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麻豆代天府をあとにして、さてどうしようかとちょっと近所をうろうろすることに
本当は麻豆の中心地というところがあって、
そこには、それなりにお店やら、なんやらとにぎわっているらしいんだが、
ここはちょっと郊外に位置しているようで、文旦畑とか、ビンロウ屋とかがあるだけで
ほとんどなんもない、ぶらぶらしているとお寺が一つ見えてきた
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麻豆永浄寺
特に何がと説明などなく、大きなお寺だなと
せっかくだから見ていこうと伽藍というか、廟というか、
そちらに行くとなかなか立派な飾り壁があって感激
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またも四天王、なのでまぁ入口にも書いていた通り仏教寺院でありました
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顔が超怖い
代天府にあったのと異なり、こっちはちゃんと人間顔なんだが、
造詣が緻密すぎるというか、怖いおっちゃん顔で、なかなか衝撃でありました
ある意味男前ではあると思うんだが、職人の怨念、いや、強い念を感じる作品でありました
見てるだけで、顔がこわばるというか、自然と力が入ってしまう
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中には、またも布袋さんがありがたいおなかを撫でさせてくれる
財神ありがたしと、なむなむしてきたのでありました
続いてさらに歩いていくと、今度は道教寺院と思しき麻豆文衡殿
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大量の文旦くんが並べられているのが印象深かったんだが、
結構大きい廟で、かなり見ごたえがありました
ぐるっと見て回って、さらに本廟の後ろにもう一つ廟があることに気づく
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なんかわからんが、ありがたそうな神様
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この後ろの廟は、かなり新しいらしく、
ぴかぴかの龍で彩られていたのが印象的でありました
しかも、この龍、五爪でやんの、いいのか
しかし、なんで馬が?と思っていたんだが、
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提灯を見ると、どう見ても関羽
ということは、これは関帝廟?なんかわからんぞと思っていたんだが
この後、近くのバス停の名前見たら、関帝廟になってたので、やはり関羽だった様子
気になって調べてみたら、文衡殿というのは、そもそも関聖帝君を祀っているっぽいので
当たっていたようである
と、まぁ、お寺巡りをしたんだが、先に書いた通り、郊外すぎて道路はあるんだがタクシーがいない
バスに乗って戻ろうと思ったんだが、どうもバスの本数も少ないらしく
ちょっと僻地で詰んだ的な状態に
仕方なく、もう一度代天府に戻りまして、
そこの受付みたいなおねーさんに、身振り手振りでタクシーを呼んでほしいと交渉というか、懇願、
人間なんとか通じ合えるもののようで、無事タクシーを呼んでもらって隆田の駅まで
送ってもらえたのでありました
ここでの会話で、手帳使って筆談とかしてたんだが、
案外筆談だとスムースに話が進むのが、漢字文化のよいところだなと
しみじみかみしめたわけだが、久しぶりに海外に来た!という感触を得られて
困った事態だったんだが、大変楽しかったのである
こういうのがないと、旅は面白くないねと本当に思うのであった
迷惑をかけて申し訳なかったんだが、すごく楽しかったのでありました
戻ってきて、電車までちょっと時間があるようだったので
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駅前で、甘いお茶を飲んで過ごしたのであった
予定外に時間を使ってしまったんだが、とりあえずこれにて高雄に戻るのであった
つづく
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