中央区の男女共同参画推進の検討を深めるため、中央区男女共同参画推進委員会を振り返ります。
なお、中央区立女性センターのホームページは、http://bouquet21.genki365.net/index.php
*****平成21年度中央区男女共同参画推進委員会(第1回)会議録****
開催日 平成21年11月18日(水)午後2時~午後4時
場 所 女性センター「ブーケ21」3階研修室1・2
委員
佐藤会長・加藤委員・青木委員・尾山委員・篠原委員・岸本委員・松原委員・
森田委員・福寿委員
出席者
事務局
総務部長・総務課長・女性センター館長・女性施策推進係長・女性施策推進係
主事
配布資料
資料1 中央区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業
資料2 中央区女性センターブーケ21ホームページ
資料3 平成21年度中央区男女共同参画事業概要
議事概要
(1)開会
(2)会長挨拶
(3)議事
・中央区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業について
・中央区女性センターブーケ21ホームページ開設について
・中央区男女共同参画施策の実施状況について
(4)閉会
委員会の経過
(要旨)
別紙
<委員会の経過(要旨)>
1 開会
2 会長あいさつ
3 議事
(1)中央区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業について
資料1に基づき、中央区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業について事務局より説明
【主な意見・質疑応答】
Q:アドバイザー派遣というのは、どのような人を派遣するのですか。
A:委託先である財団法人日本生産性本部から、ワーク・ライフ・バランスの専門家(社会保険労務士等)を派遣し、取組内容の調査とアドバイスを行います。
Q:ワーク・ライフ・バランスを推進する上で、中央区の企業においても現在の経済状況の悪化による影響や変化というものはありましたか?
A:今年度事業を始めたばかりなので、統計資料はありません。一般的にこの不況の中、ワーク・ライフ・バランスは企業にとって取り組みにくいイメージがありますが、これらを推進することで、チームワークがよくなるといったメリットもあります。
A:東京都のワーク・ライフ・バランス推進事業では、補助金助成事業と認定・表彰する事業を行っています。補助金助成の申請は多いですが、表彰・認定についての申請は少ないのが現状です。また、育児休暇を推進していくだけではなく、育児休暇明けの短時間正社員について推進していくことがこれから大事になってまいります。
Q:認定企業に対し、助成金は行わないのですか。
A:助成金については現在のところ考えておりません。区では認定企業について、ホームページや情報誌等で企業のPRを行っていくことと、商工業融資利率の優遇を図ることを認定のメリットとしています。また、認定企業に対し、区との契約において優遇が図れるかを現在検討しています。
(2)中央区女性センターブーケ21ホームページ開設について
資料2に基づき、ホームページについて事務局より説明
【主な意見・質疑応答】
Q:女性センターの研修室の抽選予約については、このホームページからできるのですか?
A:抽選は当ホームページではできません。公共施設予約システムより従来どおり予約を行ってください。当ホームページから公共施設予約システムを表示できるようになっています。
Q:リンク集は、どことリンクしていますか。法務局の法テラスでも女性の人権相談を行っているのでリンク集に入れてください。
A:内閣府男女共同参画局、東京都男女平等参画室、東京ウィメンズプラザのほか、都内の女性センターにもつながっています。法テラスについても掲載するように進めていきます。
Q:更新は毎日行っていますか。
A:基本的に毎日見て更新していく予定です。
Q:施設の利用時間等は掲載していますか。
A:掲載しています。
Q:ホームページ上部と下部に同じ項目が見られますが、内容は同じなのですか。
A:同じ内容です。人それぞれ見る視点が異なるので、どこからでも入れるよう入口を上下に配置しました。また、DV・女性相談については、緊急な場合でもすぐ目に付くように赤色のボタンで真ん中に配置しました。
Q:携帯電話でも見られるのですか。
A:携帯電話でもご覧いただけます。ホームページに二次元バーコードを載せていますので、そこから入ることも可能です。ただし、ここではパソコンで見るのと異なり携帯用の画面で表示されます。
Q:ホームページを見ると「女性」いう表記が多いので男性が見てはいけないように感じてしまいます。例えば、「女性相談」とする必要はあるのですか、男性の相談はしていないのですか。
A:当センターでは、男性への相談受付は行っていませんので、女性相談という名称で行っています。男性の相談については、区の他の相談窓口で対応しています。
(3)中央区男女共同参画施策の実施状況について
資料3に基づき、平成21年度男女共同参画事業について事務局より説明
【主な意見・質疑応答】
Q:育児中の保護者社会参加応援事業とは、どのような事業ですか。また、なぜ定員が10名と少ないのですか。
A:子どもが保育園や幼稚園に入っていない場合、親は家の中で子育てを行っていることが多く、社会との交流が少ない現状にあります。そこで、同じ境遇で子育てしている方たちが集ってリーダーの話を伺い、意識を共有しようというのがこの事業の目的です。定員を10名にしているのは、参加者の方がみなさん発言できる環境の確保と保育室の収容人数から10名とさせていただいています。
Q:育児中の保護者社会参加応援事業は児童館と共同でできないのですか。
A:児童館では、赤ちゃん天国という事業がありますが、こちらは親子で参加するのが基本となっています。育児中の保護者社会参加応援事業は、子どもと離れる時間を作って社会参加をしていただくことを目的にしているので、女性センター独自の事業として行っています。
Q:水曜イブニングトーク第1回で「都市開発と女性技術者たち」とありますが、女性技術者とはどのような人ですか?
