<チャレンジひとり旅その3>
副題をつけるならば、夜の話題は「こんな事もあろうかと」「何しているの」「それは何か許されぬ」と言うところ。だけど、一つ前の記事は、ブログ記事としては長いよね~。
まあ、午後のひと時珈琲のお供にお読みください。
でも、ちょっと今回は頑張って短めに。(頑張る事か?)
私が泊まったのは一人でもお気軽なビジネスホテルだったのですが、朝食付きだけど夕食はついていません。でも夕食を別に食べるのも意外と面白いのです。それは名古屋で経験しました。
ホテルについて、シャワーを浴び、誰が一緒と言う訳でもないのにお着替えをして化粧をし直してお出かけしました。
山形なんだからお肉なんか食べたいよな~・・・・
だけど・・・、
ああ・・・
なんですか、また何か?
って、思いましたか。
うーん、まあね。
だって、居酒屋ばっかりよ。山形の駅前って。
「おひとり様」はなんだって経験してみようって言ってもねえ、まだ「一人焼肉」は未経験。ましてや「一人居酒屋」なんて、お酒を普段から嗜まない私には、棒高跳び並みのハードルの高さなのでした。
そうだ、駅ビル!
普通はありますよね。洒落たレストランとか・・・
いや、あったかもしれないけれど、接客悪そうだったり、ピーンとこなかったりで、イマイチ・・・
もっとウロウロすれば良かったのかも知れないけれど、実は、私、あんまりグルメじゃないの。もっとはっきり言っちゃうと、家族がいなければ、食事なんかどうだって良いわけ。
コンビニで調達しちゃおうかな・・・。
と、駅ビルの一階を歩いていたら、鮭といくらの親子弁当が550円が3割引。あらっ、これでいいじゃない。春雨サラダも買って、更にコンビニでウメッシュとプリンも買ったりして。
もうこれで、o.kよ。
まあ、何が惜しいと言えば、どこかのお店に入ろうとお洒落して街に出てきたのになあなんてところかな。
写真でも撮るか・・・
だけど、そのとき私を呼ぶ声が・・・・
―ねえねえ、そこで何してるのかニャー・・
―えっ、どこ?
―ここに、いるニャー
振り向くと、茂みの横に夜の街に同化して、ニャンコが私に「ニャーニャー」と呼びかけてきたのです。
―そこにいたのか。でも、私、何も持っていないよ(嘘。鮭とイクラのお弁当を持っていた。)
―何もいらにゃいにゃ。
よく見ると茂みの中にちゃんとカリカリご飯が置いてありました。
ニャンコも暑い夏に耐えていて、少しだけ涼しくなった夜の風を楽しんでいたのでした。
―あっ、写真撮るのね、止めて・・
―だめ~、撮っちゃうもんね。
―しょうがにゃいにゃー
だけど、今日も暑かったのにゃ。ここ、涼しいから座って休んでいくのにゃ。
とニャンコは言ってくれたけれど、写真も撮ったし、ご飯もまだだし、ホテルに帰るわ、私。
―そうかにゃ、ばいばいにゃ。
と、猫好きにはたまらないひと時でした。
ホテルに帰って、夕食を食べレンタルしてきたパソコンでツイッターをしながら、「ハリーポッター」の映画を見ていました。なんとなくいつもの夜と変わりません。非日常を求めて旅をする。そんな願望も人にはあるのかと思うのですが、初めてのひとり旅、そこまでの欲は持っていません。
若い頃は、良く旅先で金縛りにあったり、悪夢にうなされたりしました。そんな事も、私にひとり旅を躊躇させる理由だったのです。夜は普通が良いのです。
エアコンを入れたら、天井が、パッキーンパッキーンと煩くて、もしも私がもっと若かったら、ラップ音とか思って震えちゃうけれど、もう大人です。壁が冷やされて音を立てて収縮しているのですよ、たぶん。
あんまり煩いので、「煩いよ!」と言ったら、鳴り止みました。
と、そこにラッタ君から電話が掛かってきました。
「こんなこともあろうかと」と言う内容の電話。その電話が終わると、
「じゃあお礼に、今日の事なんか聞いて差し上げよう。今日は何があったんだい。」と偉そうに聞いてきました。
それで、私は「シベールアリーナへの道」に書いたようなことを言いました。
「危ない事やっているなあ。あなたこそ、ipadとか必要なんじゃ。」
そうかも知れませんが、使いこなすには訓練がいるんじゃないの、それ。
「それで、今日の夜は何を食べたんだい。」
「550円の3割引のお弁当。」
「ちょっと待てィ!!!それって、家にいるときより酷いじゃん。」
「いやぁ、別に。」
「なんか許せん。」
「だから、別に平気だって。」
「いや、旅行に行ってそんなものを食うとは、人として何か許せん。よし待ちたまえ。今検索してしんぜよう。」
と言う訳で、翌日はラッタ君が検索したところでランチだったのでした。
一人の部屋でも一人じゃない。
本当にいつもと同じで寂しくもなく、快適な山形の夜は更けていくのでした。
副題をつけるならば、夜の話題は「こんな事もあろうかと」「何しているの」「それは何か許されぬ」と言うところ。だけど、一つ前の記事は、ブログ記事としては長いよね~。
まあ、午後のひと時珈琲のお供にお読みください。
でも、ちょっと今回は頑張って短めに。(頑張る事か?)
