森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

昨日と今朝の

2018-06-19 02:01:47 | 梢は歌う(日記)

日付が変わってしまっているので、正確には、おとといと昨日の朝と言うべきなのだと思います。

ダラダラと日付をまたいでいるので、意識的には「昨日と今朝の」と言う感覚です。

 

テレビからの緊急地震警報を久しぶりに聞いた横浜の実家での夕方でした。

 

「えっ、」と身構えたら、まったく揺れを感じず、震源地は群馬でした。

姉の夫さんの親戚は群馬に住んでいて、彼は外出中だったので、姉は急いで夫さんに連絡を取り地震の事を教えました。やはり親戚がいると気になりますよね。後で聞いたら何の心配はなかったとのことです。

 

今の時代は親戚ばかりではなく、他県に嫁いだ友人の事や、またネットで知り合った人などは日本中に散らばっていますので、頭の中でその人たちの事を思い巡らすのではないでしょうか。

 

震源地が群馬なら、もしかしたら千葉は揺れたのかしらとすぐに家に連絡を入れたら、やはりまったく揺れていなかったみたいでした。ところがその後夕食を一緒に食べようと横浜で暮らすラッタさんと会った時に、その話題になると、彼はその揺れを感じたと言ったのです。

実はその前日、私はかなり丈夫に出来ているだろうと思われる建物の中に居ました。ところがふわりとした突然のめまいがして、

「なんかめまいが・・」と言ったら、隣にいた人も「私も。」と言ったので、

「えっ、じゃあ、めまいじゃなくて地震かしら。」と辺りを見回しても、揺れを確認するモノがなくて分からなかったのです。

そう言う微振動ってあるじゃないですか。

その時姉がすかさずスマホを開いたのです。

「あっ、やっぱり地震が…」と言って、だけどすぐに

「ああ、これは違う。もうちょっと前に違った場所で地震があったみたいだ。」と言ったのです。

 

要するに日本は地震列島なのですよね。

 

だけど今朝(正しくは昨日の朝)、朝ドラを見ようと母の居間のテレビ前で待機していました。その間に母が私の朝食のためにミルクを温めてくれていました。

7時58分ごろだったのでしょうか。

あとちょっとだなと楽しみにテレビを見ていたら、またも緊急地震警報の音が。

「ええっ!!!」と画面を見ていたら、

京都、大阪で地震があったことが分かりました。

しかも震度6 !

テレビで地名が出てきた順に頭にインプットされたので、私は隣のキッチンにいる母に向かって言いました。

「京都で地震だって !」

すると母は言いました。

「お母さんは見ないよ。」

「えっ?」

「今の朝ドラ、見ていないから。」

「ち、ちがーう !!!

地震だってばさ、京都の方で !!」と、きつい言い方で言ってしまった私・・・・・。

 

母は耳が悪いのです。

補聴器が入ってなければ、本当に聴こえないのだなと思いました。きっと今ままでの流れで、私が大きな声で呼びかけたのを聞いて、母は推理して答えたのでしょう。

きっとは母は私がこういったと思ったのだと思います。

「朝ドラ始まったよ~ !」って。長さ的に同じですものね。

 

そう考えると、成程と思う事も出来るのですが、親の老いと言うものを分かっていると思いながらも、本当はなかなか受け入れる事が出来ていないのかもしれません。

 

だけど「お母さん、危ないな~。」と思いました。

何かあった時、「音」は大事な情報取集の手段です。

母はいざとなったら「それどころじゃない」と言う感じで、補聴器をつけ忘れてしまうかもしれないー。

いや、そんな事はないかも知れないけれど、その時は地震のニュースを見るのに真剣で何も考えず気が付かなかったのですが、念のために「朝一番に補聴器」って伝えたいと今は思っています。

 

日本はやっぱり地震列島。

大きな地震が関東ではないところに起きても、それは対岸の火事ではないと思います。

 

 

そして、今も余震が続いている大阪・京都の皆様にお見舞い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 


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欲を出すことが大事なんだよね。

2018-06-13 00:39:09 | 梢は歌う(日記)
 
普通の日の幸せ
 普通の日 何もないような一日でも   昨日は普通の一日。 午前中に歯医者に行き、一応今日で終わりと言われました。でも最近、「今日で終わり。次...>続きを読む .......
 

