潰瘍性大腸炎とは「大腸の粘膜に炎症が生じ、潰瘍やびらんが出来て下痢や粘血便が起こる病気です。原因不明で、根治できない難病の一つとされ、激しい下痢を起こす活動期と症状がでない緩解(かんかい)期とを繰り返し、重症化すれば大腸全部を切除するしかない病気」です。
私の場合、最初の大病である悪性骨腫瘍・アダマンチノーマの手術から2年後の2005年10月に、市内の立川総合病院消化器内科で大腸内視鏡検査と炎症部の組織検査によって診断が下されました。そのとき以来ペンタサという薬を毎食後2錠ずつ計6錠を服用し1~2ヶ月ごとに消化器内科を外来受診し経過を見てきました。
ペンタサの効果は直ぐに出て、時々軟便化する場合もあったが、ほぼ1日1回の固形便となった。しかし昨年(2006年)の大腸内視鏡検査では大腸の末端から10cm位の位置に依然として潰瘍が診られました。
2007年10月、3回目の大腸内視鏡検査を1泊入院で行う。就寝前に下剤ラキソベロン(液剤)と消化管蠕動促進薬ガスモチン(錠剤)を飲み、4時過ぎから約2時間かけて消化管洗浄剤ニフレック液を2リットル飲む。5時前から数回、排泄にトイレに通い、大腸内を綺麗にする。9時から20分位で内視鏡検査を受けました。
11月に外来で結果説明を受ける。「大腸の潰瘍が見られなくなっていること、ポリープを1個切除したが、正常細胞であり何の問題も無いことが分かった。ペンタサの効果と思われるので、このままの薬投与を続けよう。」ということであった。
治らない病とされてきた潰瘍性大腸炎ですが、薬を使わず2年以上症状が出なくなり、治る体験を書物で拝見しました。もう1年様子を見て、私も挑戦してみようと内心思っている今日この頃です。