「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

本日2/19、築地市場等街づくり対策特別委員会 報告

2008-02-19 23:27:44 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
本日、私が委員として属す、築地市場等街づくり対策特別委員会が
開催されたので、報告します。

長々と書きますが、
私にとっての本日の会議の一番のポイントは、
行政の築地市場への姿勢の言質:
“「いまでも、豊洲への移転には、断固反対である。」という姿勢に変わりはない”
という回答を得たことであります。

区議会本会議、すなわち平成20年第一回定例会は、
3/3(月)から開催されます。
区長の所信表明は、3月3日(月)午後2時から3時。
(中央FM FM84.0MHz中継有り)
豊洲土壌汚染が発覚した今、
そしてその事態が、
4100箇所の土壌汚染再調査を必要とする深刻な状況下、
食の安全、築地ブランドを守るために、
是非、所信表明での、
力強い築地市場移転断固反対の声明を、
期待したいです。

行政からの報告は、2項目。

1.京橋二丁目16地区都市再生特別地区の都市計画について
ポイント:京橋地区における、二つの街区を統合し、都市開発を行う計画の手続きを行って行く報告。場所は、宝町駅近くの中央区京橋二丁目、15番、16番、17番の一部で、二つの街区、A地区とB地区がある。A地区には、区道563号線をはさんで、二つの土地がある。区道563号線を廃止し、これら二つの土地を一体的に活用できるようにする代わり、B地区を区の土地として与え、あわせて区の負担なしに子育て支援施設を建設する計画。(区道563号線廃止の見返りとしてB地区の土地及び子育て支援施設建設を区の負担なしで行われる)


2.開発協力金を活用したまちづくり支援事業制度の拡充について
ポイント:開発協力金の使途を、既存の①まちづくり支援事業や②公共公益施設等の整備だけでなく、③文化振興活動、④地球温暖化防止などの環境活動、⑤その他まちづくりに寄与する安全対策など特に区長がみとめるものに拡大。

ちなみに、これらは、常任委員会(とくに、2/14の環境建設委員会)でも審議された。
1:30開始。行政側説明終了1:40。
私に与えられた質問時間は、33分。

私の質問と要望は、以下。

1.京橋二丁目16地区都市再生特別地区の都市計画について
①B地区 子育て支援施設の整備 とあるが、その設備整備費用は区の負担か?再確認。
⇒区の負担はゼロで、子育て支援施設(駅前型保育園)を整備できるという回答であった。

②B地区は、高速道と隣接している、決して保育園に適した場所ではない。騒音対策、排ガス対策をきちんとするように要望。また、保育園は、是非、中央区の待機児童解消に役立ててほしいと要望。

③区道563号線の価値の見積もりは?
⇒区の回答によると約10億円。では、少なくとも10億円なる価値と同等の投資をして、子育て支援施設の整備がなされるようにしてほしいと要望。

2.開発協力金を活用したまちづくり支援事業制度の拡充について
①開発協力金は、使途はどの段階で、誰が決定するのか。
⇒『中央区市街地開発事業指導要綱』に則り、区が決定していくと回答あり。『中央区市街地開発事業指導要綱』が、今回改正されるので、早い段階で、改正案を提出いただけるよう要望。なお、改正は、20年3月の予定。

②開発協力金の使途に、子育て支援の関連の環境整備も含まれるか。
⇒「子育て支援の関連の環境整備」は、開発協力金の概念の中にはなく、開発事業そのものでの、事業者への指導の中で入れて言っていると回答。私は、開発協力金の中にも、子育て支援の関連の環境整備を入れることを検討してほしい旨をお伝えした。

③実際に、開発協力金を適応する『晴海地区まちづくり支援店舗施設(仮称)』の整備が、開発協力金の主旨に合っているかどうかに関し質問し、説明いただいた。


以下は、私が取り上げた内容。
 
3.築地市場現在地再整備について
①区の姿勢は、どうか?
「いまでも、豊洲への移転には、断固反対である。」という姿勢に変わりはないという回答を得た。私は、今回の委員会で、一番大きな言質であったと考える。

②「断固反対」を行うためには、現在地再整備計画案を提出するのが有効であると考えるがいかがか?実際、石原都知事は、平成19年12月26日の読売新聞のインタビューに答えて、「反対をするのなら代案を出してほしい。」と述べている。よって、断固反対をするのであれば、再整備計画案提出こそ有効であると考える。)現に、平成16年12月付けで『世界に誇れる都心のさらなる発展に向けて~築地市場地区の活気とにぎわいビジョン~』を作成し、築地市場内の青写真を描いた過去がある。)日本橋高速道の地下化の青写真を描く作業も、国や都のものに関して描いているわけで、(同じ都の所有物である)築地市場も再整備計画案を描けるはずである。と主張。
⇒青写真を描くのはできるが、その市場内部の事業者と調整しながら描くことは不可能という回答。私は、再度、この件は、提案させていただくとして、今回は終った。築地市場現在地再整備計画案を、市場内部関係者と共に描けばよいと考えている。

4.福祉のまちづくり実現のための庁内関係調整会議について
福祉のまちづくり実現に向け、各部署の枠を超えて、意見調整するための庁内関係調整会議は、19年度は何回開催されたのか?
⇒福祉保健部が主体となって、庁内関係調整会議の開催をしていると回答あり。

5.あさしお運河への歩行専用橋架橋計画について
 この度、予算案がプレス発表された。あさしお運河への歩行専用橋架橋計画:
(歩行者専用橋の新設18,700千円   黎明橋周辺における歩行者の集中を緩和するとともに、朝潮運河沿いの行き止まりを解消するため、歩行者専用橋を設置する。なお、平成20年度は予備設計を実施する。プレス発表文抜粋)この計画により、トリトンスクウエアを行き来する歩道の歩行者の数は、何パーセント減ることを、見込んでいるのか?
⇒幅員を拡幅するのは、無理であり、計画をしている。本年度は、調査し予備設計を実施すると回答あり。

6.都市計画書の広報と縦覧をホームページでわかりやすくしてほしい
 都市計画書の縦覧を行っていることを、中央区のホームページでわかりやすく広報してほしい。できれば、縦覧内容も、インターネットを介して見れれば便利である。
⇒縦覧自体は、難しいかもしれないが、技術面で検討する。広報は、ホームページ上でしている。と回答あり。まずは、広報を、ホームページのもっと判りやすいところで行ってほしいと要望。

以上。
(まだまだテーマはあったが、時間切れ終了。)
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