「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

環状二号線の地元説明会

2008-06-21 07:48:04 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
三夜連続で、環状二号線の地元説明会が開催された。
大事な会議が重なっていましたが、私は三夜ともこちらへの出席を選びました。
説明会に出席した感想は、「残念ながら、地元住民への説明にはなっていない。」ということです。

*学校が9時までしか借りれないという理由で、住民からの質問を打ち切られています。質問自体も一問一答に制限されています。
 学校は、地域のためにあります。少々の融通は、地域住民のためにつけるべきであると思います。
⇒住民説明会など公けな場での利用の場合、延長できるように仕組みを作って行きたいと思います。

*自動車が、6万台増えると言うが、二酸化窒素ガスは、増加しないというデータを、おそらく会場の誰も信じられませんでした。自動車の性能があがるからと、都は説明。ちなみに、自動車の性能があがらず同じ場合の試算はしていません。
⇒データの出し方である「技術指針」自体に、大きな誤りがある可能性が潜んでいます。

*前提である築地市場移転が、不確定な状況であるのに、計画を進めることが私は理解できないし、地元の人も理解できない。
 少なくとも、専門家会議の答申が出て、それをもとに東京都の方針が出され、農林水産大臣の認可がおりてから、このような説明会を開くべきであると思います。

*説明会資料は、ホームページでもアップすべきであります。

*説明会で掲示された道路の詳細な位置図では、現在既にできて、住居が始まっている「東京タワーズ」の建物が入っていませんでした。

*説明が不十分であるから、再度説明会を開催してほしいと言う地元住民の願いも、一切無視。次回は、工事前の説明会になるとのこと。

*土壌汚染の状況が深刻であるから、「築地市場は移転できない」私は思っています。前提が崩れるので、この道路は、地下化に戻す必要が出るのではないでしょうか。

*東京都は、強引にこの環状二号線の地上化の計画を推し進めています。
 都市計画決定10.04はベンゼン1000倍の公表直前の2日前でした。
 それまでには当然汚染データが上がっているわけですから、都は豊洲の土壌汚染を知った上で都市計画決定していることになります。
 すなわち、汚染問題批判が広がる前に既成事実をつくる意図があった可能性があります。
 さらに汚染を知った上で事業決定されたものを、国(国交省)も認可を下ろしてしまうという始末。

【経過】環状2号線計画変更(地下案→地上案)と豊洲汚染調査
2007年09月11日 第178回都市計画審議会 採決(委員構成は、都知事が選べる人が過半数となっています。)
 この時には、「その年の秋には専門家会議の提言がでる」として、築地市場移転を前提にした道路計画を強引に採決しました。

2007年10月04日 都市計画決定 (告示)
2007年10月06日 豊洲汚染専門家会議(第4回) 
ベンゼン1000倍報告

2007年11月05日 豊洲汚染専門家会議(第5回) 
ベンゼン1000倍報告を受け3000箇所の追加調査方針

2007年11月16日 都から国交省へ事業認可申請

2007年12月20日 国交省の事業認可=事業決定(告示)

2008年05月19日 豊洲汚染専門家会議(第6回) 追加調査結果 
土壌ベンゼン43000倍、シアン化合物860倍 地下水汚染も広域で汚染

2008年05月31日 豊洲汚染専門家会議(第7回) 
地下水汚染ベンゼン10000倍、シアン化合物130倍  
土地改良対策をいうも科学的、技術的可能性の証明なし。

2008年06月18日~20日  都の工事着手(測量)説明会 築地、月島、豊海

2008年7月頃(未定)豊洲汚染専門家会議(第8回) 
追加調査(深度)結果報告
現時点で、提言提出日の見通しが立たず。

 調査が加わる度に豊洲汚染が広範囲(平面的にも立体的にも)かつ、汚染の度合いが深刻なものであることが判明。現時点で、提言提出日の見通しが立っていません。
 それにも関わらず、「道路工事は着手する」と都は、強引に進めている状態です。2007年度内に、工事着手費用(測量や一部用地取得費)が既に予算化されていました。最初から2007年に事業決定することは折込済みだったのでしょう。
 住民感情にも配慮し、今は、すべての作業を一時中断すべきであると私は思います。

