『豊かな人間関係の中でより良く生きる生徒の育成
~学習力・表現力・自治力を高める指導の研究~』
を研究主題にした佃中学校の研究発表会が開催された。
ちょうど、防災等安全対策特別委員会と重なっていたが、
私は、その委員ではないのと、報告議題が、
いままでの常任委員会と重複していたため、
委員会は傍聴せず、佃中学校に見学に行ってきた。
公開授業は、1-C教科:学級活動 山崎雄功先生
『豊かな人間関係「友達との関わり」』を見学。
まず、教室に入って感じたことは、
クラスの雰囲気がとてもよかったこと。
一致団結し、各々、個人&班行動のメリハリがついていた。
人間関係の授業、難題であったと思う。
固い内容で、生徒の注意を引いたり、意欲を出させるのは、
一苦労だと思うが、非常にうまく山崎先生は、
授業を進行されていた。
***題材***
2人の中学生の話
①ある中学1年生女子、A子の気持ち
私は友達とすぐおしゃべりができます。人と話すことを私は何気なくやっています。でも、あるとき友達としゃべるのが苦手で悩んでいる人がいることを知りました。それ以来、休み時間に一人ぽつんとしているクラスの人や、一人お弁当を食べている人を見ると、いてもたってもいられなくなりました。
②つらい思いをしている中学1年生、B子の気持ち
クラスの女子が冷たく感じるんです。このままいったらしんゆうができるかどうか心配です。無視されたり、いじめられたりするのではないか、と不安でたまりません。女の子達の間では、グループ化が進んでいて、話しかけてもグループの子じゃないと冷たくあしらわれてしまうんです。話しかけても素っ気無いんです。「なんでー?」といったふうに、なれなれしいんじゃないのといった素振りをされてしまいました。
冷ややかな態度にあうとつらいみじめな気持ちになります。一方でこんな風になるなんて思いもかけなかったので、おかしいという気持ちもあります。親友でなくても、同じクラスなんだから、一緒のグループでなくても、挨拶をしたり交わすことぐらいはしてもいいし、そうなりたい。
今はクラスに行こうと思うととても気が重く憂うつになります。今の自分にはクラスに戻ってやっていける自信がありません。ある友達に電話したらとてもわかってくれて、話していて涙がとまりませんでした。
質問)2人の女子の気持ちについて、感じたことを書いてください。
質問)クラスの中にこんな風に(B子)に思い悩んでいる人がいたとき、あなたならどう接するだろうか。
①私は声をかけたくなる。
②「仲間はずれ」は、良くないとみんなにいうようにしたい。
③私は無関心。
④私は自分のグループに誘う
⑤私はイライラして、もっとやってしまう。
⑥今は入っているグループから、自分自身がはみ出さないように気を使う。
⑦私は何かをするときに誘う。
⑧私のグループに入れないようにする。
質問)友達との関わりを大切に育てるには、どのような考え方・行動が大切でしょうか。
***題材終わり***
上記題材について、グループで話し合って、
考えをまとめ、発表する授業でした。
キラリと光る、回答が出てきた。
B子のような子は、すぐそばにいるかもしれない。そのことに気づけるかどうかが大切だと。
題材が、人間関係をテーマとしている点で、それを学ぶ。
自分で考え、その後グループで、考えを述べ合う。
その時に、他人の意見をきちんと聞けるか、
そこで、コミュニケーションを学ぶ。
非常に奥が深い、やる側となっては難しい授業であったものの、クラス一体となって、授業展開されていた。
男子20名、女子15名、計35名のクラス。
先生は、クラスのひとりひとりに目が行き届き、
小さなところまで、気配りされていた。
授業では、教材にこだわらず、
生徒一人ひとりのエピソードや、
先生ご本人の中学生時代のエピソードを入れたりし、
テーマにより親密感がわくように、
そして、まさに身近な問題として、取り込めるように
努力されていた。
すばらしい公開授業であったことをご報告したい。
私も、医師にならなかったら、教師になりたかった。
教師という職業が、うらやましく思えた一日であった。