上の囲みは昨年の6月12日に投稿したもので11日の日記を書いています。そしてこれは2015年からのツリー日記。

何も無いような普通の日でも、本当はちょっと何かある・・・

そんな毎日。

 

だけどこのツリーを読んでみると、どうもこの辺りの日々は、歯医者に行ったとか終わったとかの話が必ずのように書いてあります。

なんか今も歯が痛くて、今週はもう行く日が無いから、来週の予約を入れようと思っているところです。

もうあっちこっちとガタが来ているのです。

 

ところでワタクシ、今年は昨年やっていなかった事を二つほど始めていて、今日もその一つに行ってきました。

そこでの皆さんの作業をしながらのお喋りは、凄く面白くてそして為になるのです。

大好きな場所になりつつあります。

だけどちょうどそれを始めた頃、私は検査をしたり一泊入院などをしてポリープ切除などをしていて休みがちだったのです。

 

それは今も検診日に重なっていたり、(または遊びに行く日に重なっていたりで)、なかなか皆勤では参加できません。

 

とにかくそんなスタートだったので、今でも「お体の調子はいかがですか。」と気遣っていただいています。

優しい人たちなんですよ、本当にね。

それで今日、つい、先日の婦人科の検査の事を話してしまったのです。

この部分は女子トーク・・・ ^^

 

すると、私が話したから私もするとある人が、やはりちょっと言い辛かった体験談を話しました。

またすると別の人が、驚くような体験談をしてくれました。

あったちょっと辛かった体験談を話すと言うのは、心にとっては良い事だと思います。だけど婦人科系だとちょっと言い辛いものがあるときもあるのですよね。

今日はちょっとだけ気持ちを吐き出すことが出来て良かったような気がしました。

そして驚くような体験談をした方が、

「私もその時、なるようにしか物事はなって行かないと覚悟したの。余計なクヨクヨは無用よ。」と言いました。

彼女は、あえてその自分の話をして、私を励ましてくれていたのだと分かりました。

 

居心地のいい場所とは、優しい気持ちの溢れた場所なのですね。

 

あっ、そうそう。上の話で、「ありゃ?」とご心配をしてくださる方もいらっしゃると思うのですが、今の時点では、念のための単なる検診と思ってくださいね。

 

こんな風に、いつも病院代がかかって仕方がないし、手帳に「病院予約」と言う言葉が無い月はありません。薬も一杯飲んでいます。

そんなものだから、自分的にはそんなに長く生きられるわけないやみたいな気持ちもないわけではなかったのですが、近頃少々欲が出てまいりました。

 

欲が出たからって、寿命ばかりは分からない事ですが、物事は何事もまずは「欲」を持つことが大事なのですよね。

 

しぶとく生きて、そして自分の出来る事をやって行こうー。

見下されても侮られても、感謝されなくても、それでもできる事はやって行こう。

いつか私が居なくなって、風に吹き飛ばされる小石のような人生で、誰の記憶にも残らなくても、

クスって自分で自己満足で笑えたら、それで良いじゃんって思えるからさ。

 

 

 

 


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「AKIRA」1

2018-06-10 16:37:27 | 漫画・マンガ・まんが
AKIRA(1) (KCデラックス ヤングマガジン)
大友 克洋
講談社

 近頃、この「AKIRA」と言う古い漫画をゆっくりと読んでいます。

この「AKIRA」は1982年から1990年まで「週刊ヤングマガジン」で連載されていたもので、1984年に第8回講談社漫画賞一般部門受賞をしました。(wiki様から)

またこの作品がアニメ化されたのは1988年で、ちょうどその頃、私は一人目二人目と子供を産んでいた頃で、そのアニメがちょうどテレビで放映されて居た時、はっきり言って見ている場合ではなかったのでした。

 

日曜日か夏休みの頃だったのか、劇場版アニメの放映を朝からテレビで夫が見ていましたが、描かれた近未来は第三次世界大戦後の世界で、破壊された都市の進入禁止の道路をキツイ顔をした少年たちが暴走して行きます。

