投票価値の平等は、民主主義の根幹をなすことがらで、最も重要なもののひとつです。
都議選において裁判がなされていますが、違法な格差であると私も考えます。よって、選挙は無効だと思います。
違法・無効な選挙で選ばれた議員と言われないためにも、都議会議員による都議会選挙改革に期待いたします。
「都議会の動きは鈍く」と言われ続けないためにも、国政に範を示してください。
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http://mainichi.jp/select/news/20131002dde041040063000c.html
提訴:元最高裁判事「都議選は無効」 「1票の格差3.21倍は違法」
毎日新聞 2013年10月02日 東京夕刊
6月23日に投開票された東京都議選の定数配分は人口に比例しておらず違法として、元最高裁判事の泉徳治弁護士(74)が東京高裁(大竹たかし裁判長)に自身が住む練馬区選挙区の無効を求める訴訟を起こした。第1回口頭弁論が2日開かれ、被告の都選挙管理委員会側は請求棄却を求めた。
公職選挙法は、都道府県議選の選挙区ごとの定数を人口比例とするよう規定し、都は条例で定数127を42選挙区に配分している。訴状によると、2010年の国勢調査に基づくと、選挙区間の議員1人当たりの人口を比較した「1票の格差」は、最少の千代田区と最多の北多摩第3(調布市、狛江市)で3・21倍に達しており、公選法に違反するとしている。
都議選の「1票の格差」を巡っては、少なくとも過去5回争われ、最高裁が1984、87、91年の3回にわたり格差を違法としつつ、選挙自体は有効とする判決を言い渡している。
泉弁護士は、最高裁事務総長や東京高裁長官などを歴任。最高裁判事時代(02〜09年)には国政選挙の「1票の格差」を巡る訴訟の3件の大法廷判決(結論はすべて合憲)に関わり、いずれも「違憲」との反対意見をつけている。閉廷後、泉弁護士は「都議会の動きは鈍く、裁判所が動かない限り定数の是正はないと思った」と語った。【川名壮志】