森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

8月の結婚式

2015-08-03 02:07:09 | 梢は歌う(日記)

この数年に出席した甥や姪の結婚式で、今時の結婚式は私の時代とはいろいろ違うなと思うことがたくさんあります。

まず仲人をがいないと言うのは、もうある意味、常識かもしれません。主賓挨拶がない場合もあります。この主賓挨拶、10分越えの長さでしかも内容がつまらない場合、すこぶる忍耐が必要ですよね。〈今回はまさに…コソッ〉

でも一番違うなと私が思っているのは、新郎と新婦が自ら挨拶をし声をよく発すると言う点なのです。

 

新郎の挨拶で始まって新婦の今の気持ちを自分で述べると言うように、とにかく良く声を出します。

昔のようにお雛様のように前に座っていると言うわけではないのですね。

なんだかとっても素晴らしいなと思いました。

 

でもこれも自由であって良いと思う項目の一つですよね。

来賓への感謝の気持ち、親に対しての感謝の気持ちを書いた手紙や詩を司会が伝えると言う昔ながらのやり方だってありですよ。

だって誰もが、ハキハキした子供だったと言うわけでもないし、人前で話すことがすこぶる苦手だった子供もいるわけでしょう。

その人たちが大人になったからってそうそう人は根本的な所で変わるものではないのですよ。

一生に一度の事なんだから、この時に頑張れなくてどうするのよ…的なそんな考えは要らないと思います。

 

その人にあった無理のない結婚式が、一番心に残りますよね、きっと。

と言うのは、自分の子供の事がちらりと頭に浮かんでいたからかもしれません。

 

8月1日は家族4人で、親戚の結婚式に出席しました。

お友達が凄く多くて、届いたビデオレターも凄く心のこもったもので感動的でした。

 

今の時代は、2分の一成人式ってあるじゃないですか。

青年が人生の集大成なんて全く変だけれども、結婚式って、まるでそこまでの人生の集大成みたいな感じがしてしまって〈素晴らしかったので〉、うちの子たちにはコンナノ無理だわと、ちょっと心穏やかならぬザワツキのようなものを感じてしまったのでした。

 

でも心のこもった演出で本当に良い結婚式でした。お料理も美味しかったし、何よりも嬉しかったのは家族四人で出席と言う点だったかも。

それなのに、その家族四人で写真を撮ったりするのをすっかり忘れてしまいました。

 

だって、暑かったんだもん。

 

 

場所はどことは言いませんが、都内の結婚式場で有名なある所。そこの庭園が素晴らしいと言うので、今度友人たちとお食事に行こうと言っていた場所だったのですが・・・

なんたって暑すぎて庭園散策なんてありえません。

ふと待合室から見下ろした場所に

もしかしたら、あそこが写真を撮る場所なのかしら!?

うっひゃー、厳しい…と思ったら、チャペルの中で集合写真は撮りました。

 

でも後ほど、トイレに行った際にお掃除の方とおしゃべりしたところ〈おばさん度が進んで、誰とでも仲良し。今、私に聞き込みやらせたら、結構うまいと思うよ^^〉、午前中は、その外で撮っていたらしく、見かけたお掃除の人は思わず気の毒だなと思ったらしい・・・・。

 

見た感じは涼しげ&噂通り素敵で

またゆっくり散策してみたいところだなと思いました。

美味しかったお料理・・・・

 

これに最後にウエディングケーキのおすそ分けが付きました。

 

あっ、そう言えば、ここも違いました。ここと言うのはウエディングケーキが食べられる事ではなくて、〈そこも違うけれど〉、今時は父親挨拶が新郎の父のみではないのですね。

これは「今どき」と言うのではなくて、「今回は」と言うものなのかも知れません。

新郎の父、新婦の父、そして新郎自体が挨拶をしてお開きになりました。

 

お父様たちの挨拶は素晴らしくて、夫も「二人とも凄いな。」と小声で言っているのが聞こえました。

きっといつか来るかもしれない〈または来ないかも〉未来の自分を重ね合わせていたのかもしれませんね。

 

私的には、無いと思い込んでいた新婦の父の挨拶があった事が印象的で、その内容も心に残りました。

「素敵」とは「素」には「敵わない」と言う意味なのだと言うもので、なかなか趣深い挨拶でした。

 

その挨拶を聞いていて、私は思いました。

近頃は、「ありのままで」とアナ雪の歌が流行りましたが、現実にはありのままに生きていくことは、本当に難しい事だと思います。虚飾の衣やプロテクターをまとって、身を守っていることも多い事かと思うのですね。

でも虚飾の衣を豪華にすることに勤しまずに、「素」の自分を磨いて行く事がいかにも肝要。

素であっても敵わない人が素敵な人なんだなと。

 

8月の結婚式は確かに暑かったけれど、そんな事はあまり関係がないなと感じました。

 

だいたい結婚式と言うのは当事者たちの都合で良いんですよね。

「赤毛のアン」のアン・シャーリーの結婚式は、夜明けが良いと言うアンの望みで、みんな夜明けとともに集まって式を挙げたんじゃなかったかしら。

それと比べたら、何月だろうとフツーって気がしちゃうわ、私。

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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素敵。。のことば (koumama)
2015-08-03 08:00:53
素にかなわない。。ということなのですか。
親御さんの言葉。。すごくいい言葉ですね。
甥っ子さんご結婚おめでとうございます
ここのお庭。。たぶんあの式場だなぁってわかりました(笑)お庭素敵なんですよね。
でもこの暑さ。。きついと思うから中で撮影でよかったですね(笑)
若い人の新しい結婚式
学んだり発見したりすることが多くて楽しいですね
私たちの息子の時は。。さてはてどうなるんでしょう(笑)
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koumama様 (kiriy)
2015-08-04 15:25:20
いつもコメント、ありがとう。
さすが !
式場、ばれましたか(笑)
後で写真を見る分には、美しい緑を背景にって素敵だったと思うのですが、やっぱり暑すぎて中での写真で本当に良かったです^^
チャペルを出てきたところで、また新郎新婦・ご両親が写真を撮っていたのですが、それを待っているだけでも汗だくになりました。でもあちこちに給水ポイントがあって・・・
(^ε^)♪

>若い人の新しい結婚式
学んだり発見したりすることが多くて楽しいですね

本当にそう思います。

>私たちの息子の時は。。さてはてどうなるんでしょう

けっこう、これ不安です。

私たちの年代って、介護の事に心を砕いたり、息子たちの未来を思ったりで、いろいろ疲れてしまいますよね。
でも、そんな中でもアクティブに動いているkoumamaさんは素敵ね。

見習って行きたいと思っていますよ♪

〈そちらでの記事でコメントを書き込まなくてすみません。〉
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