CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~美の壺展~

2008-01-24 22:07:21 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、先週で終了しておるのですが
京都高島屋で開催されておりました
NHK美の壺展であります

もう説明は多くいらないかもしれない
そんな具合で、あの美の壺で出てきた名品の数々が
そこで見られるという素晴らしさ
はっきりいって吹いた、なんか、鼻から出た
あまりの興奮にどうかしておりました

個人的に好きな陶磁器につきましては
伊万里、織部、唐津がどっしりと鎮座
織部については、伊賀焼なんかもあわせて魯山人のそれとして
いずれも素晴らしい逸品でありましたところ

鼻息をあらげながら、あの例のオープニングテーマが
巡り巡り続ける館内をゆっくりと観賞
しかし、デパートの中にこんなでかい展示スペースがあるって
やっぱすげぇななんて思ったりするのです
120万くらいお金余ってるなら株欲しいくらいだわ
美術館見放題だそうです

最初の伊万里につきましては、まったく
知識がないに等しいというか、枯淡、という
ナイスフレーズを覚えていただけでしたが
実際にそれを見て思わず唸る
なかなかステキ、しかし、古伊万里と呼ばれるそれは
正直なところ、瀬戸物の古いのと区別がつかんなと
恥ずかしい限りであります

続いてガレのアールヌーヴォーとドーム兄弟のそれ
ちょうど年末年始の放送で見た記憶が新しい
あのカゲロウが飛んでる凄い奴
いや、本当にあんの、そしてウランが練り混んであって
光る物体とか、もうたまらん
内側の光により変化する姿なども見られたのであります

続いて、魯山人とか、染め物とか
もうたまらんものを見て、あの谷様のお住まいを見て
美の壺のおかげでファンになった
紫舟先生の書まで見られるし、充実の時間を過ごしたのであります

表具とかについても、悪い例と良い例が
並べて展示してあったので
初めて、表具が派手すぎるとかそれがわかった次第
これは勉強になりますところ

さらに、切子とかももう名品がいっぱい並んでて
いちいち説明するのもおこがましい感じでありますが
一番感銘を受けたのが

櫛と根付け

日本の工芸はここにきわまってもいいんじゃないかしら
そんなステキすぎる物体がたまらなんだのであります
櫛の見所をちゃんと見てきて
あの鼈甲の美しさに惚れつつ
やっぱり、根付の、あの、ほら
ソバ打ち名人の根付け
あれが欲しいなぁ、見たいなぁとか思ってたんだが
まさか、それが展示してあるなんて・・・
感激もひとしお、他にも面白い根付けがいくつかあり
あれ、なんとか手に入れられないものかしらとか
考えてしまうほどでありました

あとは、テクスチャとして是非欲しいと思った
和柄の型紙というか、型が
これまた、かわいらしすぎてびっくり
江戸っ子が意地をはりすぎたせいで
あんな細かいものになったとか、凄すぎるというか
日本人の細かい者好きは、病的にすぎると嘆息
わたしもああいうのを愛でたいとか

思ったり考えたり充実したのであります
散文的になりましたが、美の壺っていいなぁ
そして、外人が喜びそうな話題っていいなぁとか
なんちゃって日本人のようになってきた昨今であります

いきとかいなせとか
そんなものかどうか
わからんが、ともかく、いいものでありました


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