フウラン(風蘭)は日本特産のランで、
樹木に根を張って生育する着生植物でもあり、基本種は白花です。
花が美しく、良い香りがします。
古典園芸植物としては「富貴蘭」(ふうきらん)と呼ばれています。
「黄鳳」(こうほう)は黄色花を咲かせる園芸種です。
小鉢にミズゴケで植え付けて、6~7月に開花するのですが、
今年は秋に開花しました。
自宅北側軒下の山草棚に置き、開花時だけ南の玄関に移します。
9月中旬、蕾から開花し始めました。
9月下旬、1本の花茎から2~3輪の花を咲かせます。
咲き始めは色薄く、日毎に濃い黄色になっていきます。
10月上旬、
まだ緑の蕾もあります。
10月中旬、先に咲いた花は濃い黄色に、
10月下旬、遅れて咲いた花だけが、咲き残っています。
雪国なので、冬は無暖房の納屋で越冬させます。
「キンモクセイ」(金木犀)はモクセイ科の常緑小高木です。
中国原産で雌雄異株ですが、
日本には雄株しか入っていないので結実しません。
庭の南西に植えた苗木が成長しました。
春に伸びた新芽に、8月上旬ころ花芽が作られ秋に開花します。
10月上旬の蕾、
6日後の開花姿、
小さなオレンジ色の花が、甘く強い香りを放ちます。
庭の南側に歩道が通り、多くの人に心地よい香りを届けました。
10月中旬、満開の頃、
この3日後、強い雨風に見舞われ、1日で散り落ちました。
キキョウ(桔梗)の園芸種に白花、桃花、八重咲種などがあります。
(白花種はプランターで咲いていましたが画像ナシです)
庭植えの桃色花がたくさん咲きました。
6月下旬の花、
7月上旬、
7月中旬には、山百合、黄金オニユリ、基本種の青紫キキョウなどと
競って咲きました。
鉢植えで、八重咲や絞り咲きの品種がありますが、
夏の異常高温と乾燥で、きれいに咲けない花が多かった。
7月下旬、蕾が開きかけても・・・
8月上旬の、この花で精一杯、
白地に紫の絞りが入る花、7月末から8月初め、
9月に咲いた、唯一全開できた花です。
「キキョウ」(桔梗)は、キキョウ科の多年草で、
東アジアに広く分布しますが、日本の野生種は絶滅危惧種です。
万葉集で歌われた「朝貌の花」は本種だといわれています。
庭植えした基本種の青紫色の花は、7月から現在も開花中です。
庭の南西、サルスベリの樹下に植えました。
高さ30cm~1mあまりに茎を伸ばし、
先端近くに径5cm程の青紫の星形の花をまとめて咲かせます。
6月下旬から咲き始めました。
隣家をバックに、黄金オニユリの蕾も混在しています。
蕾は花びらが風船のようにつながっていて、
balloon flowerという英名を持ちます。
7月上旬、
8月上旬、
9月下旬、異常な酷暑の中で、咲き終えた花茎先を切除したら、
新たに蕾を着けて咲き出しました。
10月上旬、
10月中旬、
10月下旬の現在も、数は少なくなりましたが咲いています。
「ハナトラノオ」(花虎の尾、別名カクトラノオ)は、
北米原産で大正時代に渡来したシソ科の多年草です。
購入した1株のポット苗から地下茎で増殖し、実生もあり強健で、
秋の庭を彩ります。
9月上旬の花、 数10cmに伸ばした茎は四角形、
その先の花穂に、四角の片に並んで花が咲きます。
ロウト型の独得な花形です。
9月中旬の花、
花梅の樹下に移植した株が、
日照を求めて、西側の菜園に向かって移動してきました。
9月下旬、自宅東側通路と池の間に植えた株です。
南の塀際で、ヤマツツジの周りです。
日照条件が良くない場所で、自然実生の株から、
草丈低く遅れての開花、10月上旬です。
10月中旬、自宅東の通路脇で、
終盤の花にモンシロチョウが飛来しました。
空地の果樹と菜園の間、春はツクシが覆う場所に移植した株です。
9月には、日当たり良い環境で増殖し、
スギナを抑えて繁茂しています。