⇒これら強引なやり方を防ぐ手立ては、街づくり協議会、区の都市計画審議会を公開し、オープンな形にしていくことが、まずは、とれる方法の一つです。
 都の都市計画審議会は、ホームページ上で、議事録もアップされていますが、膨大な量から、重要箇所を探し出すのが、困難な状態。ここでは、委員の積極的な情報開示や、マスコミの力を信じるところです。


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築地市場関連 6/17都議会分析(4)

2008-06-21 00:12:35 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

2008年6月17日東京都議会本会議での築地市場関連の審議のみ都議会ホームページ速報版よりピックアップする。

なお、赤文字⇒は、小坂の分析です。
アンダーラインは、私の見る重要箇所。

<小竹ひろ子議員、日本共産党都議団>
知事は、所信表明で、都民の批判が渦巻いている新銀行にも、築地市場の豊洲移転にも一切触れませんでした。みずからのトップダウンによる破綻が明瞭になると、ほおかむりして、都民の怒りをかわそうという態度にはあきれます。豊洲移転についていえば、そもそも東洋一のガス工場が三十年間も石炭や原油を燃やし続け、土壌と地下水が汚れ切った土地に生鮮市場移転を決めること自体無謀きわまりないことです。知事は、みずからの判断の誤りを認めるべきです。どうですか。
 移転を決めてからのやり方もひどいものです。まず、知事は、東京ガスの不十分な調査で済ませようとしました。しかし、市場関係者と都民の世論に押されて設置した専門家会議の調査では、調査のたびに高濃度の汚染が見つかったのです。発がん性物質のベンゼンが土壌から四万三千倍、地下水から一万倍、あってはならない猛毒シアンが八百六十倍、水銀、砒素なども深刻な汚染です。
 四万三千倍のベンゼンで汚染されている場所について、東京ガスは仮置き中のタールがドラム缶の腐食で漏れ出たものといっていますが、事実は違います。我が党は、現場で働いていた複数の労働者から、地面の上に直接おがくずを敷き、タールを流し込んで、まぜる作業が長年続けられたことによって、相当な面積の地面にタールがさんざんしみ込んでいるとの証言を得ています。都はこの事実をどう把握していますか。知事の責任で事実を調べ、都民に明らかにしてください。どうですか。
 さらに重大なことは、知事や知事が委託した専門家が地下の軟弱な粘土層を不透水層と断定し、その下は汚染ゼロと見なしていることです。この地層は、水を通さない不透水層ではありませんし、「ゆりかもめ」の橋脚や水道管布設のためのボーリングなど、三十カ所近くも穴があけられ、汚染が広がっているのです。
 環境学会の畑会長は、地下水が汚れている以上、上部の土だけ何度かえても、下から地下水で再汚染されると厳しく指摘し、全部入れかえるには四、五千億円かかるかもしれないと述べています。また、多くの専門家は、震災時の液状化現象が避けられない軟弱地盤の豊洲では、汚染の心配なく市場が運営できるなどとは、到底いえないと指摘しているのです。
 知事、こうした畑会長を初め地質や土木の専門家の意見に耳を傾けるべきです。どうですか。少なくとも直ちにこれら専門家を含めた委員会を立ち上げ、粘土層の下も含めて、都民が納得できる調査、分析を行うべきです。お答えください。
 築地で働く業者の方々や労働者、買い出しに来る業者、場外市場を含めた地元区民が求めているのは、築地での現地再整備です。知事は、アスベストの存在や種地がないなどの理由をつけて、再整備は不可能と決めつけていますが、ためにする議論でしかありません。
 築地市場にあるアスベストは飛散しないものであり、法に基づいて密閉されています。建築家は、市場の建物を幾つかに分けて取り壊しながら再整備を進める場合でも、取り壊す部分を営業しているところから完全に隔離すれば、安全に撤去できるといっています。こんなことは建物が密集した東京では日常的に行われているのです。知事はそんなことも知らずに不安をあおっているのですか。答弁を求めます。
 現地再整備のための仮移転用の種地の問題も、中央区の担当者は、区は現在でも再整備をお願いし、築地川東支川など埋立地を種地として都に提案しており、十分対応できると述べています。二〇〇三年には、市場関係者から、都の過大な再整備案より築地市場の現状に見合ったコンパクトな計画案が出されており、関係者の合意のもと、知恵を集めれば、新たな再整備案を練り上げることは十分可能です。今こそ知事は築地市場の現在地再整備に立ち返るべきです。答弁を求めます。

