6月27日金曜日、
中央区議会は、豊洲土壌汚染に関して、
東京都の担当の部署を囲んで、全員協議会を開催します。
記
1. 日時 6月27日(金)午後1時~
2. 会場 中央区役所本庁舎 中央区議会第一委員会室
3. 議題 「豊洲新市場予定地における土壌汚染調査結果等について」
とても、大切な会議であります。
東京都からの豊洲土壌汚染状況の説明と土壌汚染対策の方向性の説明を受けたあと、各会派から東京都との質疑応答が行われます。
私も、質問者の一人です。
この会議は、「20中区議第238号」(平成20年6月23日付)で、公式なものとして、議長から招集がかかりました。
傍聴に関してですが、この会議の重要性から鑑み、“公開であるべき”であると考えます。
公式文書で招集された会議であり、少なくとも報道機関に対しては、きちんと公開し、内容を広く伝えていく必要があると考えています。
私は、この会議で、一般質問でも述べましたが、専門家会議の調査の不十分な点、土壌汚染対策の実現・実行可能性の証明の不十分な点を、東京都に質していくことを考えています。
現在頭にありますのは、以下の点です。
1)専門家会議は、学際的でない点
専門家会議メンバーには、地質学者、地震の専門家、有害化学物質の医学専門家がかけており、学際的ではありません。
2)深度方向の調査が不十分な点(特に、環境基準や東京都土壌汚染対策指針から超過したシアン検出地点の調査を行っていない点)
環境基準を上回った地点の深度方向の調査が不十分です。特にシアンについてです。豊洲移転候補地は、東京都の環境確保条例 第117条に定められる3000㎡以上の土地の改変であることから、東京都土壌汚染対策指針にそった土壌対策が必要になります。その場合、検出されてならないシアンが検出されるすべての土地で深度方向1mおきの土壌調査が必要になりますが、専門家会議においては、シアンが環境基準の10倍未満で検出されている場所を絞込調査の対象から外してあります。
東京都の環境確保条例 第117条との整合性を今後、どのようにつけていくかも併せて。
3)深度方向の調査が不十分な点(特に、有楽町層の調査を行っていない点)
軟透水層とも言われ、水を通しやすいといわれる有楽町層へ汚染が広がっている指摘があるのに、汚染が下層へ広がるという理由で一切調査が行われていません。すでに豊洲の土地は、「ゆりかもめ」の橋脚工事などで、有楽町層の破壊は起こっているのにかかわらずです。また、田町の東京ガス跡地では、ボーリングの結果、有楽層で汚染が見つかっているといいます。
4)土壌改良後の有害化学物質がきちんと処理できたことの検証する計画のない点
専門家会議に提案された土壌改良後、有害化学物質がなくなったことを証明する調査が計画されていません。土壌改良工事が完璧だったとどうやってわかればいいのでしょうか。
5)地下水管理の技術的な実行・実現可能性
豊洲では、地下水面は、現在、海水面から約4メートルの高さにあります。これを下げることができる技術を示していませんし、また下げたとしても、再度上がる可能性はないといえますでしょうか。台風や高潮、洪水の時は果たして大丈夫でしょうか?
