すみなれたからだで 作:窪美澄
男女の綾を描いた短編集でした
結構赤裸々にあられもない描写が出てきて
なかなか大変だというか、趣向を凝らした行為もあったりして、
それでも、なぜかさらっとしているというか、
濃密なシーンも、ある種、思い出の発露というか、
それによって描かれる心情がメインだと
改めて、女性っぽさというか、
男子の岸からは、眺めることも叶わない彼岸を見るようでありました
女性が昔、大変な恋愛というべきか、
捉えようのない燃えるものを経験したと
それを恋情と呼ぶのだと歌うような
大切なものを訴える内容が多くて、
なんだろうか、落ち着いて、現状のとりたててという状況の裏で、
女性がみんなそう思いながら生きているとしたら
それはそれで衝撃的すぎると思うんだけども、
短編で、その一点に強くフォーカスしているのが
潔いといっていいか、一貫していたのであります
その中で、いくつか男性視点の内容もあって、
個人的には、その内、猫の話がなかなか面白くて
これもまた、メルヘンといっていいか、
ある意味ファンタジーであろうという
男女のもつれみたいなのが見てとれて
雰囲気ともに好きだと思えたのであります
感動とか、共感ではない読後でありますが、
自分の知らないものを見たという印象を受けて
読書的に満足であると、結論するメモを
おいておくのである
男女の綾を描いた短編集でした
結構赤裸々にあられもない描写が出てきて
なかなか大変だというか、趣向を凝らした行為もあったりして、
それでも、なぜかさらっとしているというか、
濃密なシーンも、ある種、思い出の発露というか、
それによって描かれる心情がメインだと
改めて、女性っぽさというか、
男子の岸からは、眺めることも叶わない彼岸を見るようでありました
女性が昔、大変な恋愛というべきか、
捉えようのない燃えるものを経験したと
それを恋情と呼ぶのだと歌うような
大切なものを訴える内容が多くて、
なんだろうか、落ち着いて、現状のとりたててという状況の裏で、
女性がみんなそう思いながら生きているとしたら
それはそれで衝撃的すぎると思うんだけども、
短編で、その一点に強くフォーカスしているのが
潔いといっていいか、一貫していたのであります
その中で、いくつか男性視点の内容もあって、
個人的には、その内、猫の話がなかなか面白くて
これもまた、メルヘンといっていいか、
ある意味ファンタジーであろうという
男女のもつれみたいなのが見てとれて
雰囲気ともに好きだと思えたのであります
感動とか、共感ではない読後でありますが、
自分の知らないものを見たという印象を受けて
読書的に満足であると、結論するメモを
おいておくのである