面白そうだなと思い、通りすがりに夫に聞きました。通りすがりと言うのは、ミルクを作ったり取り替えたオシメを片付けに行ったりで、ゆっくり座っている時間などはなかったのです。

「こっちの少年がアキラなの?それとももう一人の少年がそうなの?」と、私は聞いたのです。

「違うよ。二人ともアキラじゃないよ。」

「二人が主役じゃないの ?」

「そうだよ。」

「AKIRA」だけどアキラと言う名前の少年が主役ではないのか。それにこの少年たち、顔が可愛くないな。感情移入しにくいな。

と思いました。

ところがそれからしばらくしてから実家に帰った時に、母がこの「AKIRA」のアニメの感想を私に言ったのです。

そりゃ母だって、そんな時代があったのですよ。

今から30年前って言ったら、今の私よりも若いのですよ~ !!

「AKIRA」ぐらいは見るよな。

 

「まあ、いいや。次の機会があったらゆっくり見よう。」と、その時はそう思ったのでした。

 

次の機会、実はありませんでした。

その後のテレビ再放送を見た事がありません。

そして夫が先に見てしまっていたと言うのと、顔が可愛くなかったと言う理由で、ビデオとかのレンタルまでしてみる気もなかったのでした。

 

ところが最近、自覚はなく今まで通り忙しい日々を送っているかのような錯覚をしていましたが、子育ても終わり仕事も縮小中の私には、徐々に自分の時間が増えてきたのですね。

今こそやり残したことやり、読み逃していたものを読むべきなのではないかと思えてきたのでした。

 ※      ※       ※

 

そして今この漫画のページを開いてみると、30年経ってしまった今では、近未来の描かれていた世界に時代が追い付いてしまっていました。と言うのも舞台は2019年を描いていたからです。

ややや !

この漫画は、私には今読むべきだったのではないかと思えてしまいました。

そして如何なる偶然か、2020年、物語の中でも東京オリンピックを控えているのですよ。

いやあ、偶然過ぎるでしょう。

私が可愛くない顔の少年たちと言っているのは、別の言い方をすれば、子供向きアニメではないカッコいい顔と言う事になるのだと思いますが、彼らの名前は金田と鉄雄。

「レディ・プレイヤー1」を観てきました。」と言う記事の中では書かなかったのですが、映画の中に「金田のバイク」が出てきます。

ワタクシ、思わず「ふふふ、知ってます !」ってなりましたよ ♪

 

第一巻「鉄雄」は、全体的に序章のような感じです。アキラはまだ名前だけしか出てきません。

登場人物の背景が分かったり、時代がどうなっているのかが分かったり、話の方向性が分かったりします。

話の動きの速さや面白さと反比例してるかのようなつまらない紹介の仕方をしていますが、まあ、大きくは外れていません。

 

超能力を持ったおじいさん・おばあさんの様な子供たちが出てきます。

どんなに力を持っていても、まともに起き上がることも出来ず歩けなかったりする彼らを見ると、ちょっと切ない・・・・。

事故を引き金に力に目覚める鉄雄。

彼の中には大きなコンプレックスがありました。幼馴染だった二人ですが、彼は常に金田には敵わず、そして金田はいつも鉄雄を庇ってきたのです。常に庇われる存在だったと言う事が、劣等感になり負の気持ちになってしまったのですね。

そしてこの負の気持ちこそが、彼の力覚醒の原動力だったとは言えなくもないのかと思いました。

 

この物語のあらすじは、こちらで読めます。→第一巻鉄雄

 

しかし、金田のフルネームは金田正太郎でアキラは28号って言われていたのですよ。

これってさあ「ムフフ」ってなりますよね^^

 

ところで母が言った「AKIRA」の感想は、私の小さな子供たちを見て

「この子たちも大きくなったら、あんな風にやんちゃさんになるのかしら。」

今言うわー、その返事。

―ならないちゅーの。なったら大変よ。不良よ、不良。

あっ、だけど彼らもその心配もなく少年時代は過ぎて、今はおっさんず。

この後に「ラヴ」が着いたら、それはまた大変で・・・。←分かる人には分かる(笑)

