草刈りを免れた場所にボントクタデ(凡篤蓼)が開花していた。「山渓ハンディ図鑑野に咲く花」によると、水辺に生える高さ0.7〜1mの1年草。葉は互生し長さ5〜10cmの披針形〜広披針形で先端は尖り、中央部には黒っぽい斑紋がある。乾くと茎と葉は赤褐色を帯びる。托葉鞘は長さ0.8〜1.3cmの筒形でふちに長い毛がある。花序は長さ5〜10cmで先は垂れ、淡紅色の花をまだらにつける。花被は長さ3mmで5裂し腺点がある。果期の花被は下部が緑色、上部は紅色で3稜形の痩果を包んでいる。ヤナギタデと似ているが、葉に辛みがない。
タデ科 イヌタデ属
2016年10月29日午後3時