月刊フラワーズで、もう全話読んだのだから要らないのではと思いながら、そうはいかないのがその作品その作者への「愛」と言うものだと思います。
2月9日に本屋さんにて買い求めてきました。(「金の国 水の国」」はこの時一緒に買い求めたものでした。)
「青のパンドラ」と言うタイトルに相応しい美しい青色の表紙でした。
やはりまとめて一気に読むと、迫ってくるものが違うような気がします。
神話がそこにあり、壮絶な歴史物語が寄り添っていて、そして人間としてかなり長い間を生きて、そして時を止めた大老ポーとそのつれ合いだった老アンナの人生の歴史が語られました。
人だって、イヤ、ありとあらゆる生き物は、自分たちがどこから来て何処に去っていくのかを知る事がありません。
彼らの一族もそれは同じです。
ただ血の神と言う存在が、彼らの来た道を辿れる唯一の存在なのかも知れません。
「ゴシックホラー」と呼ばれたころも懐かしいですが、SFチックなこの作品も良いですね。
ひたすら神のような存在だった大老ポーが、何やら人間臭さを感じさせいきなり身近になりました。
フォルカにはじいさんと呼ばれ、ブランカに役立たずと責められる大老ポーはちょっと気の毒(笑)
だけど彼が何を考えているのかもよく分からず、ちょっとずれていた事を書いていたかも知れないそれぞれのお話の感想は、以下にリンクしておきました。
あっ、書いてないけれど、アーサーは頼もしくカッコいいですね^^
※ 本日2回目の投稿です。
前の『相棒21 第16話「女神」』もよろしくお願いいたします。