 

AKIRA コミック 全6巻完結セット (KCデラックス)
大友 克洋
講談社

 

 


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かなり嵌った「茨城県自然博物館」♪

2018-06-09 16:38:55 | お出掛け日記

 

ひとつ前の記事で「自然博物館」の企画展「変形菌」の事を紹介したのですが、

それはとにかく明日の10日で終わってしまうのです。

だけどその企画展が終わっても

この「茨城自然博物館」は、すこぶる楽しいところだと思ったので

また行きたいなと思ったのでした。

 

因みに、これはいつも言っている事だと思うのですが、

老いていくのはこの肉体ばかりで、

実はその肉体に収められている「中身」と言うのは

早々変化するものではないのではないでしょうか。

 

ただ「脳」と言うものは、その「中身」と言うわけにはいかず、

老いていく肉体の分類に入り、

さして変わらない「中身」を、老いた脳と肉体で稼働させていかなければならないわけで、

ゆえにそこからは悲喜劇が生じるのかもしれませんね。

 

さてさてトップ画像のマンモス標本。

大きいですよね。

そこからワクワクする方は、

たぶん心のどこかに、まだ少年もしくは冒険少女が居座っている方々だと思います。

 

そして

 

 

これ、動いているんですよ~ !!

もうね、「ジュラシックパーク」気分になってしまいます。

 

そしてまたこれは

 

恐竜の足の骨の化石 !!

 

私、こんなの見ると、思わず話しかけたくなっちゃう。

いや、自分ワールドにすぐ嵌ってしまう人なので、話しかけちゃうわけだけどー。

「あなたはさ、生きて草原を走っていた時に、ずぅっと先の未来で、

自分が見たこともない生き物たちに、

自分の足の骨をペタペタと触られるなんて思ってもみなかったよね。」って

言いたくなるじゃん。

そしてペタペタと触る・・・。

 

 

ここは展示が上手くてね・・・。

↑ なんか楽しげに口の中にいるし、

↓ なんか楽しげに水槽の中にいるし

 

見えるだけだけど。

 

ここは虫目線で世界を見る事が出来る世界。

 

楽しい見どころ、書ききれません。

 

おばさん二人組でも、こんなに楽しめてしまうのだから、

お子様連れとかカップルの方々などにも、

そうとう楽しめる場所なのではないでしょうか。

 

行った6月6日は残念ながら雨模様。

 

ここは外も広くて何かがありそうです。

でも今回は室内だけで

そうとうの時間がかかりました。

 

一日十分に楽しめるところかもしれませんね。

 

遠くの風景は

 

 

 

そして塀の外から見た水門です。

 

 

HPはこちらです→「茨城自然博物館」

 

 

※ 子供が小さい時に、ここを知っていたらなあ。

私の心の声

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茨城県自然博物館「変形菌」展

2018-06-08 01:52:22 | お出掛け日記

この企画展、めっちゃ面白かったです(私には)

だけどなんと、あと3日で終了です。

 

「茨城県自然博物館」も凄く楽しくて

凄くお勧めです。

だけどとにかく企画展が終わってしまうので、

その「自然博物館」の面白かったところは次回に回し、

とりあえずこの「変形菌」の企画展の事だけをお話しますね。

 

上の画像はチラシなのですが、頂いたチケットにも同じ写真が印刷されていました。

とっても綺麗じゃないですか。

 

私たちが普段は意識していない変形菌の世界は、顕微鏡で見るとこんな風に

美しい森を成しているかのようになっているのですね。

 

この企画展のコーナーはそんなに広くはなかったのですが、見ごたえ十分でした。

 

今回は、そこに着いた時間もちょうどお昼時だったので、まずは腹ごしらえをしました。

レストラン前。

 

何やらインスタ映えを狙った企画展コラボランチがあるみたい・・・・

 

で、注文しました。

上に乗っているのはアメリカンドッグみたいなものですが、中がチーズで、

なかなか美味しかったです。

 

「変形菌」の企画展の入り口で、彼女たちがお迎えしてくれます。

 

二枚しか撮って来なかったのですが、本当は5枚あります。

可愛い女性キャラに擬人化されているのも、

親しみを感じさせた一因かもしれませんね。

 

各コーナーには、顕微鏡で覗けるところもあり、

「変形菌」に魅せられた日本人の一人の

歴史を丁寧にパネル表示で見たりと見応えがありました。

 

またスマホにレンズを付けて拡大して「変形菌」を写せるコーナーもありました。

 

 

そして

 

 

このコーナでは自分が変形菌になって

写真が撮れるようになっています。

なんと被り物もあります。

 

私 ?