私が泊まったのは一人でもお気軽なビジネスホテルだったのですが、朝食付きだけど夕食はついていません。でも夕食を別に食べるのも意外と面白いのです。それは名古屋で経験しました。
ホテルについて、シャワーを浴び、誰が一緒と言う訳でもないのにお着替えをして化粧をし直してお出かけしました。
山形なんだからお肉なんか食べたいよな~・・・・
だけど・・・、
ああ・・・
なんですか、また何か?
って、思いましたか。
うーん、まあね。
だって、居酒屋ばっかりよ。山形の駅前って。
「おひとり様」はなんだって経験してみようって言ってもねえ、まだ「一人焼肉」は未経験。ましてや「一人居酒屋」なんて、お酒を普段から嗜まない私には、棒高跳び並みのハードルの高さなのでした。
そうだ、駅ビル!
普通はありますよね。洒落たレストランとか・・・
いや、あったかもしれないけれど、接客悪そうだったり、ピーンとこなかったりで、イマイチ・・・
もっとウロウロすれば良かったのかも知れないけれど、実は、私、あんまりグルメじゃないの。もっとはっきり言っちゃうと、家族がいなければ、食事なんかどうだって良いわけ。
コンビニで調達しちゃおうかな・・・。
と、駅ビルの一階を歩いていたら、鮭といくらの親子弁当が550円が3割引。あらっ、これでいいじゃない。春雨サラダも買って、更にコンビニでウメッシュとプリンも買ったりして。
もうこれで、o.kよ。
まあ、何が惜しいと言えば、どこかのお店に入ろうとお洒落して街に出てきたのになあなんてところかな。
写真でも撮るか・・・
だけど、そのとき私を呼ぶ声が・・・・
―ねえねえ、そこで何してるのかニャー・・
―えっ、どこ?
―ここに、いるニャー
振り向くと、茂みの横に夜の街に同化して、ニャンコが私に「ニャーニャー」と呼びかけてきたのです。
―そこにいたのか。でも、私、何も持っていないよ(嘘。鮭とイクラのお弁当を持っていた。)
―何もいらにゃいにゃ。
よく見ると茂みの中にちゃんとカリカリご飯が置いてありました。
ニャンコも暑い夏に耐えていて、少しだけ涼しくなった夜の風を楽しんでいたのでした。
―あっ、写真撮るのね、止めて・・
―だめ~、撮っちゃうもんね。
―しょうがにゃいにゃー
だけど、今日も暑かったのにゃ。ここ、涼しいから座って休んでいくのにゃ。
とニャンコは言ってくれたけれど、写真も撮ったし、ご飯もまだだし、ホテルに帰るわ、私。
―そうかにゃ、ばいばいにゃ。
と、猫好きにはたまらないひと時でした。
ホテルに帰って、夕食を食べレンタルしてきたパソコンでツイッターをしながら、「ハリーポッター」の映画を見ていました。なんとなくいつもの夜と変わりません。非日常を求めて旅をする。そんな願望も人にはあるのかと思うのですが、初めてのひとり旅、そこまでの欲は持っていません。
若い頃は、良く旅先で金縛りにあったり、悪夢にうなされたりしました。そんな事も、私にひとり旅を躊躇させる理由だったのです。夜は普通が良いのです。
エアコンを入れたら、天井が、パッキーンパッキーンと煩くて、もしも私がもっと若かったら、ラップ音とか思って震えちゃうけれど、もう大人です。壁が冷やされて音を立てて収縮しているのですよ、たぶん。
あんまり煩いので、「煩いよ!」と言ったら、鳴り止みました。
と、そこにラッタ君から電話が掛かってきました。
「こんなこともあろうかと」と言う内容の電話。その電話が終わると、
「じゃあお礼に、今日の事なんか聞いて差し上げよう。今日は何があったんだい。」と偉そうに聞いてきました。
それで、私は「シベールアリーナへの道」に書いたようなことを言いました。
「危ない事やっているなあ。あなたこそ、ipadとか必要なんじゃ。」
そうかも知れませんが、使いこなすには訓練がいるんじゃないの、それ。
「それで、今日の夜は何を食べたんだい。」
「550円の3割引のお弁当。」
「ちょっと待てィ!!!それって、家にいるときより酷いじゃん。」
「いやぁ、別に。」
「なんか許せん。」
「だから、別に平気だって。」
「いや、旅行に行ってそんなものを食うとは、人として何か許せん。よし待ちたまえ。今検索してしんぜよう。」
と言う訳で、翌日はラッタ君が検索したところでランチだったのでした。
一人の部屋でも一人じゃない。
本当にいつもと同じで寂しくもなく、快適な山形の夜は更けていくのでした。