もう一昨日だったかな。
ロケ地になった紅茶屋さんの情報がツイッター(現X)に流れて来て、ちょっとテンションが上がりました。
六本木から近い「デンメアティーハウス」。行こうと思えば行ける場所なので、是非行ってみたいなと思いました。
そのHPは→DEMMERS TEEHAUS | ウィーンの紅茶商デンメアティーハウス
あの紅茶屋さんのシーン、良かったですよね。
ライターさんもお勧めのシーンだそうですよ。
でもあのシーンで、「右京さんの友達」を思い出した方も、多くいらしたのではないですか。
私は、なんか言葉の端々にもそれを感じさせるものがあって、右京さんはいつも友達を紅茶屋さんで見つけるのかしらと途中まで思っていました。
たぶん同じライターさんかなと思って、その時の感想を読み直してみたら・・・・
その時の感想はこちらです→相棒season12「13話右京さんの友達」
そう。この時の感想を読み直してみたら、同じライターさんの真野勝成さんだったのですが、この作品が、彼の「相棒」デビューだったのですよ。
その11年後に「相棒」のトリ作品。なんかしみじみとしちゃった^^
あの時、「孤独の研究」をしていた毒島さんとは友達になれた右京なのに、「惡の研究」をしている浦神鹿(毎熊克哉)が「友達になってください」と言って差し出した手を、右京は取りませんでした。何者でもない彼の何かを、右京はこの時すでに見抜いていたのでしょうか。
だけど私は、彼の東インド会社設立からのヨーロッパの植民地支配のはじまりから、世界中に紅茶の文化が広まったと言う話には、まじめに耳を傾けていました。決して目新しい画期的な話ではなく、興味のある人にとっては、かなり普通のお話。だけどこれは本当は、例えば戦争が、間近なものでなくても、凄く遠いアレクサンダーの東方進出にしたって、それが文化交流を果たしたり、または新しい科学を生み出していったりしてることは事実で、じゃあ、それは必要悪だったのかと言うと、そんな事は決して「はいはい」と認めるわけにはいかないわけで、彼は上澄みだけを掬って話したようなもので、かなり深い内容だったのだと思います。
右京は右京として必要悪のような事を笑顔で語る人と、友達にはなれないのは当然なことかも知れませんね。
それとも何者でもない者は、何者にでも変わって行ってしまう、つまり怪物になっていってしまうことを感じていたのでしょうか。
しかし彼って、本当に何者!?
今回、細かいことを言ったら、冒頭からして「猫の手を借りたい」に反応して薫が「にゃあ」と言うと、右京が「はいはい」とあしらう。そんなところから好きだったし、襲われた都議の警護をする捜一トリオを、都議の娘ちゃんが「わたしの三銃士」と言うと、三人がにやけるところも好きだったし、暇ではない角田課長も見せ場だなと思ってみていたし。。。
だけど私は怒りを感じました。
痛い思いと、未来の扉を閉ざすような刺青をさせて、そして罪をかぶせて、その上で殺す。
まだ18歳でしたっけ。
何でそんな残酷なことが出来るのでしょうか。
どんな時にも味方である親と言うものがいないのでしょうか。支えてくれる友達もいなかったのでしょうか。
指示されたら動くしかない、知恵無き生活を送っていたからでしょうか。
そうであっても、人の命をゴミのように扱うやつらは許せません。
この怒り・・・・・
つまりライターさんの罠にはまったという事なのかもしれませんね。
というわけで、次回も楽しみですね。
ゲストさんたち、毎熊克哉 片桐仁 平山祐介 愛希れいかもみんな好き。