CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

麒麟がくる  逃げよ信長

2020-11-08 20:50:18 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
視聴完了しました
金ヶ崎の退き戦という、非常に大きな見せ場で期待してたんだが
やっぱりそうかと、残念だが、致し方なしかぁ!と
朝倉の殿様みたいになってしまうんだが、
殺陣というか、戦らしい風景もないまま
ナレーションでささっと済んでしまって大変残念でありました
とはいえ、よくよく考えてみたら、凄い戦風景を出す必要はないなと
今回のように、どういう感じだったかだけでも
十分に面白い、ただ、案外知られてないと思われる
光秀、秀吉の協力戦線で、かつ、家康も絡んでたと思ったんだが
そのあたりの因縁ではないが、
よかった頃の思い出として、もうちょっと深く描いてもらっても
よかったなぁと思うのである

結構秀吉の扱いが、織田家中で悪いというのが
今回ので描かれていたわけだけども、
その中で、かばう光秀というのがいかにも主人公なんだが
いつの間に、織田家中になったんだったっけと
ちょっと不思議に思ってしまったのである
まだ、将軍家の武将で、その出向扱いだよな?
すっかり織田の重臣みたいな扱いじゃないかと思ったんだが
まぁ、いいか、将軍家もうさんくささが増してきたし
なんとなし楽しいのでよいとするのでありました

個人的にはこの機会でぐっと、織田家中での光秀の存在感みたいなのが
増したりすると楽しかったなと思うんだが
知らない内に入り込んで、気付いたら指図までするような立場になってるのが
まぁ、自然になっててよいといえばよいんだが
不自然だとも思えたりしつつ
信長に蹴られたりしながらの直訴がかっこよかったと思うのでありました

戦が必要だという風に舵を切ったという意味でも
今回のは大きいなと思いつつ、これを機に大活躍しはじめる光秀が
楽しみだと思えた一回でありました
とはいえ、次回以降の将軍の動静も楽しみでならないのである

【ドラマ】 子連れ信兵衛

2020-11-07 19:46:08 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜時代劇枠でした
早くも2が放映されるそうなので、なんだかんだ
人気があるというか、こういう定番時代劇というのは
息がながいんだろうかなと思ったりするところ
個人的には、可もなく不可もなくといった感じで
期待した殺陣シーンはさほどでなかったので
まぁ、こんなところかといった具合でありましたとさ

正直、あんまり子連れであるところが重要でもなく、
わけあり浪人が長屋暮らしをしつつ、
いざこざが起きて片を付けるといったことを
くるくる繰り返すお決まりの内容なんだが、
そんなに派手な事件があるわけでもなく、
ほどほどの人情話と、少しだけ笑いを混ぜてといった感じで
ほのぼのとみられる内容でありました

最終的に、浅沼という謎の男と激闘かと思ったら、
そうはならずといったあたりが
この時代劇らしさであったと思うと同時に、
それでは物足りないと思ったのも確かなのでありました
そういう人情ものも好きなんだけど、
切ったはったを、すっきりやってほしかったなぁと
思ってしまったのである

とはいえ、最終回は流石に大殺陣があり、決闘がありと
まずまず時代劇を見たという満足感は十分だったので
なんだかんだと楽しんでいたのも確かなのでありました
新しい試みというほどでもないけど、二人のつばぜり合いの見せ方が
カメラに交互に寄るという形で見せているのは
漫画っぽくて面白いなと思ったりしたのでありました
まだまだ、殺陣の見せ方ってのはたくさんやり方がありそうだなと
思わされたのであります

とりあえず鶴坊の父親問題が、割と残念な形で解決してしまって
物語の大きな流れの一つだったと思われるそれがなくなり
2でどんな塩梅となるか、
最後に語られた、出奔理由に近づく流れなのか
また見ていこうと思うのでありました

と、早速2を観ていたんだが
なんか、殺陣に気合入ってて面白かった
いつもメシ食いながら見だったから
ちゃんと見てなかったんだろうかとちょっと反省しつつ
来週も楽しみだと付け加えておく

【ドラマ】光秀のスマホ

2020-11-05 20:51:49 | ドラマ映画テレビ感想
NHKで6本放送されていた、実験的といって差し支えない
なかなか面白いドラマでありました
5分ドラマで顔でないのに、山田孝之使ってたあたり
NHK本当に、山田のこと好きだなぁ
なんて思ったりしたんだが、麒麟がくるにあわせて前からあった企画か、
コロナ流行ったから作ってみたドラマなのか
そのあたりわからないけど、面白い試みと内容だったと思うのであります

当然のように麒麟がくるを意識してというか、
それを下地にしつつの戦国、もしもこうだったらコメディという感じで、
コントに近い構成ながら、そういう感じだったのかしらねと
笑って観られたのでありました
まぁ、設定生かすというか、あれこれを盛り込もうという意欲のせいか、
光秀がかなり小物になっていたのは、麒麟がくるのアンチテーゼ的な内容なんだろうかと
深読みしてしまうくらいだったんだが
単純に、こういう小ずるい男っているなというだけでも
十分面白い作品でありました
裏アカで、実際あんなことしてるやついるんだろうな、いや、
居て欲しいというのが素直な感想だろうかしら

凄くわかりやすい、光秀が秀吉にそそのかされたフォーマットだったのだけども、
信長のブラック経営者っぷりとか、もっとがっつりやってもよかったんじゃないかなと
思わなくもないところ、後半えらいスピードで過ぎてしまって、
なんかもったいない、もう3回くらい増やして、光秀が怒り心頭といったところまで
描いてもらいたかったかなと欲しがってみたりするのである

