「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

1/15、都市計画審議会 結果

2010-01-16 23:00:00 | 街づくり
 都市計画審議会が開催され、私も、傍聴してまいりました。

 都市計画審議会の構成は、以下のようになっております(平成21年7月1日現在)。
<都市計画審議会 委員名(敬称略)>
*学識経験者および関係行政機関の職員
石黒哲郎 芝浦工業大学名誉教授
広瀬盛行 明星大学名誉教授
苦瀬博仁 東京海洋大学教授
村木美貴 千葉大学大学院准教授
市川恵一 東京消防庁京橋消防署長
富樫博義 警視庁中央警察署長

*住民代表
重盛永造 中央区商店街連合会会長
水野雅生 中央区工業団体連合会会長
小坂 敬 銀座通連合会副会長
橋本 敬 日本橋室町・本町商店会会長
三田芳裕 中央区食品衛生協会副会長
中川桂一 月島交通安全協会会長

*区議会議員
石島秀起
植原恭子
石田英朗
中島賢治
小栗智恵子
高橋伸治
渡部博年



 懸案の勝どき五丁目再開発問題は、

議案12 東京都市計画第一種市街地再開発事業の決定(区決定)
    (勝どき五丁目地区第一種市街地再開発事業)

議案13 東京都市計画地区計画の決定(区決定)
    (勝どき五丁目地区地区計画)

の形で、出されました。

 結果的には、両方とも、採決の結果、賛成多数となり、計画は妥当だということで、区長へ答申されることとなりました。

 今後は、これら審議過程や答申を踏まえ、中央区長が、中央区決定を出すかどうかにうつります。
 区長には、2158筆の再開発計画変更を求める請願署名が出されており、その決定は大変重要な意味を持ちます。

 私は、提出した意見書にも書きましたが、この計画があまりにも拙速であり、本日の審議会でも議論されたように、東京都との間でもつめるべきところがつんでいない中、住民の合意形成を得つつ再度計画を煮詰めてから都市計画決定をすべきであると考えます。
 
 救いといっては、
①勝どき、豊海の今後の街づくりにおいては、周辺マンションの自治会代表者も取り込んだ街づくり協議会の分科会をつくり話し合っていく

②住宅計画においては、公共性をあげるために、都保有の住宅用途の部分を、高齢者優良賃貸などにしていくように都と折衝する

③日影の影響を極力小さくできるように折衝していく

④300平方メートルの保育園計画の拡大ができるよう改善していく

⑤新島橋の架け替えを都にさせてゆく

などの区の考え方が、審議過程であきらかになったことでした。


 再開発計画変更を求める多大なる声があったからこそ、これら前進が見られたのだと思います。

 しかしながら、多くの方々が失望する結果となったことも事実だと思います。
 私自身、皆様のご期待に区議会議員として、応えることができていません。申し訳ございません。

 
 このような区政はおかしい、このままではいけない、そうお思いになられている皆様と、少しずつかもしれませんが、変えて行きたいと思います。
 このままでは、中央区が壊れていってしまいます。
 まちが健康でなければ、そこに住むひとは、健康になりません。
 変えて行きましょう。ご一緒に。
コメント (1)
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