CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】すぐわかる 日本の仏教美術

2017-12-15 21:01:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
すぐわかる 日本の仏教美術  著:守屋 正彦

縁があって、仏教美術の勉強をしなくてはならなくなり
とりあえず手にとったのでありました
いやー、仏教のこと知らないもんだなと
自分の無知を自覚するに、よい本でありました
本当にさらっとした紹介なのに、ほとんど何も知らなかったと
そういう自分を発見できたのでありました

日本における仏教の成立を飛鳥、奈良時代から
順々にくだってくるという内容になっていまして、
その時代時代の仏像や、仏画の紹介がされていて、
また同時に、その頃に受け入れられていた仏教の形も解説、
これが大変勉強になりまして、
密教とは何か、美術における内容がこんなに違うものなのかと
なるほど、様々なことを覚えることができたのでありました
とりあえず、異形のそれこれは密教なのだと
それだけでも十分でありまして、
また、先日国宝展で見た仏教美術のそれこれも載っていて
先にこれ読んでおけばよかったと、
孔雀明王の図とか見ながら、嘆いてしまったのであります
あれを見て下手だななどと思っていた自分を殴りたい
そういう気分になってしまったのである

さておき、平安時代のそれこれから、
鎌倉時代にはいって、がらっと変わったというか
一気に迫力というか、精彩さが増したようにも見えて
仏像の革新というのも行われていたんだなと
美術史の観点から面白いことも理解できたのでありました
そのまま、模倣模倣で倦んで行くばかりなわけがないのでありますね
仏教とはいえ、そこに美術があれば、
当然、進歩していくのであるな

そんなことを感じたりしながら、
天平白鳳とよく聞くそれこれの絢爛さも見たりして
ふむふむ、一人頷きつつ知識を蓄えていくのでありました
とりあえずはここまでとして、
また、次の勉強本を探さなくてはならないな


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