 

もちろんそれを被って写真を撮ってきましたよ。

 

とっても楽しかったです。

 

 

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二段オチ

2018-06-05 23:49:49 | 梢は歌う(日記)

先日横浜に行った時に、私からの話題は、横浜に行くまでの電車の中であった出来事でした。

 

日曜日の昼間は、やはり電車も混んでいます。

ひとりで移動する時はドア付近に立つのは好きではなく、背が低い割には中の方に進んでつり革などに掴まる方が多いです。今時は電車によっては真ん中の座席の所にも、掴まれるようなバーがありますし、それに空いた席に座れるチャンスと言うものもあるからです。

その日も同じような行動パターンで中ほどに進みましたら、席には外人さんが三人いました。

その時とっさに、

ー ああ、これは座れるチャンスは無しだな。ー と、思いました。

やっぱり外人さんなら、運が良ければ「浅草」で降りるかもしれないけれど、だいたい終点の「秋葉原」まで行くのだと予想が付いたからです。

ところが私が中ほどまで進みつり革につかまろうとした瞬間、目の前の外人の若い女性が

「オウ」と当たり前のように、席を代わろうとしてくれたのです。

 

―えっ、あたし ?!

いや、私しかいませんよ、コレは。

私の左右は、同年代の男性か若い男の人だったのです。

 

思わず

ー ノノノノ、サンクス―

と言ってしまいました。

女性は、ちょっとはにかんで座ってくれたのですが、

ー あー、やだなー、これ。

だいたい、だいたい、だいたいね、ショックよ、もう~。

代わってあげなくちゃって思っちゃう年齢に見えたのかしら、私?

えっー、だってさ、外人から見たら、日本人は若く見えるって言うじゃないのよ~。

しかも私、どっちかと言うと、若く見られる方・…じゃなかったのか ?

いや、それよりもまだ代わってもらうような年齢じゃないし、どういう事なの ?

 

それもショックだったけれど、断ってしまった事も嫌でした。

嫌な気持ちにさせたのではないかしら。

当たり前の行動のようだったので、「勇気」を出してと言う感じではなかったことが救いでした。

 

だけどこの人たちは、この後電車の中でデスカッションをしているのかと言うくらいに、話が盛り上がっていました。

もしもその気持ちが嬉しかったからと言って、席を代わってもらったとするでしょう。そうするとその横で、一人立っている人と座っている人で打ち合うようにお話をしているのを聞いていなくてはならないわけで、なんかそれも針の筵のようだったような気がしてしまうのです。

 

話の内容は分からないので、遠慮なく耳を澄ましてみましたら、どうもこの人たちはドイツ人なのではないかなと思いました。

 

― そうか。この女性はこういう教育が徹底されていると言うので、自分よりも明らかに年上の人に席を譲るのは普通の事なんだわ、きっと。

そう思い込んで自分を納得させる事にしました。

そうすると、やっぱりせっかくの気持ちをむげに断った事が気になって仕方がありません。

 

ダンケシェーンぐらいは言えるな。

だけどその後は英語だな。

あなたのお気持ちは嬉しかったと言えば良いかな・・・・

結局、秋葉原に着く間、そんなことをずっと考えていた私。

しかしその時間は、私にとってはある意味稀なる時間の一つで、楽しい時間でもあったのです。

あれやこれやと考えました。

 