~学習力・表現力・自治力を高める指導の研究~』
を研究主題にした佃中学校の研究発表会が開催された。
ちょうど、防災等安全対策特別委員会と重なっていたが、
私は、その委員ではないのと、報告議題が、
いままでの常任委員会と重複していたため、
委員会は傍聴せず、佃中学校に見学に行ってきた。
公開授業は、1-C教科:学級活動 山崎雄功先生
『豊かな人間関係「友達との関わり」』を見学。
まず、教室に入って感じたことは、
クラスの雰囲気がとてもよかったこと。
一致団結し、各々、個人&班行動のメリハリがついていた。
人間関係の授業、難題であったと思う。
固い内容で、生徒の注意を引いたり、意欲を出させるのは、
一苦労だと思うが、非常にうまく山崎先生は、
授業を進行されていた。
***題材***
2人の中学生の話
①ある中学1年生女子、A子の気持ち
私は友達とすぐおしゃべりができます。人と話すことを私は何気なくやっています。でも、あるとき友達としゃべるのが苦手で悩んでいる人がいることを知りました。それ以来、休み時間に一人ぽつんとしているクラスの人や、一人お弁当を食べている人を見ると、いてもたってもいられなくなりました。
②つらい思いをしている中学1年生、B子の気持ち
クラスの女子が冷たく感じるんです。このままいったらしんゆうができるかどうか心配です。無視されたり、いじめられたりするのではないか、と不安でたまりません。女の子達の間では、グループ化が進んでいて、話しかけてもグループの子じゃないと冷たくあしらわれてしまうんです。話しかけても素っ気無いんです。「なんでー?」といったふうに、なれなれしいんじゃないのといった素振りをされてしまいました。
冷ややかな態度にあうとつらいみじめな気持ちになります。一方でこんな風になるなんて思いもかけなかったので、おかしいという気持ちもあります。親友でなくても、同じクラスなんだから、一緒のグループでなくても、挨拶をしたり交わすことぐらいはしてもいいし、そうなりたい。
今はクラスに行こうと思うととても気が重く憂うつになります。今の自分にはクラスに戻ってやっていける自信がありません。ある友達に電話したらとてもわかってくれて、話していて涙がとまりませんでした。
質問)2人の女子の気持ちについて、感じたことを書いてください。
質問)クラスの中にこんな風に(B子)に思い悩んでいる人がいたとき、あなたならどう接するだろうか。
①私は声をかけたくなる。
②「仲間はずれ」は、良くないとみんなにいうようにしたい。
③私は無関心。
④私は自分のグループに誘う
⑤私はイライラして、もっとやってしまう。
⑥今は入っているグループから、自分自身がはみ出さないように気を使う。
⑦私は何かをするときに誘う。
⑧私のグループに入れないようにする。
質問)友達との関わりを大切に育てるには、どのような考え方・行動が大切でしょうか。
***題材終わり***
上記題材について、グループで話し合って、
考えをまとめ、発表する授業でした。
キラリと光る、回答が出てきた。
B子のような子は、すぐそばにいるかもしれない。そのことに気づけるかどうかが大切だと。
題材が、人間関係をテーマとしている点で、それを学ぶ。
自分で考え、その後グループで、考えを述べ合う。
その時に、他人の意見をきちんと聞けるか、
そこで、コミュニケーションを学ぶ。
非常に奥が深い、やる側となっては難しい授業であったものの、クラス一体となって、授業展開されていた。
男子20名、女子15名、計35名のクラス。
先生は、クラスのひとりひとりに目が行き届き、
小さなところまで、気配りされていた。
授業では、教材にこだわらず、
生徒一人ひとりのエピソードや、
先生ご本人の中学生時代のエピソードを入れたりし、
テーマにより親密感がわくように、
そして、まさに身近な問題として、取り込めるように
努力されていた。
すばらしい公開授業であったことをご報告したい。
私も、医師にならなかったら、教師になりたかった。
教師という職業が、うらやましく思えた一日であった。