森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

3月4日は妹の誕生日でした

2025-03-05 01:43:03 | 梢は歌う(日記)

3月4日も雪でしたね。

でもトップ画像は、雪が舞うように降っていた3月3日に撮ったものです。

私たち姉と妹の3人のグループラインがあるのですが、その前はスノウさんを入れて4人のグループラインがありました。実は今もそのままになっていますが、彼女が居なくなってからは、そこは封印されているような感じ。ただ1年に1回だけ、開くのです。

それはスノウさんの誕生日の日。

生きていた時と同じように、「おめでとう」の文字が飛び交います。だけど違うのは、いつまでたっても「既読」の数が「2」のままなんですね、当たり前だけど。

それでもその既読の数は、ずっと後になると決まって「3」に変わる・・・・・。

いやいや、オカルトの話ではないです。彼女の夫さんが、何気なく見ているのです。閉じられていたグループラインが開いているから・・・・。

でも今年も見るかは分からないことです。もう見ないかな・・・・・。

だけどむしろ今年は見て読んでもらいたいような気になっています。

こんな事を書き込んだから。

 

『この前、久しぶりにゆきちゃんの夢を見たよ。
前に、キミちゃんの知り合いの人が、夢の中で亡くなった人がおしゃべりしている時は、まだそばにいるんだって。けっこうゆきちゃんとは夢の中で、日常的な会話をしてきたんだけれどね、最近はすっかり夢からして見なくなっていたんだ。』

『だけど君は立っていて、夢だから前後の脈絡は無いんだけれどね、私は立っているゆきちゃんの肩に手をやって言ったんだ。
「あんな大変なことを乗り越えたんだから、きっとこの先は何があっても大丈夫だよ。」って。』

『そしたらね、ゆきちゃんは振り向いて、そして言ったんだ。
だけど何て言ったかの前に一言だけ言わせていただくと、その時のゆきちゃんが、ものすごく綺麗でさ。ほらっ、私、身内馬鹿なもんで、その綺麗さに、なんかちょっぴり鼻が高くなったような気がしたよ。
でね、その時ゆきちゃんが何て言ったかと言うと
「うん。あたし決めたんだ。この先はしっかりと生きるよ。」って。』

『目が覚めて、私はすっかり悲しくなって、何が「生きるよ。」だよって思ったの。
でもその話を友達に言ったら、「生まれ変わったんだね。」って即答で返って来て、そう言うことだったのかと、また私はちょっぴり泣いたんだ。』

『ゆきちゃん、おめでとう。
世界のどこかで、また幸せな思い出をたくさん作ってくださいね。』

 

この書き込みに、姉の蝶子さんも妹の名都さんも泣いてくれました。

そして私もまた、ちょっとだけ泣いた・・・・・・

 

「泣いた」と書き込んだら、あることを思い出したのですが、実家の近所の家に、親の介護のために息子君が帰ってきたみたいです。その息子君は、なんとスノウさんの同級生だという事が挨拶の時に分かって、姉が彼女が亡くなっていることを伝えたんです。するとその男性は、

「知ってます。クラスの連絡網で流れてきましたから。」と言ったと言うのです。

 

スノウさんが以前、かなりさりげなくだけれど、中学のクラスはみんな仲良しだと自慢していました。そして定期的にクラス会を実施していたのです。

ある日、これまた近所のスノウさんの同級生のお母さんが私の母に会った時に、お礼を言われたそうです。

「うちの子、クラス会なんていまさら行っても楽しいかなと不安だったみたいなんだけれど、凄く楽しかったと喜んで帰ってきたのよ。ゆきちゃんのお陰です。」って。

スノウさんは少々ホステス気質みたいなところがありました。

私は時には、それが騒々しく感じる時もあったのですが、そのお礼の話を聞いて、きっと誰一人ポツンとさせることなく、みんなを巻き込んで楽しい時間を作っていったんだなと感心していました。でもそれを口に出して、彼女に伝えたことがあったかしら・・・。

だけど「クラスの連絡網で流れて」の言葉を聞いた時,「そこまで!」と胸がいっぱいになり涙がこぼれました。

「凄いねぇ、君さ。」と手を取って褒めてあげたい、スノウさんを。

 

でももう叶わないー。

涙は会いたいけれど会えない寂しさからと言うのもあるけれど、悔いの気持ちからと言うのもあると思います。

だから好きな人大事な人には、ちゃんと口に出していっぱい褒めてあげましょう。すぐに忘れてしまう悟れない私ですが、そう思った今日だけでも、私の言葉でほんのちょっとの幸せを配ることが出来たら、それはそれで私にとっても幸せな事なのかもしれませんね。

 


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