「でね、ラッタさん。この後私は何て言ったでしょうか。」

と横浜で彼とランチを食べながら言いました。

「さあ?」

「秋葉原について私は彼女の前に立つと、彼女の顔見ながら、けっきょく・・・・あれやこれやと考えていたことはパアと飛んでしまって『サンキュウ』と言ったのよ。」

「おいおいおい。まっ、そんな事だろうと思ってたわい。」

 

そうなんです。

みんなが一斉に席を立つ終点秋葉原。流暢に話しかけてるような雰囲気ではありません。

それでも一言ぐらいは話せると言うもの。だけど考えていたことは、ぱあっと飛んでしまいました。

それでゆっくり心を込めて軽いお辞儀をしながら『サンキュウ』と言ったのでした。

すると彼女は、顔をくしゅっと崩し、滅茶苦茶可愛い笑顔を返してくれたのです。

 

 

「ところがさ、お母さんは気が付いたのよ。秋葉原に着いてしばらく行くと、エレベーターの所に立っていたのよ、ある女性が。

それで『あっ、そうか !』って分かったの。私、妊婦さんに間違えられたのねって。」

 

ワタクシ、今は、今だけ(そこの所は強調)かなり立派なお腹なのよね~(^_^;)。

 

 

※          ※          ※

 

この話、妹たちは私が席を譲られそうになったと言うあたりで

「妊婦~! 」ってオチを言いました。

いろいろ考えたけのに結局『サンキュウ』だけだった話は、あまり印象深くはなかったようです。

 

だけどラッタさん、ラストの自虐オチについて、不思議な事を言いました。

「まったく~。でもあなたがそう思いたかったら、そちらの方が幸せだと思えるなら、それでいいんじゃないかと思うよ。」

と。

なるほどと思いました。

年下と言えども、ほぼ同世代の妹たちにとっては、それはちゃんと自虐ネタ。

だけど実質若い世代のラッタさんにとっては、そのオチは自虐ネタにはならず、ずうずうしい願望ネタに聞こえたのですね。

 

 

※  トップ画像は記事とは関係がなく、二俣川駅にて相鉄線の新車両が入って来たので思わずパチリと撮ったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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母と一緒に早朝散歩

2018-06-04 07:04:00 | 家族スナップ

 

最近ようやく治って来たのですが、

ちょっと前まで、なんとなく睡眠障害だったのです。

五つ数える間にすぅっと寝てしまう事が出来たのが、私の特技だったのに、

まさかの不眠。

 

ああ、だから真夜中にブログなんかを更新してるんだなってばれるかな。

まあ、それもあるけれど・・・

不眠の人って言うのも、私の周りには結構いて、いろいろとクスリなんかも飲んでいるのですよね。

 

もう薬は嫌なので、生活を改善して行かなくてはと思っているところです。

 

横浜の実家に行った時、けっこう早い時間に眠りにつくことが出来ました。

でも2時半に起きてしまったら、そのまま眠ることが出来なくなってしまいました。

3時半、4時半、

ああ、眠ることが出来ないなあ・・・・

5時になったら面倒になって起きてしまいました。

 

 

着替えてお化粧もしてしまい

それでも暇だったので、近所の公園に

散歩に行く事にしました。

 

その時すでに起きていた母もそれを聞いて、

一緒に行くと言いました。

 

母と一緒に、早朝散歩。

 

 

 

 

 「ああ、生きているなあ。」と、

この木の命に触れる事が出来て幸せです。

4本あったポプラの木。

若い時、私と姉はその木を「ビートルズ」と呼んでいたけれど

本当は、自分たち姉妹を重ねていたのよね。

まっすぐ伸びるポプラの木は

若さと未来の表れのような気がしていたものだから。

 

大きくなりすぎて切られてしまったポプラの木。

 

でもちゃんと生きていました。

 

 

 

可愛いな、この花。

 

 

「好きな人たちがいるのよ。それでいつも公園に花が絶えないの。」

と母。

それはありがたい事だよね、本当に。

 

そう言えば花壇コーナーがあっちとこっちにあるな。

家に帰って、撮った画像をチェックしたら、

なんか雑な撮影。

 

 

 なんでこんな風に写したのだっけ。

たぶん風景の切り取りをしないで、ありのままで写したのでした。

ちょっと参考にしたい事があったから。

 

