「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

第二回 地域自立支援協議会 開催

2008-02-02 09:20:06 | 医療
昨日2/1、第二回地域自立支援協議会が開催され、
私は、傍聴の形で参加してきました。

紙ベースの資料は、傍聴者には、
配布されていない(協議会次第のみ配布)が、
聴いた内容を報告します。
紙ベースの資料がない点で、細かな語句の少しの
誤りがあるかもしれない点は、ご了解願います。


*****************
主たる会議の内容は、
地域自立支援協議会の下部組織として、
専門部会を5つ設けるということ。
詳しくは
①専門部会の役割内容の決定
②専門部会の構成の決定
③専門部会の部会長の決定
④専門部会の委員の選出の仕方の決定
が、なされた。

それぞれについて書くと

①専門部会の役割内容
5つの専門部会
障がい児サービス部会
障がい者サービス部会
居住環境整備部会
地域移行部会
就労支援部会

②専門部会の構成
部会長⇒地域自立支援協議会の委員がなる
副部会長
委員4名
その他、専門の知識のあるものを部会長判断で入れることができる。

最低6名の委員で構成されるが、
うち4名は公募。
公募は、区内在住者か区内在勤者。
ただし、4名中3名は、少なくとも区内在住者とする


③部会長
協議会の委員で、立候補の形で、選出。
なんと、立候補で、すべて、うまりました!!
(事前の申し合わせなどなく)

④専門部会の委員の選出の仕方の決定
公募で委員を募集し、協議会で選ぶ。
年齢制限なし!!
応募理由を書くスペースは、広くとる。
3/15号の区報及び、ホームページ、ビラで周知し、
公募締め切りは、4月末日。
5月中旬委員選定。
6月初旬第三回地域自立支援協議会で正式決定
8月第1回専門部会開催。(専門部会は、計6回は開催する。)
という流れ。

以上、決定事項であった。
******************

昨日傍聴して、感じたことを述べたい。

①障がい者施策の充実に向けた第一歩!
私は、障がい者支援策の充実に向け、
着実に前に区が動き出していることを、
昨日の協議会に出て、感じた。
この専門部会を設置し、幅広く、
意見を聴ける体制を整えようとしているからだ。
そして、その現場、区民の声を反映した施策を
そこから生み出そうとするのである。

②各専門部会、大いに期待できる!!
専門部会の委員から、事前根回しなしで、
協議会でいきなり、部会長を立候補で選ぶことに。
最初は、なかなか手をあげずらい状況であったが、
最終的には、立候補で決められた。
自身が、自らやるといった部会長であり、
上から決められた役職、上から与えられた役職でない部会長。
やる気の入り方は、違うと思う。
専門部会それぞれから、生まれてくる施策に
大いに期待できると私は信じる。

③自立支援協議会に多くの区民の注目が当たっている!!
昨日の傍聴者私を入れて9名。
多くの区民が、この協議会の行方に注目している。
皆、熱心に傍聴されていらっしゃった。

④事務局の方々の熱意
この協議会の運営を下支えする事務局の方の、
熱意が大いに伝わって来た。
立候補で専門部会の部会長を選んだが、
立候補者を十分サポートする体制、
例えば、
ご自身の生業があって忙しくても、
わずかな時間でも事務局員が駆けつけて、
専門部会の下準備をするといったように、
事務局があるからこそ、
皆、専門部会に立候補しようという気になれたのだと思う。

しかし、ほんと、事務局は大変だと思う。
5つの部会の資料作り、
議事録作りという膨大な作業が課される!!
でも、全然動じない事務局員の心意気が見て取れた。
どうか頑張っていただきたい。

⑤自立支援協議会の委員長のお人柄
この自立支援協議会の委員長、
本山美八郎氏(日本文化大学教授)。
委員長の優しいお人柄が、
この協議会の審議の雰囲気ににじみ出ていたように感じた。
最後には、多くの傍聴者に、
傍聴に来てくださったことのお礼を
述べられた。
時間がなくて、私は、本山氏と
一言も言葉を交わしたことがなく、
あくまで主観だけで述べてはいるが、
誠実な議事の進め方をされていたと思う。

⑥障がい者支援の施策充実に対する思いのある皆さん、是非、専門部会委員になってください!!
公募で、専門部会委員を募集します。
3/15頃から始まると思いますが、思いを持った多くの皆様の
参加をお願いしたいと、私も感じる。
特に、当事者の意見が十分反映されることを願う。
障がい児の声が反映されるように、親御さんや兄弟が参加されたり、
障がい者の声が反映されるように、本人が参加されたり。
また、手話の体制を整えたり、
子育て中の方が参加された場合の保育の体制を整えたり、
行政の専門部会運営に向けた十分なサポートを期待する。
専門部会委員募集案内文も、是非、すべての人にわかりやすい
表現や、絵など入れた伝え方に期待したい。

⑦自立支援協議会に関し行政に望むこと(1)
何に関しても、“公開”で話し合うことから始まると思う。
自立支援協議会は“公開”であるが、
専門部会は、“非公開”の可能性があるとも聞く。
その是非をもう一度ご検討いただきたい。
大事な施策を練っていく場であり、
すべて公開でいくのが基本姿勢であると私は考える。

⑧自立支援協議会に関し行政に望むこと(2)
第二回自立支援協議会は、予定6:30-8:30で、
8:30前に終ったと思う。
せっかくの時間が余った場合、
是非、参考として(それを議事録に反映させるさせないは、別としても)
傍聴者の意見や感想を聞く時間を持っても、
よいのではないかと感じる。
熱心に傍聴に来られた方々であるから、
きっと貴重な意見を伺えるのではないかと考える。

以上。

いずれにしろ、昨日は、
大変充実した会議であったと思う。




コメント
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