※ ドラマの感想は、あらすじは書かないけれどほぼネタバレ全開ですので、未見、または再放送時にはお気をつけて。
「13~死者の身代金」「13~隠された真実」の感想です。
今回前編も後編も、セリフが面白くて全編まったく飽きませんでした。。それだけ力が入っていたのかしら。
ただ前編を見た時、これは大きく風呂敷を広げて小さく畳むってやつではないかと思っていました。
骨になっても元官房長の者となれば、大きな事件です。
右京たちは早々と、これがゲーム感覚の子供の犯行ではないかと踏んでいましたね。
だけど「13」と言う数字の拘りの理由を知った時、なんだか私は少年たち(一人少女)が可愛そうに感じてしまいました。
クールな人たちから見れば、けっこう彼らはイッパシです。
でも実はちっぽけな小さな子供にしか私には見えず、そんな子供が親の罪を暴き、償ってもらうためにこんな事を一年がかりでやって来たのかと思うと、なんだか切ないなと思うのでした。
少年たちが円陣に寝転がって、「ああ楽しかったな。」と時を振り返るところは、良いシーンだったと思いました。
そうだろうなと私も思ったからです。
彼らの思う正義の為に、罪を犯す冒険。そのためにたくさんリサーチして、そして実行した。楽しかったよね。
少女が13歳という年齢だとと、その罪と罰について語ります。
そんなに大きく罰せられないと言いたいのでしょう。
でも君たち、違うだろって、私はそこからはちょっと違和感を感じざるを得ませんでした。
罰の大きさは違っても、罪の大きさは同じだよ。誰かの口から、たとえ盗まれたのが骨であっても、それを本当に大事に思っている人にとっては、胸が潰れるくらいの悲しみの時間であったかもしれない事を、彼らに伝えて欲しかったです。
今は100年時代って言われているじゃないですか。団塊の世代だと、その息子たちの事ばかり思ってしまう人が多いかも知れませんが、親も意外と生きてるよ~。
それが引き金で今まで元気だった人がボケたりショック死したかもしれないじゃないか。
ドラマの感想なのに、想像過多ですって !?
まあ、そうなの。分かっているんだけれど、子供使っちゃったら、やっぱり、綺麗にまとめ過ぎず、彼らが泣きじゃくるぐらい誰かに叱って欲しかったなって、ちょっと思ったものですから。
まあ、このシーンを長々語る人は、私くらいなものかも知れませんね(^_^;)
だけど彼らの友情の物語は良かったですよね。
「本当に試練はこれから」とまた少女が言いました。
「だけど大丈夫。俺たちがいるから。」
最終回スペシャルに相応しく、かなりいろいろとぶち込んで来た面白いお話だったと思います。
普通は、まず話題にするのは、米沢さんと神戸君の再登場でしょうか。
米沢さんは変わらない良い味出していましたし、神戸君もいい感じ。薫ちゃんも神戸君も、お互いにルックスは自分が勝ちと言っていたのも笑えましたね。
神戸君のお蔭で(実は最終回だから)、移動もヘリと派手でカッコ良かったですね。
「相棒」の世界では、動画配信サイトを「チクタク」と言うのですね。
それを知らずに「時計か」と言う内村刑事部長。思わず笑ってしまって、口を押える芹沢。
右京にとっては憎まれ口をたくさん言って、それで化けて出てきてもらいたい小野田元官房長だったのですね。
そしてやっぱり美和子スペシャルでしょうねぇ。
色が、、色が、、、
スペシャルすぎるって(笑)
でも私はまだ言いたい事が・・・(^_^;)
ひとつは、あの河童先生の塾ね。
ああいう私塾って良いなぁって思うんだけれど、あれってお月謝が発生してる塾なんだろうか。
不思議な塾でしたね。
もう一つは、「正義」くんのあの両親は、いったいどういう気持ちで彼にその名前を付けたのでしょうか。
キラキラ過ぎる、確かに。
でも、彼は、彼らが既に父親にヒ素を飲ませようとしていたか、飲ませていた頃に生まれたわけで、それなのに「正義」。
何を思って、その名前を付ける事が出来たのか。
見逃したのかも知れませんが、やっぱり私には理解しがたいものがありました。
「相棒21」も無事終了しましたね。
今シーズンも、お読みくださりありがとうございました。m(__)m