森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「死刑にいたる病」

2022-05-13 20:39:22 | 映画

映画の感想を、このさいだから書いておこうかなと思います。

「このさい」と言うのは「どのさい」なのかは置いておいて、5月9日に見てまいりました。あっちもこっちも痛いところだらけなので、家に引きこもっていたいなと思っていましたが、パンと牛乳とラップがなかったものですから、家を出たついでに気になっていた映画を見てきたわけです。

24件の殺人事件で逮捕され、9件の罪で立件され死刑を宣告された殺人鬼が、その最後の事件だけは冤罪だと訴えるー。

なんか面白そうだなってなるじゃないですか。

 

でもこの映画・・・・・・マジ、怖かったです。

まずシリアルキラーの榛村大和(阿部サダヲ)の殺人シーンが怖すぎる・・・・。

いや厳密に言うと、その前のいたぶりシーン・・・・

直視できず、見てないシーンが多いので200円ぐらい返してもらいたいと言う気分にもなります。(もちろん冗談です。)

それよりもさらに怖いのは(さらに怖いって!!!)、大和の人を惹きつける魅力です。

子供たちもそうですが、近所の人が「正直なところ、あの人に警察から匿ってくれと言われていたら、俺は匿ってしまったかも知れない。」と言わしめるほど。

皆大和に心を許し、そして・・・・・。

 

ところがこの恐ろしい大和の人を懐柔していくシーンで、私はただ震えるばかりという事はなく、すこぶる「なるほど~ !!」と思っていました。

今度仕事で使おうって・・・・ふふふ

あっ、だから200円返してと思ったけれど、やっぱりその200円払います。

 

話を映画の方に戻して、第3に恐ろしかったのは、取り込まれた者がー、ここでは主役の筧雅也(岡田健史)がダークサイドに落ちていく所。

だけど真犯人かと思われた謎の青年金山一樹(岩田剛典)が現れて、いろいろな真実が明らかになるのです。

と言うか、その真実が第4の恐怖です。

本当に震えます。

 

そして平和な日々が・・・・・と思ったのに、ラストが !!!!

えーっ。あっそうか~!!!!

あり得る~!!

と、暗い気持ちになってシアターを後にしました。

 

映画が重かったので、その後緩和して帰りました。

あっ、もちろんパンと牛乳とラップは買いました。^^

 

 

役者さんは皆良かったです。

画像が見つからなかったのですが、中学生の時の同級生で今同じ大学の女性、加納灯里(宮崎優)も良かったです。

世の中には出会わない幸せって、ありますね。

出会える喜び、出会わない幸せ。

榛村大和のような人には、絶対に出会いたくないものです。

 

 


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「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

2022-05-13 10:27:13 | 映画

長々ブログ生活をしていると、たった3日空いただけで、たくさん休んでしまったような気がしてしまいます。

そして何から書くのか分からなくなったりして・・・(^_^;)

最近ほんの少しの早寝をしようと心がけていて、今まで真夜中がブログ更新タイムだった私は、ちょっと更新のきっかけを逃しているような気がします。

それからたぶん、この映画の感想を書こうとして、なんだか手が止まったように思います。

 

実はこの映画、公開初日に見に行ったのです。

別に普通に楽しい映画だったし、急いで感想を書かなくてもいいかなんて思っていて、でも4月のおまとめをしなくてはなと思い、気になっていた事の検索を掛けたら、「あーやっぱりそうだったんだ !!」となって、手が止まったのでした。

と、言っても手を止めるほどの衝撃ではなくて「やっぱりその解釈で間違えてはいなかったのか。」程度なのですが、感想としてどう書けばいいのかなと放置してしまったのです。

先に違う感想を言いますと、グリンデルバルドのキャスト変更は、私的には何の問題も無かったです。と言いますか、私、かなりのジョニデ好き。ずっと好きな俳優さんです。だけど元々この役のジョニデ、ちょっと好きじゃなかったんです。たぶんメイクが。もし彼が降板しなくても、このお話には普通に近い美しい彼を前面に出していた方が良かったと思いました。

だから派手な不自然なメイクのないマッツ・ミケルセンはとっても良かったです。

あとは楽しい愉快な仲間の冒険譚。ラストもホンワカで良い終わり方でした。次回作も楽しみ。

ただ私には、復習必要だったような気がしました。皆それぞれのココにいたるまでのエピソードがあったのに、少々忘れ気味だったので、もう一回復習後に見たいような気もしました。

で、あの人。ネタバレにならないように書くと、「あの人」は前作の時に何か深い考えがあっての、あの行動じゃなかったのかと思ったら、そっちの方がびっくりでした。

まあ、とにかく切ない部分もあったけれど、良い終わり方で幸せな気持ちになれる作品だったと思います。

 

そして、上に書きかけた事ですが、調べたらこれはちゃんと公式的に言われていた事なので、たぶんネタバレにはならないのかもしれません。だけど私みたいにあまり情報なしで見たい方は、以下はスルーしてくださいね。

 

作中で一番気になったセリフは、同じ考え方と同じ行動だったと過去を責められるとダンブルドアが「愛していたからだ。」とグリンデルバルドに言うのです。

私はこれは最初、ダンブルドアのグリンデルバルドへの深い友情の事を言っていたのだと思ったのです。

少々年齢を重ねてくると、「愛」に対しての気持ちの振り分けが曖昧になって来て、深い友情に伴う愛も恋の想いに伴う愛も、あまり変わりがない事に気がついてくるのですが、若い時はね、そこにエロスがあるから、その差が明白なんですよね。

無くなっちゃうと同じ・・・・(笑)(笑)(笑)

だけどやっぱり家に帰ってからも、たった一言なのに心に残ったのです。やっぱりこの言葉を、そんなにストレートには言わないよなぁ、普通。

そしたら、やっぱり感想を書こうと思って、そこの所の解説を読んだら、ダンブルドアはゲイという事で、その解釈で良かったのでした。

なんと中国では、その6秒のシーンを切っての公開だったのですって。

という事は・・・・・「ダンブルドアの秘密」って、それ ?

ちょっとエーッてな感じかな。

私は別にBL全盛期の少女漫画世代なので、それはそれでも全く問題ないし、または深い友情の愛でも全く問題はなかったです。

でも彼はその深い思いを、ようやく断ち切ったわけですね。

 

そう言えば、この話を夫に話したら、彼もまったく気がつかず、「そこまで深く考えてみてなかった。」と言っていました。

じゃあ、「ダンブルドアの秘密」って何かと言ったら、たぶん私たちの目から見たら、家族の秘密だったのかなと思いましたが、やっぱし、そこまで深く考えていなかったと言うのが、正しい意見でしょう(^_^;)

 

 

 


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