A:UR都市再生機構の建築士の方です。中央区の再開発に携わった方をお招きしました。
意見:小さい子どもを預かる体制が現在増えており、共働きの家庭も増えていますが、小学校4年生くらいの子どもになると、放課後家に帰って一人で過ごさなければならないケースが多く見られます。今後は、そういった子どもを預かる体制も必要になってくると思います。
A:区では、子どもの居場所づくりとして「プレディ」という事業を行っています。特定の
小学校のみの実施ですが、放課後子どもが安心して過ごせる居場所づくりを行っています。
Q:女性相談では、なかなか予約が取れない状況にあるということですが、DVの相談については緊急性が高い場合があります。いつから相談日数を増やすのですか。
A:22年4月以降増やす予定です。DVについては、緊急の場合、東京ウィメンズプラザや警察署を案内しています。また、ブーケ21のホームページでも、緊急の場合の連絡先を掲載しています。
Q:女性センターの研修室等の利用率とはどういうことですか。
A:女性センターの研修室等の貸出率・稼働率のことです。
ここで、ひとつみなさまにご意見をお伺いします。区では、区民館など多くの施設で研
修室等の貸出を行っています。施設によって閉館時間が異なっていますが、当センターの閉館時間は現在午後9時までとなっています。これを午後10時に変更することについて、みなさんのご意見をお聞かせください。時間を延長することで光熱水費や委託料等の経費が増えますが、サービス向上の点と照らしてみて現在区で検討中のところです。
意見:時間は午後9時までで良いと思いますが、ちょうど9時までに部屋を出なければならないので、帰りの準備が急ぎ足になってしまいます。10分くらい融通していただけると助かります。
意見:委託の範囲内で10分くらいの延長ができれば良いと思います。
A:受付では5分くらいオーバーした時に声をかけるようにしています。多少の時間のオーバーは、運用の範囲で検討したいと思います。
Q:部屋の利用率が5割を切るというのは、少ないと思います。登録団体だけでなく、一般の利用も検討してみてはいかがですか。
A:登録団体は2ヶ月前から、一般団体については利用月の前月の16日から予約が出来るようになっています。一般団体についても研修室の貸出を行っています。
意見:利用率を上げるためにも、予約開始日をもう少し早めてみるのも良いと思います。
Q:ホームページから施設予約はできるのですか。
A:ホームページ上に公共施設予約システムにつながるボタンがありますので、そこから予約することができます。ただし、インターネットから予約する場合は、IDとパスワードが必要になりますので、各施設の窓口で事前に申し込みが必要となります。
Q:登録団体の予約について、抽選方式は中央区では一般的なのですか。
A:以前は、先着順で行っていましたが、朝早くから並んで予約する団体がいて、団体からもそれでは大変だという意見から、現在は抽選方式で行っています。
Q:予約開始日を2ヶ月前や1ヶ月前にしているのは、女性センターだけですか。
A:女性センターだけの規定です。予約開始日は施設によって異なります。
Q:どの時間帯の利用率が高いのですか。
A:午後の利用率が一番高いです。次に夜間で、一番低いのは午前というようになっています。午後の利用率は6割を越えていますが、午前だと4割を切っている状況です。
Q:社会教育会館の予約は1ヶ月前から可能ですが、社会教育会館と女性センターとでは利用率は違うのですか。
A:社会教育会館の利用率についての資料はございませんが、各施設によって利用率は異なっています。
意見:今までのご意見等から、閉館時間を夜10時に延長することについては、研修室の利用率の実績を考えれば必要ないと思われます。
4 閉会