先日から分解をしている VIVALO ビバロのピストレーサー
今回は B.B小物を分解しましょう この作業は過去何回も
記事にしていますが 自転車整備の一連の作業ですので
今回も作業風景、作業手順をご覧下さい

カンパテーパーと呼ばれる 四角軸のコッターレス用 B.B小物
この四角テーパーは確固たる規格が無く テーパー角は全てのメーカーが
4度と統一されていますが 四角の対辺の寸法が異なるので全てに互換性が
有るわけでは有りません


このタイプの B.B小物はノンギアサイド、左側から分解します
※今回の小物は JIS規格です
ロックリングに S字型フックレンチを掛け緩めます
このフックレンチは良く滑りますので それなりに注意しながらの
作業が必要です ※ロックリングは正ネジ

ロックリングが外れました


次は左ワンです ここで使う工具はピンスパナ、カニ目レンチとも
呼びます ここは丁寧に組まれていれば そんなに力が要る部分
では有りません ※ここは正ネジです
左ワンが外れました 中にはリテーナー(スチールボール)が入って
います



クランクシャフト ウォーターシール 右のリテーナー
ハンガーシェルの中に収まっている物を全て 取り出します
シェル内が良く錆びていました ウォーターシールの効果で
B.B小物の構成部品に錆は無く、これは助かりましたね

次はギアサイド、右側のワンを外します


ここで使う工具は自転車整備の専用工具で 右ハンガーわん回し
これは HOZAN ホーザンの C-358 この工具はかなり固く締まった
右ワンでも外す事が出来ます



ハンガー右ワン工具をセットし 右ワンを緩めます
右ワンは固く締め付けてある物が多く ここはかなりの力が
必要です ここの締め付けの緩いのは少し具合が悪いですね
※JIS規格の場合、ここのネジは逆ネジです


右ワンが外れました もう今は製造を中止してしまった
Campagnolo カンパの植物性 乳白色のグリスを使って有りました

B.B小物を取り外した ハンガーシェル 内部が良く錆ています
私はウォータースリーブを使った事が有りませんが あまり整備を
頻繁にしない方には凄い効果が有りますね

今回、ハンガー右ワン工具には ホーザンの堅固な物を使いましたが
この様な右わんレンチでも支障は有りません これは前回ペダルレンチとして
使っていたカンパですが Park Tool パークツールなら HCW-4 の品番で用意されています
ただこのタイプのレンチは 掛かりが浅く良く滑るので注意が必要です
ここでハンガー小物の規格のおさらいをしておきましょう
今回はJIS 規格でしたが ハンガーには
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm が有ります
ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1 となっています
今回は B.B小物を分解しましょう この作業は過去何回も
記事にしていますが 自転車整備の一連の作業ですので
今回も作業風景、作業手順をご覧下さい

カンパテーパーと呼ばれる 四角軸のコッターレス用 B.B小物
この四角テーパーは確固たる規格が無く テーパー角は全てのメーカーが
4度と統一されていますが 四角の対辺の寸法が異なるので全てに互換性が
有るわけでは有りません


このタイプの B.B小物はノンギアサイド、左側から分解します
※今回の小物は JIS規格です
ロックリングに S字型フックレンチを掛け緩めます
このフックレンチは良く滑りますので それなりに注意しながらの
作業が必要です ※ロックリングは正ネジ

ロックリングが外れました


次は左ワンです ここで使う工具はピンスパナ、カニ目レンチとも
呼びます ここは丁寧に組まれていれば そんなに力が要る部分
では有りません ※ここは正ネジです
左ワンが外れました 中にはリテーナー(スチールボール)が入って
います



クランクシャフト ウォーターシール 右のリテーナー
ハンガーシェルの中に収まっている物を全て 取り出します
シェル内が良く錆びていました ウォーターシールの効果で
B.B小物の構成部品に錆は無く、これは助かりましたね

次はギアサイド、右側のワンを外します


ここで使う工具は自転車整備の専用工具で 右ハンガーわん回し
これは HOZAN ホーザンの C-358 この工具はかなり固く締まった
右ワンでも外す事が出来ます



ハンガー右ワン工具をセットし 右ワンを緩めます
右ワンは固く締め付けてある物が多く ここはかなりの力が
必要です ここの締め付けの緩いのは少し具合が悪いですね
※JIS規格の場合、ここのネジは逆ネジです


右ワンが外れました もう今は製造を中止してしまった
Campagnolo カンパの植物性 乳白色のグリスを使って有りました

B.B小物を取り外した ハンガーシェル 内部が良く錆ています
私はウォータースリーブを使った事が有りませんが あまり整備を
頻繁にしない方には凄い効果が有りますね

今回、ハンガー右ワン工具には ホーザンの堅固な物を使いましたが
この様な右わんレンチでも支障は有りません これは前回ペダルレンチとして
使っていたカンパですが Park Tool パークツールなら HCW-4 の品番で用意されています
ただこのタイプのレンチは 掛かりが浅く良く滑るので注意が必要です
ここでハンガー小物の規格のおさらいをしておきましょう
今回はJIS 規格でしたが ハンガーには
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm が有ります
ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1 となっています