CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】会津武士道

2015-09-04 20:47:18 | 読書感想文とか読み物レビウー
会津武士道  著:中村彰彦

どっかでビジネス書としても秀逸
などと歌われていたので読みました
全然ビジネスと関係ないようなというか、
関係させようと思えば
なんだってできるじゃん
とか思ってしまったんだが、
それとは別に、武士道として、また
会津の生き様について非常によくまとまっていて
大変勉強になったのでありました
凄い面白かった

主に「大河ドラマ 八重の桜」の知識しか、
幕末会津について知らない私でありましたが、
この本で、会津の成り立ち、そして、
そこで育まれた会津武士道について、
非常にわかりやすく、そして、書かれている内容が
ものの見事に、八重の桜で再現されていたと
なんか、感慨深いようでじっくり読み込んだのでありました

藩祖保科正之から始まる、会津松平の成り立ち
古くは、高遠からやってきたというあたりから説明があり、
その後、厳格な武士としての規範が示されていった
家光の信任を一身に受けて、会津が規範となっていった
このあたりの華々しさも見事ならば、
それから、幾多の困難を乗り越えていく
見事な差配、政治もさることながら、
そこから忠義が形作られていくのが
これまた、まさに武士道といっていいのか、
日本人の琴線にふれるそれで楽しかったのでありました

それぞれの時代の会津を率いた
偉人が紹介されているなか、
後半というか、終盤には幕末の武士たちが登場して、
これらが、まさに八重の桜のあの人々というわけで
特に山川兄妹の話なんかは、
もっと八重の桜でやって欲しかったと思うほど
凄いエピソードだらけで驚きました

あとは、会津の逆賊の汚名を晴らすために
山川大蔵ががんばっていたこと、
その背景と事実は、ドラマでは難しかったけども
この本で非常によろしく補完できたので
満足なのでありました

というわけで、久しぶりにいい本を読んだと
歴史読本として、立派なこれに
感動を覚えたのでありましたとさ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