「相棒ten」、始まりましたね~。病院のベッドで見ると言う記憶に残る一回目になってしまいました。
それはさておき、ロゴが綺麗ですよね。
と言うわけで感想ですが、なんと言う衝撃的な始まり!
あっ、そうそう。ストーリーは追っていませんのであらすじは→こちらで
13年の刑務所暮らしから解放されて、そして自殺。
動き始めた時に言った右京さんの言葉が印象的でした。
「生きて、『自分は殺ってない。』と訴えても、誰が耳を貸したでしょう。」
命を懸けなければ、この無念はは通じないと思ったのでしょうか。自殺した城戸の遺書には、自分は無実であり神戸尊を決して許さないと書かれていました。
自分を有罪に貶めた者は尊だけではなかったのに、なぜ尊の名前を出したのでしょうか。
もしかしたら、最後の方でその種明かしがありましたか?
ちょっと告白してしまうと、なにぶんベッドの上で見ていたので、ラスト数分時々意識が飛びました。物語は追えても、会話が飛んでいます。だからその種明かしがあったら、ちょっとまぬけな感想になってしまうのですが、助けを求めた者に裏切られた、ゆえに尊を許さないと思ったのだと思いますが、その心の奥には、そう書くことによって尊に真相を暴いてもらいたかったのだと思います。
もう一度助けを求めた?
いや、最初はそう思って見ていましたが、最後の方で考えが変わりました。
ちゃんと見ろよ。ちょんと真相を暴けよ。お前は警察官じゃないか、と言う想い。
真実を暴くと言うのは右京の信念。それは時には暴走して、ある時には辛い結末を迎える時もあります。だけどそれこそが警察の本文であり、そんな右京に触れて尊は凄く成長していたのですよね。
衝撃的な始まりは、城戸の自殺だけではありませんでした。
なんとたまきさん、「花の里」を畳むなんて!
食事の心配をする右京さんに、「もう子供じゃないんだから」と諭すたまきさん。
なにげに益戸さん降板ですか・・・。
ついでに本編とは関係ない事を良いますと、間のCMが気になりました。片山雛子、そんな所で爽やかな顔をして何をしているの?
いろいろな人が「相棒」に登場しては去っていきました。二回出てくると、既に準レギュラーのような「相棒」の仲間意識が生まれたりもしますが、その中で雛子はかなりの印象度高い、アル意味準レギュラーですよね。この人の手ごわさは考えてみれば、小野田さんの上を行き、いつか真正面から対決する日も来るかもしれませんね。
お話を本編に戻します。
が、物語の進行には余り関係のない感想を、ちょっと。
部屋で待っていた、捜一トリオ。その彼らと、暇か課長の会話がかなり面白かったですね。
「いちいち合いの手はいりません。」とか・・・
去っていく時には
「お疲れ様でしたー。」と言われて追い払われる課長。
尊が描いた似顔絵、そっくりでしたね。意外な才能が!
ええと、他にもあったのような・・・
間が空いたので忘れちゃったな。テヘッ^^
で、本編に関係のある感想ですが、大沢さん演じる元管理人の男が出てきたときには、「ああ、こいつが犯人だ。」って思いましたよね。そして推理もそんなには難しくない。すなわち犯人当てではなかった回でした。
その男が、すらすらと右京さんの推理と全くたがわず自供した時は、こいつ、一事不再理を狙っているなと、私にもすぐに分かりました。なんたって、彼の後ろには、元刑事が1名、元検事が2名、元判事が1名と言うブラックフォーが付いているんですものね。
だけど、冤罪を生んでおきながらその真犯人に脅かされるなんて、そしてその4人とも保身に走るなんて、結構シナリオが強引だなと思いました。
でもその後の二転三転な展開の面白さに、まあ良いかなと思ってもしまうのです。なんたってドラマなんですからね、リアルさより面白さの追求が大切なんですよね。
しかし最後の尊の後悔にむせぶシーンに、ある意味不安が走りました。
あの噂は、本当かも知れない。
ミッチーの降板・・・・
この一回目は、その可能性を充分示唆するものだと思いました。いつかその悔いは尊に何かしらの行動に走らせる布石になるはずだからです。
だけど本当のことは分かりません。
「相棒ten」は始まったばかりです。
さあ、何処に向かって走っていくのでしょうか。しっかり見守るよ、私。
ラスト、いつもの習慣で「花の里」に向かう右京さん。
真っ暗な「花の里」の前で、「僕としたことが・・・」
明かりの消えた「花の里」、寂しかったですね。
何が起きるか分からない「相棒」、次回も楽しみですね。
ちなみに今回の視聴率は19.7。
【追記】
10月26日の再放送も見ました。
やっぱり真実の追究、そしてそれを白日の元に晒す事が右京の信念ですよね。
元管理人の男は、確かに法では裁かれない。でも右京は刑務所の方が良かったと思うことになるだろうと告げます。その場の罪の捌きから逃れても、罪自体から逃れることは出来ない・・・
法の裁きで、罪を償うチャンスを失ってしまったと言う言葉が印象的でした。
最後の尊の嘆きを慰めるラムネ様に、尊への愛を感じたのは私だけでしょうか。