CLASS3103 三十三組

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【読書】GRIT やり抜く力

2017-02-23 20:54:23 | 読書感想文とか読み物レビウー
GRIT やり抜く力  著:アンジェラ・ダックワース

アメリカで流行なんだそうで、
やり抜くこと、不屈、諦めないで勝ち取るといったことを意味するGRITという単語
この言葉に備わったものを研究した、読みやすい論文といった様相でありました
海外の本は、こういう論文調のものが多くて、
読み応えたっぷりで楽しいのであります

大きく三つのことが書かれていまして、
やり抜く力とは何か、
それを内側から伸ばす方法、
それを外側から伸ばす方法と
こんな感じで章立てになって解説されていました
なかなか興味深いというか、実地での研究成果を交えながら、
さまざまに、成功へと近づくためのキーワードであるGRITについて
あれこれ知っていくことができるのでありました

よくよく読み解いていけば、
昔から言われていることではあるなと思うところ、
成功者の本とか、そういうのを研究や論じた本を読んでも
だいたいの人が同じように書いていることで、
「天才と呼ばれている人は、ずば抜けた努力を行っている」
なんていうお話と同じであります
見方も多様化してきたので、
その努力できることが天才であるという、もう、主客が転倒しているというか、
言ったもん勝ちなところも見え隠れしておりますが
この本においては、共通項として「GRIT」があると
そういう分析を行っているのでありました

何せ天才は諦めない、というか、向上心と呼べばいいのか、
常に新しく何か追い求めていくということが
様々なインタビューや、調査から判ったというお話で、
これは別段不思議でもない
本書では、これをどうやって伸ばすことができるか
そもそも、伸ばせるものなのか、天才という先天的なものじゃないのかと
そういうところにも踏み込んでいくのでありました

天才たちの子供のときや、その育て方などなどを調査して、
諦めない気持ちや、心を手に入れるために必要なこと
それが教育であったり、環境であったりというものになるわけだが、
子供の頃から、苦難に当たらせて、それを成功するまで導いてやると
この体験をいくつもこなしておくのが
近道じゃないかなと、そういうところに落ち着くのであります

なるほど、その通りかもしれぬ

そう思わされて、じゃぁ、だいぶ育ってしまった
私のような40歳も目の前の人間はどうしたらいいんだろうかと
頭を抱えてしまったわけでありますが、
ともかく、やり始めたら、終わるところまでやりきる
これを繰り返していき、習慣化するのが大切よねと
当たり前のところが理解できたわけでありました

コーチの大切さや、心持について、躾についてなんかも
ずずっと考えさせられつつ、不屈というものと
しつこい、というのは別なんだろうか
わからんままに、ともかくも、GRITという概念について
学んだ一冊だったのでありました


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