Campagnolo RECORD カンパニョーロのレコードハブのグリスアップを行います
オールドカンパと呼ばれる 40年程度前のハブです
カンパニョーロのレコードハブです スモールフランジの 36 穴 この頃のカンパは
本当に良く出来ています 40年経った今も回転部分は現在の物に引けを取りません
Campagnolo RECORD の刻印は地球マーク
黒いパーツは胴に開いたグリスホールの蓋です
フリーはボスフリーを使います ネジの横の一本溝は
BSC 規格を表しこのハブには国産のフリーが取り付きます
クイックレリーズのレバーは直レバーと呼ばれる
真っ直ぐな物 これは後に湾曲した曲レバーになり
コニカルナットもこの臼型から鼓型になって行きます
前置きが長くなってしまいました 仕事を進めましょう
フロントハブの回転部です これは左右一緒の構造で
どちらから分解しても構いません
使う工具は玉押しに 13mm のハブスパナ
ロックナットには小振りなモンキーを使っています
ロックナットを緩め 外すと次はワッシャーです
最後のパーツは玉押しです これも外しましょう
玉押しを外すと反対側からシャフトを抜きます
ただ引っ張れば O/K です
ハブの玉受けにはスチールボールが入っています
これはバラ玉なので先の細い物で下に落として
やれば良いでしょう この辺は決まりは無いので
自分のやり易い方法でボールを取り出します
これでフロントハブの分解は完了です スチール
ボールは片方に 9 個入っていました これは良く
無くすので注意が必要です 玉受けから出す前に
数は読んでおいた方が良いですよ
続いてリアハブを分解します ここは左右で多少
パーツが違いますがどちらから進めてもする事は
一緒です 右側から行きます
リアは前と違いハブスパナを 2 枚使います サイズは
14 mm が二枚必要です ロックナットを緩めて外します
この時代のナットは裏に製造年の刻印が有ります 73'
1973年の製造です 41 年前ですね
右側にはスペーサーとワッシャが入っています
最後はフロントと同じで玉押しです
片方のパーツを全て外すと反対側からシャフトが
抜けます この中のボールを全て取り出すのも
フロントと同じです
これでハブの分解は終了です 今回の回転部の
構造がカップ&コーンと呼ばれる機構です
分解した各パーツを洗浄します これは屋外で
やりましょう 今回はガソリンを使います
分解したハブとガソリンを入れたステンレス容器
ガソリンを入れた容器に行儀良く部品を並べています
ガソリンが汚れると底に沈んだ部品が見えなくなって
しまいますから・・ 歯ブラシやこの様なブラシを
使うと便利ですね
部品達を綺麗に洗ってやりました グリスアップでは
この洗浄が大切ですね これはチェーンの洗浄など
全てに言える事です
もう花が咲き終ったのでしょうか 小さくて可愛い黄色ですね
今回のハブは前回のグリスアップから一度も使っていません 茶色くなっていたのは
高性能な潤滑剤の Microlon マイクロロンのルブリカントです この潤滑剤は著しく
摩擦を抑えとても良い状態を作ってくれます ただこれにも弱点が有り使わずに
相当年数が経つとこの様な状態になってしまいます この辺を詳しく綴った記事が
有ります 3 回に分かれています 良ければお読み下さい
過去記事 【 Microlon マイクロロンの 不具合 】
次の作業 【 41年前のカンパレコードハブ グリスアップ 】
オールドカンパと呼ばれる 40年程度前のハブです
カンパニョーロのレコードハブです スモールフランジの 36 穴 この頃のカンパは
本当に良く出来ています 40年経った今も回転部分は現在の物に引けを取りません
Campagnolo RECORD の刻印は地球マーク
黒いパーツは胴に開いたグリスホールの蓋です
フリーはボスフリーを使います ネジの横の一本溝は
BSC 規格を表しこのハブには国産のフリーが取り付きます
クイックレリーズのレバーは直レバーと呼ばれる
真っ直ぐな物 これは後に湾曲した曲レバーになり
コニカルナットもこの臼型から鼓型になって行きます
前置きが長くなってしまいました 仕事を進めましょう
フロントハブの回転部です これは左右一緒の構造で
どちらから分解しても構いません
使う工具は玉押しに 13mm のハブスパナ
ロックナットには小振りなモンキーを使っています
ロックナットを緩め 外すと次はワッシャーです
最後のパーツは玉押しです これも外しましょう
玉押しを外すと反対側からシャフトを抜きます
ただ引っ張れば O/K です
ハブの玉受けにはスチールボールが入っています
これはバラ玉なので先の細い物で下に落として
やれば良いでしょう この辺は決まりは無いので
自分のやり易い方法でボールを取り出します
これでフロントハブの分解は完了です スチール
ボールは片方に 9 個入っていました これは良く
無くすので注意が必要です 玉受けから出す前に
数は読んでおいた方が良いですよ
続いてリアハブを分解します ここは左右で多少
パーツが違いますがどちらから進めてもする事は
一緒です 右側から行きます
リアは前と違いハブスパナを 2 枚使います サイズは
14 mm が二枚必要です ロックナットを緩めて外します
この時代のナットは裏に製造年の刻印が有ります 73'
1973年の製造です 41 年前ですね
右側にはスペーサーとワッシャが入っています
最後はフロントと同じで玉押しです
片方のパーツを全て外すと反対側からシャフトが
抜けます この中のボールを全て取り出すのも
フロントと同じです
これでハブの分解は終了です 今回の回転部の
構造がカップ&コーンと呼ばれる機構です
分解した各パーツを洗浄します これは屋外で
やりましょう 今回はガソリンを使います
分解したハブとガソリンを入れたステンレス容器
ガソリンを入れた容器に行儀良く部品を並べています
ガソリンが汚れると底に沈んだ部品が見えなくなって
しまいますから・・ 歯ブラシやこの様なブラシを
使うと便利ですね
部品達を綺麗に洗ってやりました グリスアップでは
この洗浄が大切ですね これはチェーンの洗浄など
全てに言える事です
もう花が咲き終ったのでしょうか 小さくて可愛い黄色ですね
今回のハブは前回のグリスアップから一度も使っていません 茶色くなっていたのは
高性能な潤滑剤の Microlon マイクロロンのルブリカントです この潤滑剤は著しく
摩擦を抑えとても良い状態を作ってくれます ただこれにも弱点が有り使わずに
相当年数が経つとこの様な状態になってしまいます この辺を詳しく綴った記事が
有ります 3 回に分かれています 良ければお読み下さい
過去記事 【 Microlon マイクロロンの 不具合 】
次の作業 【 41年前のカンパレコードハブ グリスアップ 】