評判よかったら、これの秀吉版とかつくりそうだなと
なんとなし思ったわけでありますが
それもまた観てみたいかなぁと、低予算でやれるなら是非と
思うところでありました

【読書】号泣する準備はできていた

2020-11-03 21:13:54 | 読書感想文とか読み物レビウー
号泣する準備はできていた  作:江國香織

苦手だろうなと思いつつ読んで、
やっぱりなという感想になってしまった
前にこの作家さんの本を読んだか忘れてしまったんだが
なんとなく、嫌な予感というか、苦手な作風であろうと
なぜか思っていて、案の定といった具合でありました

多分、おそらく、
女性ならではのそれを描写しているんだろう、
これがまったくわからん、なんというか、雰囲気はそういうものだと捉えられるんだが、
それが何を意味しているのか、さっぱりわからん
短編集でありましたが、一遍もわかる内容がなかったといっても
差し支えないというか、ただただ、そういうものなのか
なんだその、満ち足りた条件における不満げな様子わと
平生でいることをバカにされているではないが、
なんか、逆撫でされるような感触が残る話ばかりでありました

だいたいが、不倫や浮気の話だったりしているんだが、
決まった男性を前にして、ふと、過去の男、
それも割りとどうでもよかった男を思い出して、今目の前の大切だと言ってしまえる男を
必要以上に裏切ろうとするというか、その漠然とした不安
これがマリッジブルーというやつなのかと
いや、マリッジでもないんだが、ともかく幸せであることへの不安みたいなのが
山ほど描かれているようでもあるし、
幸せと信じている人を陥れようとするかのような
なんともいえないものが描かれていて
やだなぁと思ったのでありました

これだけかき乱されているわけなので、
いい本であるのは間違いないんだろうなと思いつつも、
あわないなと思わずつぶやいてしまうような
そんな具合でありましたとさ
どんな話だったか、細かいところは覚えていられないだろうが
この気持ちというのは、覚えていてしまうんだろうねと
思ったりするのである

【読書】空中ブランコ

2020-11-02 20:47:59 | 読書感想文とか読み物レビウー
空中ブランコ  作:奥田英朗

連作短編でありました
ちょっと変わった精神科医にお世話になる人々と、
精神科医とのドタバタコメディといった感じで、
鬱病の初期症状的な内容から、それを吹っ飛ばそうといった感じの物語が
読んでいてほほえましかったのでありました
実際は、なかなかこうはならないんだろうけど
コメディと思って読むと、味わい深いというか
自分が、この辛いほうの立場の人ではないからかなぁとも思ったりする

話はどれもこれも、なかなか面白いというか、
そういう気落ちのような、精神的な不安定を呼び込むこと
多々あるなぁと共感しつつ、それを、かなり力ずくというか、
強引に解消してしく精神科医の行動と言動が面白い
こういうセラピーの形があってもいいというか、
どっちがセラピーにかかってたんだろうかと
ちょっと思わなくもないくらいが、ドタバタしてて楽しいのでありました

この物語のように、簡単にいくはずもない、
人間の心は複雑で繊細なものだなぁと思いつつも、
こうやって、そんな悩みが吹っ飛ばされるような体験があれば
楽しいことこのうえなかろうと思ったのでありました

それにしても、一緒に出てくる
やたら妖艶なナースが、結局思わせぶりなだけで、
なんもないのが、なんというか、生煮えというか、おあずけというか、
もんもんとさせられてしまった
そもそも、この医者も、なんであんなにビタミン注射が好きなのか
そこは説明なしのままかよ、と、色々どうでもいいところが気になって
消化不良な印象が残ってしまった
でも、そこまで含めて面白いからいいのかもしれない

精神の不調からくる、全体的な破滅というかほころびみたいなのが、
優しく癒されるような印象があって、いい読後感でありました
ちょっと気弱になってるときに読むとさらに効く気がするなぁ

麒麟がくる  朝倉義景を討て

2020-11-01 21:00:23 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
視聴完了しました
いよいよ朝倉戦に向けてといったところで、
幕府との調整がうまいこといかないで締まる
光秀の立ち位置の難しさがわかる回でありました
というか、光秀がなぜあんな重要なポジションにと
思わなくもないところなんだが、
凄い不思議だけど、実際あんなもんなんだよなぁ
便利そうだからと雇われたというのが実態だったんだろうか
凄い大変な仕事だけども

織田方のほうは、万事というか、
まずまず円満な感じがしていて
なかなか観ているとすがすがしい感じすらしてしまう
特に、久しぶりに出てきた帰蝶様が
随分綺麗になられた、なんて、姫様扱いをおいそれできないくらいになってて
なかなか感激したのでありました
お濃の方は、まぁ、ほとんどオリジナルキャラみたいになるのは仕方ないけど
今回のは非常に有能というか、諸々あわせて
いいお濃だと思うのでありました

秀吉とのやりとりやら、織田軍勢のかっこよさやら
武家というのを露骨に出しているというか、
将軍のほうがどちらかというと、公家のように見える対比が面白くて
このあたり見ごたえがあるなと感心しきりでありました

その将軍方のほうで、とうとう、三淵の計略の話やら、
様々なところが暴露されたりして、これもまた
面白いところだったんだが、
その裏で、医者先生とお駒ちゃんが暗躍しすぎなのが
少々気になるというか、そこ繋がらなくてよかろうと思ってしまったんだが
まぁ、ともかく、朝倉攻めと退き戦が楽しみになってきたのでありました