早朝散歩で母とは、こんな花壇の話なんかをしていたのだけれど

二人で自撮りで写真を撮りました。

 

私はほとんど手で持っての自撮りってしないので

あまり上手くいかなくて

「あっ、もう一回」

「ああ、ゴメンもう一枚」

と、5枚も撮ってしまいました。

(今更ですが、あの自撮り棒ってやっぱり優れものですね。)

 

頑張ったおかげで、なかなかいい写真が撮れたなと思っています。

 

しかしこの時思ったのは、

母と私は本当に顔が似ていると言う事だったのです。

 

子供の時から似てると言われていましたが

それはお互いに背が低いので、小さくて丸い雰囲気が似ているので、

そう言われてしまうのだなと、

ある時から思うようになっていました。

 

なぜなら若い時の私は母よりもずっと綺麗で可愛かったからです。

キッパリ

(^_^;)

 

それが今、写真にぴったり顔を寄せて撮ってみると、

同じ顔の新旧みたい・・・・

 

24年後の私の姿はこれか~。

 

後たった24年で(当たり前の事ですが)

母の年齢になるのかと思うと

心はざわめきます。

立派な老人ですものね。

 

だけど

私は母の顔については

一度も悪く言った事はないのですよ。

ーいつもお母さんは、若いね。本当の年よりもずっと若く見えるよ。-

と言い続けてきた私。

 

ああ良かった、セーフだと

私は思いました。

これが日頃から

「お母さんはブスよね。」なんて言っていて

そして「あっ、似てる。」って感じたら、

それだけで落ち込むじゃないですか。

 

やっぱり親を貶める事は、自分を貶める事なんだなって

深く感じたのでした。

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「ポーの一族」のDVDの鑑賞会(実家にて)

2018-06-03 00:58:36 | 家族スナップ

2月27日の宝塚公演に行ったのは、私と妹二人の三人で、姉と母は行くことが出来ませんでした。

3月25日の千秋楽ライブビューイングにも、彼女たちは行けませんでした。それは二回見たかった私も、自治会の御用があって行けなかったのは同じ事。

だけど一番下の妹が、この公演を痺れるほど好きだと感じてDVDを予約購入してくれたのです。

それで5月20日は、皆で実家に集まって、その鑑賞会をすることにしました。

 

おやつ持参で、皆楽な姿勢で見始めました。

実家に来る前に、既にラッタさんと久しぶりに会ってランチ&おやつを頂くと言う、1イベントを終了してきた私は、ソファなんかで横になりながら見ていたらウツラウツラとしてしまうのではないかと思っていましたが、まったくそんな事はありませんでしたね。

 

母なども自宅で見ていたら、途中で脱落してしまうかと思っていましたが、それも無し。

みんなで楽しく最後まで鑑賞しました。

 

やっぱり二回目鑑賞は、更にエドガーとアランの奥深い感情に触れたように感じました。

男爵には反抗ばかりしていたように思えましたが、男爵とシーラそしてエドガーとメリーベルの4人には家族の愛がちゃんと存在していたと思いました。

生き続ける孤独とその美しささ、儚さ、そして恐ろしさを再び感じた私でした。

 

「ポーの一族」の物語を知らない母はどう思ったのかしら。

ちゃんと感想を聞くのを忘れました。

姉は、これから全話読みたいと言っていました。

 

もしここに父が生きていたら、得意げに、

「この話は全話読んだから知ってるよ。」と言ったでしょう。

私が17歳の頃、父は44歳。

今思うと、けっこう若いです。

「その本を貸して。」と言って、1巻から5巻まで・・・3巻までだったかな、人のベッドに横になり読んでいました。

私にとって、それは「読んでくれた。」みたいに感じました。それで頼まれもしないのにその横に付いて、いちいち解説してしまいました。そしてその時父は、

「君たちが夢中になってるからね、どんな話なのか知りたいなと思ってね。『この流れの果てに何があると言えるのだろう』って本当だな。セリフなどに頷けるような奥の深い話だね。」と言ったのでした。※ 確認していないのでセリフは不正確。

 

