・「ポーの一族「青のパンドラ」Vol.8フォンティーンは歌うⅡ」の続きです。
いろいろな意味でビックリです。
全部で10ページしかない !!
えっ、そこ !?
まあ、そうです。
楽しみにしていたのに、短すぎる(ノД`)・゜・。
で、さらなるビックリは
「次は2024年初夏ごろ登場予定」 !!
えっー!?
初夏っていつですか。5月ですか。6月ですか。
って、一瞬なったけれど、欲を出してはいけませんね。
私、思わず「萩尾望都・近況」で検索しちゃったんですよ~。
何か精力的になさっているのかもしれないし、また違う噂もあったら嫌だなと思って。
でもそんなことをしているうちに冷静になりました。
私だってもう10代ではないし、萩尾望都様だって20代のお姉さまではないわけですから、ご自分のペースを守ってお仕事をするって大事なことですよね。
良い子で初夏まで待ってるね、と言う気持ちになりました。
この着地が全く見えてこない物語が紡げるのは、望都様しかいないのですから。
また来年の楽しみが一つ増えたようなものです。
と言うわけでようやく感想です。(ネタバレしています。)
短いけれど(まだ言うか(;^_^A)、凄く面白かったです。
ポーの村がフォンティーンのせいで壊滅的になってしまって、そこの住人たちが脱出して、「ヨーク・ロイヤル・ダイヤモンドホテル」にやって来るのです。
時が止まってしまって何百年の方々ですから、そのカルチャーショックも半端ないと思います。
バスを煩い馬車と言ってる段階でも怪しいですが、エレベーターに乗るなんてとんでもないことなんですね。
ホテルのカギはカードキーだし、理解が追い付かないのではないかと同情しますよね。
いや、一番気の毒なのはお世話係のシルバーかも。
しかし望都様は凄いですね。
ポーの村の住人たちを脱出させて、その後の様子を描くのですものね。普通だったら(何が普通かは分かりませんが)、ポーの村の住人たちはあの村と共に大半が滅ぼされてしまうと思うのですよ(作者によって)
そしてそこのホテルにですよ、以前アルゴスに襲われたカミラが登場してくるのですよ。
しかも偶然か、その時最低男だった大学教授のライナーまで出てくるのです。
彼らの事は→ポーの一族「青のパンドラ」vol.5炎の剣
そしてアルゴスも。
彼をじっと見つめていた綺麗な少女が「死んでるの?」と単刀直入に聞きます。
子供の鋭さが怖いですね。
そしてその少女のお母さんの名前が「ダフネー」で、アルゴスは過剰に反応します。
役者は揃いましたと言う感じで、来年の初夏、このホテルで一波乱ありそうです。
アッ、今気がついた「ビックリ!」。
エドガーもアランもいない「ポーの一族」でした。
※ ※ ※
私は、他の作品をほとんど読まないので、この数か月で今までの「月間フラワーズ」を読み倒して整理しようと思います。
ただ今回の1月号では、巻末の奈知未佐子さんの「雨よ 空に降れ」と言うショート・メルヘンは読みました。
とっても素敵な物語で、ちょぴっと瞳が濡れました。