お正月も終わって、家族のお仕事も始まりました。私は家事の合間に、お正月の特番ドラマなどを見ています。
だいたい年末から年明けは、いつもドラマブログになっています。
順番から言うと、遅れている「相棒」の感想になるわけですが、元日スペシャルの感想の前に抜けてしまっている7話と8話の感想をほんの少しだけ書いておきたいと思います。
そんなに全話感想に拘らなくてもと思うのですが、これはもう惰性と習慣と言うようなものですね。
7話の時、夫が「相棒」が始まった時に、お風呂に入るというので「見ないの?」と聞くと、「もう飽きた。」と言いました。
もうこれは面白いとかつまらないとかの問題ではないのですよね。
飽きたのですよね。仕方がないことですよ。なんたって23年も(22年と言うべきなのかな。)やっていて、それを見続けているのですよ。作っている方々も凄いけれど、見続けている私たちも凄いと思いますよ。
第7話「復讐者は笑わない」は、ある意味、敢えて書いておきたい回でした。なぜなら視聴率が10を切ってしまった回だったからです。
プライド高くこの役に向かい合っている水谷さんは、どんな風にこの数字を受け止めたのでしょうか。それとも数字に関してはスルーなのでしょうか(そうは思えないのですが。)
この回は、久しぶりに元捜一の三浦さんが出演しました。お話も元恋人、または遺族の許せぬ想いを描いていて、しみじみとしたものもあり「相棒」らしいものだったと思います。そして普通の人は、憎むべき者が目の前にいても、だからと言ってそうそう殺すことなど出来ないことなのだということをリアルに描いていたことに好感が持てました。ただ長く拉致されていた男が、心の中で憎しみを増幅させるのは分かるにしても、心が病むことは無いのか。またその肉体は解き放たれたからと言って、すぐに普通に動けるものなのかと言うところなどが疑問に残りました。
あと、そこは私らしい感想なのですが、元婚約者と被害者の父親のイメージが凄く似ていて、いつものように眠い時間に見ていたら、なんか寝ぼけていたのか混乱してしまいました。リアルタイムで見たはずなのに、それで翌日もう一回見直したのです。(だんだんボケていくなぁ(;^_^A)
第8話「瞳の中のあなた」
7話も8話もライターは川崎龍太さん。
この方、相棒season22第15話「マッターホルンの殺人」
のライターさんで、その記事の中に書いた感想と今回もほぼ同じです。
ラスト、チャップリンの「街の灯り」を思い出した方、多数いたのではないかと私は思いました。
そしてようやく第9話「最後の一日」の感想です。
陣川君・・・・・ああ、やっぱり。
私、もう前から本当に思っているのですが、もういい歳なんだから結婚させてやりなさいよ。きっとそれはそれで面白いと思うのですよね。だけど最初に彼が右京に言ったプレゼントの事が、最後の薫への贈り物に繋がるなんて粋だったなと思いました。右京は陣川君に反論していたと思っていたのに、ちゃんと言うことを聞いていたのですね。大切な人に贈り物をするというのは、大事な事であり素敵なことですね。
ああなってこうなってと盛沢山な感じが面白かったです。(雑な感想)
ゲスな奴は最後に報いを受けるという展開も、ざまあみろと思えて良かったです。
ただ伊地知が第九を聴いて喜んでいるシーン見て、思わず第九が穢れるわと思ってしまいました。そんな風に思わせる伊地知は石丸謙二郎さん。こういう役も上手ですよね。
今回ゲストが髙嶋政伸さん。
彼が演じる桧山は生番組で、娘を誘拐したというジョーカーの言うがままに、今までの浮気や経歴詐称などの件を告白する羽目に陥ってしまいます。
最初は止めに入っていたテレビ局も、事情を知ってからは、無理やり番組を続行することになりますが、そこはちょっと首を傾げてしまいました。状況は分かった時点で、そこは放送作家か誰かが、彼の告白に唐突感が出ないような繋ぎの言葉を作ったりしないのでしょうか。
それにこんな告白、番組的には滅茶苦茶美味しいのではないのかしら。
これ、生番組だったのでしょう。
だったら、もうネットライターさんたちも、この番組にくぎ付けで、バンバンとスマホやパソコンに彼の告白が流れてきますよね。もうみんなPV稼いじゃいますよ、きっと。
今回、面白かったのですが、こういうサスペンスにありがちな偶然の連続は・・・・やっぱり目を瞑るべきですね^^
イタミンと薫、それに鑑識の益子が、警察学校の同期の澤田菜穂(櫻井淳子)の家に、訪れて夫の澤田(藤本隆宏)を紹介されますが・・・・
この家でのシーンは面白かったので、たまたまの偶然であっても、まっ良いかってところです(上から(;^_^A)
ただ私、ドラマと言えども思っちゃうんですよ。
この出産した女性は、ひとりで子供を育てなければならないのですよ。育てながら殺人未遂で捕まった子の父を待つのでしょうか。
お人よしの陣川君が、彼が出てくるまで、何かと手を差し伸べるのでしょうか。
またすべてのキャリアを失い打樋がれる桧山に、子供と妻は彼を許し三人で仲睦まじく去っていきます。
今まで華々しく活躍してきたのだから、彼には貯金があるのだろうか。だからきっとしばらくは大丈夫に違いない。子と妻の支えがあったら、またいつか復活していくのだ、きっと。いやだけどあの弟はどうなるんだ、その間は。まあ、彼は彼で何とかなるだろう。
なーんてこと、あなた、考えません?
というわけで、惰性と習慣で書いている「相棒」の感想ですが、今年もよろしくお願いいたします。