映画の感想を、このさいだから書いておこうかなと思います。
「このさい」と言うのは「どのさい」なのかは置いておいて、5月9日に見てまいりました。あっちもこっちも痛いところだらけなので、家に引きこもっていたいなと思っていましたが、パンと牛乳とラップがなかったものですから、家を出たついでに気になっていた映画を見てきたわけです。
24件の殺人事件で逮捕され、9件の罪で立件され死刑を宣告された殺人鬼が、その最後の事件だけは冤罪だと訴えるー。
なんか面白そうだなってなるじゃないですか。
でもこの映画・・・・・・マジ、怖かったです。
まずシリアルキラーの榛村大和(阿部サダヲ)の殺人シーンが怖すぎる・・・・。
いや厳密に言うと、その前のいたぶりシーン・・・・
直視できず、見てないシーンが多いので200円ぐらい返してもらいたいと言う気分にもなります。(もちろん冗談です。)
それよりもさらに怖いのは(さらに怖いって!!!)、大和の人を惹きつける魅力です。
子供たちもそうですが、近所の人が「正直なところ、あの人に警察から匿ってくれと言われていたら、俺は匿ってしまったかも知れない。」と言わしめるほど。
皆大和に心を許し、そして・・・・・。
ところがこの恐ろしい大和の人を懐柔していくシーンで、私はただ震えるばかりという事はなく、すこぶる「なるほど~ !!」と思っていました。
今度仕事で使おうって・・・・ふふふ
あっ、だから200円返してと思ったけれど、やっぱりその200円払います。
話を映画の方に戻して、第3に恐ろしかったのは、取り込まれた者がー、ここでは主役の筧雅也(岡田健史)がダークサイドに落ちていく所。
だけど真犯人かと思われた謎の青年金山一樹(岩田剛典)が現れて、いろいろな真実が明らかになるのです。
と言うか、その真実が第4の恐怖です。
本当に震えます。
そして平和な日々が・・・・・と思ったのに、ラストが !!!!
えーっ。あっそうか~!!!!
あり得る~!!
と、暗い気持ちになってシアターを後にしました。
映画が重かったので、その後緩和して帰りました。
あっ、もちろんパンと牛乳とラップは買いました。^^
役者さんは皆良かったです。
画像が見つからなかったのですが、中学生の時の同級生で今同じ大学の女性、加納灯里(宮崎優)も良かったです。
世の中には出会わない幸せって、ありますね。
出会える喜び、出会わない幸せ。
榛村大和のような人には、絶対に出会いたくないものです。