6)液状化対策の議論が行われなかった点
専門家会議では、30年後に70%の確立でおきる首都直下型地震での液状化対策について、すでに東京都は調査しているという理由で、議論されませんでした。豊洲の地盤は大変弱いことが言われており、地震により有害化学物質が地上に噴出し、市場が閉鎖になる危険性が大いにあります。
7)6月中で完了予定の深度方向調査結果の公表
結果が出ているものもあるであろうから、早く公表を行っていただきたい。
8)汚染土壌の処理方法(汚染土壌を海上投棄しないことの確約も含め)、土壌改良工事の費用試算
9)土壌改良工事の発生する汚染土壌の飛散対策及び飛散していないことの検証方法
10)東京都環境影響評価条例の手続きの公開について
今後、豊洲の土壌汚染状況も含めて手続きが進められていくことになるが、「都民の意見を聴く会」や、審議会の審議内容をきちんと公開していただきたい。
などなど。
中央区議会は、豊洲土壌汚染に関して、
東京都の担当の部署を囲んで、全員協議会を開催します。
記
1. 日時 6月27日(金)午後1時~
2. 会場 中央区役所本庁舎 中央区議会第一委員会室
3. 議題 「豊洲新市場予定地における土壌汚染調査結果等について」
とても、大切な会議であります。
東京都からの豊洲土壌汚染状況の説明と土壌汚染対策の方向性の説明を受けたあと、各会派から東京都との質疑応答が行われます。
私も、質問者の一人です。
この会議は、「20中区議第238号」(平成20年6月23日付)で、公式なものとして、議長から招集がかかりました。
傍聴に関してですが、この会議の重要性から鑑み、“公開であるべき”であると考えます。
公式文書で招集された会議であり、少なくとも報道機関に対しては、きちんと公開し、内容を広く伝えていく必要があると考えています。
私は、この会議で、一般質問でも述べましたが、専門家会議の調査の不十分な点、土壌汚染対策の実現・実行可能性の証明の不十分な点を、東京都に質していくことを考えています。
現在頭にありますのは、以下の点です。
1)専門家会議は、学際的でない点
専門家会議メンバーには、地質学者、地震の専門家、有害化学物質の医学専門家がかけており、学際的ではありません。
2)深度方向の調査が不十分な点(特に、環境基準や東京都土壌汚染対策指針から超過したシアン検出地点の調査を行っていない点)
環境基準を上回った地点の深度方向の調査が不十分です。特にシアンについてです。豊洲移転候補地は、東京都の環境確保条例 第117条に定められる3000㎡以上の土地の改変であることから、東京都土壌汚染対策指針にそった土壌対策が必要になります。その場合、検出されてならないシアンが検出されるすべての土地で深度方向1mおきの土壌調査が必要になりますが、専門家会議においては、シアンが環境基準の10倍未満で検出されている場所を絞込調査の対象から外してあります。
東京都の環境確保条例 第117条との整合性を今後、どのようにつけていくかも併せて。
3)深度方向の調査が不十分な点(特に、有楽町層の調査を行っていない点)
軟透水層とも言われ、水を通しやすいといわれる有楽町層へ汚染が広がっている指摘があるのに、汚染が下層へ広がるという理由で一切調査が行われていません。すでに豊洲の土地は、「ゆりかもめ」の橋脚工事などで、有楽町層の破壊は起こっているのにかかわらずです。また、田町の東京ガス跡地では、ボーリングの結果、有楽層で汚染が見つかっているといいます。
4)土壌改良後の有害化学物質がきちんと処理できたことの検証する計画のない点
専門家会議に提案された土壌改良後、有害化学物質がなくなったことを証明する調査が計画されていません。土壌改良工事が完璧だったとどうやってわかればいいのでしょうか。
5)地下水管理の技術的な実行・実現可能性
豊洲では、地下水面は、現在、海水面から約4メートルの高さにあります。これを下げることができる技術を示していませんし、また下げたとしても、再度上がる可能性はないといえますでしょうか。台風や高潮、洪水の時は果たして大丈夫でしょうか?
6)液状化対策の議論が行われなかった点
専門家会議では、30年後に70%の確立でおきる首都直下型地震での液状化対策について、すでに東京都は調査しているという理由で、議論されませんでした。豊洲の地盤は大変弱いことが言われており、地震により有害化学物質が地上に噴出し、市場が閉鎖になる危険性が大いにあります。
7)6月中で完了予定の深度方向調査結果の公表
結果が出ているものもあるであろうから、早く公表を行っていただきたい。
8)汚染土壌の処理方法(汚染土壌を海上投棄しないことの確約も含め)、土壌改良工事の費用試算
9)土壌改良工事の発生する汚染土壌の飛散対策及び飛散していないことの検証方法
10)東京都環境影響評価条例の手続きの公開について
今後、豊洲の土壌汚染状況も含めて手続きが進められていくことになるが、「都民の意見を聴く会」や、審議会の審議内容をきちんと公開していただきたい。
などなど。