて、そこで起きることや
考えられることなんかが学問となるという感じでありました
お金の成り立ちや、国の成り立ち、
憲法なんかも扱って、それらがどういうところから発生して
どう使われているか、根本的なところを解き明かしていくというか
考えを深めていくといった内容なので、
今更ながら、そう考えてみると難しいなと思うところばかりで
面白いのでありました
職業とはそもそもしんどいことで、それだからこそお金が発生すると
至極当たり前のお話であったり、
やや結論ありきで語りすぎな部分もあって
納得できないところもあるのだけども、
そういったところをすり合わせていく学問だと思えば
なるほどなと感じるのであります

肩肘張らずに、ふわっと読んで、
興味を持ったからといって、さらに深めていこうとまでは
現在の私には思いも寄らなかったのでありますが
ともかく、社会学というのはこういうものかと
知ることができた一冊であります


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