森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「他人は地獄だ」を見ました。

2022-01-26 00:39:05 | 海外ドラマ

「トッケビ」からファンになったイ・ドンウクのドラマは、私的には外せないような気がしていて、この「他人は地獄だ」というサスペンスも見たいとずっと思っていました。

このドラマの事を知った時に、何処かで見る事が出来ないものかとネットをウロウロしていたら、ついつい地雷を踏んでしまって、主人公のジョンウ(イム・シワン)がどうなってしまうのかが分かってしまったような気がして、「見なかった見なかった」と自分に暗示に掛けそのサイトを閉じたと言う、いかにも私らしい失敗が・・・・(^_^;)

その時、なぜかイ・ウンドクは怪しく見えただけのツリの人のような気がして、そしてもう少し脇役なんだと思っていました。怪しく見えただけの人っていうのは、何気ないファン心理だったかもしれません。

全然脇の人ではなくて、ど真ん中にいました。

怪しく見えただけの人なんてとんでもなくて、一番怪しい人そのものでした。

これ、ネタバレと言うわけではないです。

最初からそういうドラマだって、たぶん皆さん分かってみるドラマだと思いますから。

 

このドラマがアマプラで見られるようになったことが分かったので、同じくイ・ドンウクファンの姉に、しかもスノウさんの家にお見舞いに行った時に無邪気に勧めたのです。

するとスノウさんも「私も見るね。」と言ったのですが、きっと私たちが帰ったら、そう言った事は忘れたと思います。寧ろ忘れて欲しいです。

1話目を見て、「お勧め撤回宣言」をしました。

シリアルキラーの話は意外と好きなんです。「ハンニバル」とか「クリミナル・マインド」とか。(ただしスプラッタシーンは見ない。)

そんな私でも、これ1話目を見て思った事は「キッツ―」です。かなり辛いです。元々サスペンスなど好きではない姉などには耐えられないレベルなんじゃないかなと思ったのです。

暗い汚い貧しい。住人は皆変な人たち。

ジョンウの入ってしまったエデン考試院は、まるでごみ溜めのようなところ。

そんな所から足掻いても抜け出せない恐怖が、そこにはあったかも知れません。

やたら明るくて、お節介な普通のおばちゃん風な大家さん。こんな人が居たら、私は騙されちゃうと思う。

本当に怖い。

イ・ドンウクの美しさがまた怖い。

 

1話目もやっと見て、2話目も三回ぐらいに分けてみて、エデン考試院の秘密が秘密ではなくなり、きっと成るように成るサと思った頃から、急に面白くなってきて後半は10話まで一気見でした。

やっぱり彼らの最後は見届けなくちゃと言う気分になったからでしょう。

 

ちょっとdvd-boxの解説から言葉をお借りします。

『◆累計8億PV! 39週連続ランキング1位! 評価平均9.8点!
韓国中を震撼させた驚異的メガヒットWEB漫画を実写化
原作漫画「他人は地獄だ」は、韓国の電子漫画サイトNAVER WEBTOONにて連載初期からその衝撃的なストーリー展開で話題を集め、韓国中で大ブームとなった。
その結果、連載終了時には累計8億PV、日曜ウェブ漫画ランキング(※)39週連続1位、そして平均評価点10点満点中9.8点という前代未聞の大記録を打ち立てた。
実写化に際して、各キャラクターの再現性は原作ファンからも称賛を集め、ドラマで展開された原作を越える恐怖描写の数々は、オリジナル同様に中毒者を数多く生み出した。(※NAVER WEBTOONにて毎週日曜日に更新される作品の人気ランキング)』

 

ラストはやっぱり、暴力とは違った意味で怖かったです。

死んでほしくない人もいたので、ショックなシーンもありましたが、ムンジョ(イ・ドンウク)が自分の仕事は解体して組み立てる事だと言っていましたが、彼の仕事が終了するまで、ほぼ10日ぐらいだったのではないかと思うと、それもとっても怖かったです。

そしてやはりジョンウがカフカの「変身」を読んでいたのは、何かを最初から示唆していたのかもしれません。

 

韓国ドラマのサスペンスって、刑事ものだと彼らの暴言やボカスカと言う暴力シーンがざら。

だけど物語の発想はメチャクチャ面白いので、そういうシーンは我慢して見ているか、見ていないんですね。ここは日本でリメイクする時は考えなくちゃいけない所だと思います。

ちょっと妄想ですが、もしもこれを日本でリメイクするとしたら、一時期このような映画の主演ばかりやっていた、大竹しのぶさんがやはり大家さんが良いのかなと思いました。ムンジョ(イ・ドンウク)の役は、松坂桃李さんとか。ジョンウは北村匠海さんとか。

 

因みにこのタイトルの「他人は地獄だ」は、サルトルの戯曲「出口なし」の「地獄は他人である」という言葉から生じた言葉らしいです。どいう意味かと検索してみると、この「出口なし」の物語を解説しているサイトがあって、その方の記事を読むと、「ややっ !」という気持ちになってしまいました。このWEB漫画の作者は、その言葉の語源になったサルトルの戯曲を知っていて、このおぞましき物語を作ったのではないかと思えたのでした。

いきなり素晴らしい~という気持ちにもなってきました。(笑)

ご挨拶が苦手なのでリンクはしませんが、「地獄は他人である」で検索などしてみてくださいね。

 

 

 

 

・・・・・

 

 


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