もしかしたらこの父の話は、私以外は誰も知らない事だったかも。

今度みんなに会ったら教えてあげようと思います。

「お父さんはね、『ポーの一族』、読んでいたんだよ。」って。

きっと一番びっくりするのは母ではないかしら。

 

ひとつの物語が生まれるでしょう。

するとそれに伴って、また新たなストーリーがそれぞれの場所で、又生まれたりもするのではないでしょうか。

父との何気ない日常の一こまをいつまでも覚えていたように、いつか母や姉妹と一緒に実家の居間で観た、この「ポーの一族」鑑賞会を、私はまたいつか思いだす事があるのかもしれません。

 

花組宝塚大劇場公演 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』 [DVD]
宝塚歌劇団,明日海りお,仙名彩世,柚香光,高翔みず希
宝塚クリエイティブアーツ

・・・

練習映像特典がついていてね、これがまた良いのよ~。

 

・・・・・

ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャル
萩尾 望都
小学館

 

・・・・

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横浜は富士山の近所。

2018-06-02 01:55:52 | 家族スナップ

これは5月20日の横浜のスカイビルから撮ったものです。

私、あの映画の感想、訂正しなくちゃなって、この風景を見た時に思いました。

あの映画って「パシフィック・リム:アップライジング3D4DX」の事なのですが

>東京と富士山が近所にあったり・・・・

で、笑えると書いたのですが、これは映画で見たシーンと同じですよ。

もう横浜は富士山の近所でした。

 

 

富士山の近くから、巨大ロボットが逆のドンドンドンと遠のいてスカイビルに戻ってきたイメージで、画像を追ってみてくださいね。

(ガラス越しでクリアではないけれど…)

 

 

結婚する前は、横浜の丘の上から、富士山は良く見ていました。夕方の赤富士などは本当に大きく見えて、さながら近くにある山のように見えました。

だけどこんな風に手前の山脈の稜線まではっきりと見たのは初めてのような気がしたのです。

           ※         ※

20日の日は実家に行ったのですが、横浜で一人暮らしのラッタさんと待ち合わせをして、ランチを一緒に頂きました。

その日は本当に晴れて気持ちが良かったものですから、風景な綺麗な所でお食事をと思い、スカイビルの29回のお店を選んで行ってみたのです。

ところがところがです。

予約なしで行ったものですから、窓際の席ではなく、部屋の真ん中の席。

そこからかなり無理やり窓の外を写してもこんな感じです ↓

 

 

ぶー。

まあ、お食事は美味しかったのですが

(いや、お店はかなり良かったですよ。)

 

やっぱり

ぶすぅー。

 

そしてラッタさんとのお食事の時間は楽しかったのですが、

やっぱり

ぶー。

しつこい。

 

だって窓の外を見ながら晴れ晴れとした気分でお食事をしたかったので、

これでは28階でお店を探すとか、もしくは地下で食べたって同じ事じゃないと

なーんと無く不満足。

 

だけど帰る時にエレベーターの所の窓に気が付いたのです、ラッタさんが。

「もうこれで満足しなさい。」

(と、息子に言われる母。)

 

はい、満足しました。

だってこの風景はあのお店からはたぶん見えなかったと思いますから。

そしてあそこで満足していたら、わざわざこの窓は覗かなかったと思いますから。

 

むしろラッキーだったんじゃない、私。

と、ポジティブ思考人間の私は思ったのでした。

 

その後はジョイナスに移動して「ドロップコーヒー」にて食後のお茶。

時々時代の流行について行けません。

これは瓶じゃぁ?

とってが付いていても、やっぱりこれは瓶なのでは ?

 

「蓋をして保存するなどには便利そうだ。」とラッタさん。

なるほど~。

何か作っておいて、そしてそのまま飲む。

それも良いかもね。

 

いや、待てよ。

それならさ、もうこれからは夏のグラスなんか買わないで、

珈琲の空き瓶でアイスコーヒーなんか飲めばいいじゃん。

お洒落なアイスコーヒーのグラスを見ながら

そんなろくでもない事を考えつつ、

ラッタさんとのランチを終えて、私は実家へと向かったのでした。

 

 


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