Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

バックエンドサポーターを制作

2012-10-19 20:12:55 | 製作・加工
自転車のフレームのバックエンドを守る金物 リアホイールを外して移動する時など
これを装着しておいた方が良いですね それの使い易い物を作ってみます





これはリアエンドサポーターなどとも言うのでしょうか そんな商品も販売
されていますが自転車愛好家として もっと使い易くアイデアを盛り込んだ
ものを自分で作ってしまいましょう




これは以前から自分用には何種類か作っています
バックのエンドにシャフトを挟み そのシャフトには
しっかりとチェーンを掛けるギアを付けています

自転車の車輪を外し移動する際 エンドの保護と
チェーンの処理の両方が行えます






これに使う部品達 小ギアは用途に合わせ
厚歯と 9sの薄歯を用意 そしてベアリング

ベアリングはシャフト径やギアの事を考え
6300シリーズを選んでいます この規格は
内径 10mm 外径 35mm 幅 11mmと言う寸法






ハブシャフトと玉押しやロックナット そして
クイックレリーズが使えれば便利ですね






使う道具は安定化電源と溶接機 この小さな物でも
結構重宝しています 遮光用のメガネは面と違い
両手が使えて便利 でも弊害も有り、溶接焼けで
顔の皮がめくれます・・・






では始めましょう 最初の工程はこのベアリングと
小ギアを使います

今回の使用目的はケイリン選手の方が ハードケースに
入れる時に使うので厚歯を使います 歯は DURA-ACE 13t
この歯数は色々と使い易さを考えた結果選びました






ベアリングと小ギアを重ねこの接点を溶接で固定します






今回の作業ではこの溶接が大事で ギアとベアリングが
歪みの無い様にセットする必要が有ります






ベアリングと小ギアがどの方向に対しても真っ直ぐに
セットし金物で固定します この辺のセットは目視に
頼っています






それをバイスに挟み慎重に溶接をします この溶接は
幾らしても素人の域から抜けれません難しいです・・




しかしその素人工作でも付いてくれるのが溶接(笑)

ここの溶接はあまり時間を掛けると ベアリングケースが
熱で歪み回転しなくなってしまうので 短時間で終わらせる
必要が有ります






こうして色々と気を使いながら仕事を進めて行くのですが
このベアリングと小ギアの接合部分でどうしても歪みが
出てしまいます 

ここが横方向に歪むと回転させた時にギアが左右に暴れ
掛けたチェーンが外れてしまいます 2回やり直しましたが
上手く行かない・・・ これでは使えません






実はこの厚歯を溶接で工作するのは今回が初めて
事前に何度も双方を合わせ工作手順を考えた時は
上手く行くだろうと思っていたのですが 実際には
その通りに行かなかったですね 次には上手く
出来る様、もっと努力します

今回は使うチェーンが 1/8(厚歯用) なので小ギアは
薄歯でも問題は有りません 工作実績のある薄歯の
物を作り直しました





この白い花も長い時期、目を楽しませてくれましたがそろそろ冬の支度でしょうか

今回の工作 知人のケイリン選手の方が私のチェーンテンショナーを見て
欲しい と希望して下さったので作る事にしました でも人の物は難しいですね
自分の物の様に妥協が出来ないですから・・ 

ここからはシャフトを装着し仕上げて行きますが この後も結構手間が掛かっています 
その様子は次回にご紹介しましょう

次の記事 【 ピストの リアホイールを外す 】

 
コメント (4)
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