CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】レッド・スパロー

2018-05-02 21:23:50 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりの映画であります
エログロ指定が入っていたので、
ちょっとどきどきしながら見たのですが、
なかなか刺激的ながらも、
まぁ、見られないこともないという範囲で
だけども、緊張感は素晴らしいものでありました
スパイ映画っていうのは、なんというか、
この緊張感を味わうために見るんだろうかね
ちょっと疲れた

どこから仕組まれていたのか、
そもそもどうだったのか、
考えてみると、不可解な部分というか、
全部の謎が解かれたわけではないようにも思える
そういう内容でありまして
発端では、バレリーナが相棒のミスで足を折ってしまう
だけど、そのミスは仕組まれたものであったようだと
そんなことを教えてくれた叔父様が、
実はロシアの情報機関の偉い人で、
その仕事を無理やり手伝わされた挙句、
とんでもないことに巻き込まれていくとかなんとか

そういうお話で、途中途中で、
相当に危険な目に遭いながら
結局、名うてのスパイというよりも
おっかなびっくり、危なくて仕方ないという感じだけど
失敗なのか、成功なのか、
わざとか、真剣かまるでわからないままに
でも、なぜだか情報を手玉にとりながら生きていけると
そういう女の物語でありました
見終わって思ったのは
平山夢明のダイナーみたいな世界だ
そういう感じであります
やってることは大分違う、いや、似てるような気もするが、
ぎりぎりの選択をして、
この映画では、その選択が間違っていたようにも思うが
ぎりぎりで生き残るので、やっぱり正解だったんだろうかとか
実に不思議なのでありました

誰に惚れていたのか、誰が彫れていたのか
男の心を手玉にとるスパローという色仕掛けもあるスパイのはずだが、
そういうことを期待させておいて、
ほぼそういうことがないというのが、
或る意味リアルというか、安売りしないからこそ
翻弄されるといったらいいか、
でも、そういう小ずるさみたいなのはまったく感じられず、
本能のままに、断ってというか、誘い方も下手だし
すぐにバレるし、でもそれわざとだったんだろうか
いや、そんなことできるような女じゃなかったぞとか
あれこれ思ったり感じたりしながら
時折さしはさまれる、残虐シーンが相当にえぐいなと思ったりもしたのだけど
おおむね、面白く見終えたのでありました

最終的には、なるほどというオチで
さらに、そうきたかというオチまで用意されていて、
それによって、誰を手玉にとっていたのか
どういう目的を想定して生きていたのか
それがわかったようでもあって
面白い映画だったと、長いのにずっと見入ってしまったのでありました

最後のシーンの恐ろしさというか
そういうものかという、何か得体の知れない不気味さが
非常に心地よい、とても面白い映画でありましたとさ
エロ目的で見るものではない
ちょっとはあるけど、さほどの話ではない


最新の画像もっと見る

コメントを投稿