メモ
・一般に花店でクリスマスローズとして売られているのは、ヘレボルスオリエンタルかヘレボルスニゲル(12月~3月に開花する白花)
・レンテンローズは色も豊富なヘレボルスオリエンタリスで2月~4月に花を咲かせる。
・最近では、木立のフェチダスやリビダス、コルシクスなどもでまわるようになった。
・種子も含み毒性があるので要注意。
・名前の由来 ヘレボルスはギリシャ語の「殺す(helein)」と「食べ物(bore)」の2語からなり、根に毒性があることにちなむ。クリスマスローズはクリスマスに咲くことに由来し、ニゲル(niger)は地下を横走する黒い短い根茎にちなむ。レンテンローズはキリスト教のレント(受難節、イースターまでの日曜を除く40日間)のころに咲くことから。
・手入れのポイント 寒さに強く丈夫で明るい半日陰を好むが、極端な日照不足が原因で花が咲かないこともある。夏の高温乾燥を嫌うので、地植えの場合東向きの落葉樹の下のような場所を深く耕し、腐葉土や緩効性化成肥料などの元肥を施してから植える。夏に乾燥しやすい場所では、マルチングで地面の乾燥と地温上昇を防ぎ、夕方たっぷりと水をやる。秋~春も生育期なので、水遣りを忘れないこと。
「成美堂出版 花の名前がわかる辞典」より
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