「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

中央区 始動! 仕事始め式 & 内閣総理大臣 年頭所感

2010-01-04 10:33:17 | 国政レベルでなすべきこと
 本日1月4日、クリニック始動。新型インフルエンザは、まだ、健在。併せて、吐いたり下痢をしたりする胃腸炎(おなかの風邪)が、はやっています。


 中央区役所では、「仕事始め式」が、午前9時半から執り行われました。
 区長は、マイケル・ムーアの「キャピタリズム」という映画を引用し、マネーゲームが、罪のない一般市民を巻き込んだ金融危機、経済危機を繰り返してはならないことを述べるとともに、高齢者の力を生かしていく施策の充実や子育て支援の充実について述べられていました。


 午前10時から鳩山総理の年頭記者会見が放送されていました。
 年頭所感の中で、鳩山総理は、まさに、国民の側に政治をとりもどす一年にするという決意を述べられました。
 夕刊上では、この記者会見を、記者の皆様は何に着目するか楽しみですが、私の印象に残った点は、外交・防衛は、国のなすべきことの半分の比重を占めるべき重要なものであるという認識の下、日米同盟を大切にしながら、普天間基地問題を、期限を区切った形で解決すると明言されたことと、地域のことは地域でできるようにしていく地方分権の推進を行っていくという決意でした。

 10分あまりのスピーチ、鳩山首相の述べる表情は真剣そのものであり、うそ偽りのないものとテレビ画面から見受けられました。
 
 「政権交代」いよいよ、その真価が問われる一年が始まりました。
 
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元日の新聞から2010年を読む

2010-01-04 00:34:04 | 社会問題
 元日の楽しみとして、その日の新聞から一年を考える(占う・予想する)ことがあります。
 各紙の紙面を、以下にメモ程度で書きおきます。

 読んでみて、受け取っている私の理解では、2010年は、日経新聞が強く打ち出していたように、今後の10年の節目の年であると思います。今後の10年に影響する大切なとしであることを自覚し、行動していく必要があります。
 産経新聞は、「気分」が最近の人々の行動を支配しているということで警鐘を鳴らしています。しかし、産経新聞の分析と異なって、私は、決して日本人が、「気分」で政権を交代させたとは思っていません。
 読売新聞は、この時代を乗り切るのには、「シェア」が大切であると述べていますが、私もその発想は大切であると思います。
 朝日新聞は、ケアの新しい形を取材していますが、地域力が高まることがまず大切であると思っています。連載される内容に期待しています。
 また、朝日新聞では、「におい」に関連して、特集を組んでいますが、斬新なアイデアであると思います。とても重要な着目だと思います。「無臭」だけを指向することは、大切な何かを失っているのではないかと思います。


 以下、各紙の気づいた点のメモ。


<朝日新聞>
1)天声人語
大雪と満月で明けた2010年。太陽に元気もらうより、つきに癒しを請う年になる予感がする。

2)社説
「アジアかアメリカか」の二者択一さながらの問題提起は正しくない。むしろ日本の課題は、アジアのために米国との紐帯(ちゅうたい)を役立てる外交力である。

3)出版公告
村上春樹 1Q84 BOOK3 4月刊行決定
この公告は、朝日新聞は、カラーで掲載。東京新聞、産経新聞は、白黒。日経新聞、読売新聞は、広告なし。

4)コミュニティー・オーガナイジング
地域住民が貧困などの社会問題に取り組み、自らの力で問題解決を図るのを助ける。

5)ジャパン・アズ・No.3
2010年は、中国の国内総生産(GDP)が日本を抜く年になりそうだ。

6)成長はどこに
今後、都会を含め高齢化が進むほど、どう暮らすか、どう支えあうかが大事になり「小さな地域」の重要性が高くなる。この小さな地域がいかに自立できるか。人の姿の見える空間をいかに豊かにしていくか。そこにこれからの日本の成長の道がある。関満博(せきみつひろ)氏 一橋大教授

7)ケアのかたち
困っている人とつながる「ご近所力」 川崎市宮前区のすずの会

8)介護保険が導入されてから10年

9)大きな物語
交換経済から贈与経済の時代、
帰農運動が始まる

10)日本列島時間地図

11)人間くさくなろう
母さん においの絆


<日経新聞>
1)ニッポン復活の10年
高齢者の知恵と力を埋もれさせず、働きがいある戦力とする仕組みが日本には要る

2)2010年政策課題 シナリオを読む

3)次の10年へ


<読売新聞>
1)読売信条(毎年、紙面を割いて、この信条を掲載している点で、すばらしいと私は思っています。)
読売新聞は、
責任ある自由を追求する。
個人の尊厳と基本的人権に基づく人間主義をめざす。
国際主義に立ち、日本と世界の平和、繁栄に貢献する。
真実を追究する公正な報道、勇気と責任ある言論により、読者の信頼にこたえる。
(2000年1月1日制定)

2)社説
「ニッポン漂流」を回避しよう

3)新春対談 毛利衛さん

4)幸せのシェア


<産経新聞>
1)年のはじめに 中静敬一郎 論説委員長
「友愛」より「国思う心」で難局を乗り越えてほしい。

2)新春対談 野村克也氏と三屋裕子氏 (前のブログに記載)

3)from editor 片山雅文氏 編集局長
“物言う新聞”としての産経新聞

4)正論
今年は、吉田松陰生誕 180年

5)キブンの時代
気分が社会を支配している。「変えたい気分で」政権が代わり、「そんな気分になって」ものが売れ、面と向かっては言えないことを気分のままにインターネットに書き込む。深く考えることなく、気分のままに行動した結果、どこに行き着くのか。


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