<石原慎太郎都知事>
 豊洲の移転についてでありますが、この判断は、現在の築地市場は、老朽化、狭隘化が限界に来ているだけではなくて、衛生面での課題やアスベストにも問題がありまして、一刻も早い対応が必要であります。
 築地市場の移転は、長い長い年月をかけてさまざまな案を検討し、結果、関係者間で議論を尽くして決定したものであります。ただ、再調査の結果、あそこにああいった汚染というのがかなり深刻に進んでいるということは、後に判明したことでありますが、しかし、その代案も含めて検討してまいりましたけど、当面、つまり、豊洲の移転というものを想定して、そのための対処というものを考えていくつもりでございます。
⇒知事は、当面、豊洲の移転を想定していくらしい。

<比留間英人中央卸売市場長>
 築地市場の移転に関する四点の質問にお答えいたします。
 まずタールの処理についてでございますが、東京ガス株式会社に照会したところ、同社が当時の従業員に実施した調査では、ガス製造過程で発生したタールスラッジを地面の上で直接木くずとまぜる作業をしたという話は聞いていないとの回答がございました。
 次に、新たな委員会の設置と粘土層下の調査についてでございます。
 豊洲地区の土壌汚染対策を検討している専門家会議は、有害物質、水質、土質、環境保健の各分野で日本有数の知識と経験を有する学識経験者から構成されてございます。
 また、関東地方の地層や土質に詳しい委員から、豊洲地区の不透水層を形成している粘土層は水を通しにくく、汚染の可能性は低いことから、ボーリングにより粘土層を打ち抜き、下部に汚染を拡大させるべきではないとの意見をいただいております。
 したがいまして、新たな委員会の設置及び粘土層の下を調査する考えはございません。
⇒問題の不透水層は、水を通していくということの指摘がある。すなわち、汚染されている可能性はある。
 次に、築地市場のアスベストについてでございます。
 築地市場の解体工事の際、アスベストが確認された施設はすべて飛散防止対策工事を行っていかなければなりません。現在地再整備の場合には、営業しながらの工事になり、また、生鮮食料品を扱う市場という特殊性から、より安全な工事が求められるため、工事区域を通常の工事より広く設定することとなります。また、その結果、工事期間も通常のローリング工事よりもさらに長期になるため、市場業者の営業に一層深刻な影響を与えることとなります。
⇒アスベスト処理は、可能。ただし、どこに残存しているか明らかにしてほしい。
 次に、築地市場の現在地再整備についてでございます。
 本年五月、築地市場の大多数の団体の連名で、築地での再整備は不可能といわざるを得ず、土壌汚染対策に万全を期し、豊洲移転を早期に進めてほしいという要望書が出されました。
 築地市場の再整備につきましては、種地が確保できないことに加え、敷地が狭隘なため、品質管理の高度化や、新たな顧客ニーズに対応する各種施設を整備する余地がないこと、営業しながらの長期間で困難な工事となり、市場業者の経営に深刻な影響を与えることなど多くの課題があることから、現在地再整備は不可能でございます。

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築地市場関連 6/17都議会分析(3)

2008-06-20 23:56:51 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

2008年6月17日東京都議会本会議での築地市場関連の審議のみ都議会ホームページ速報版よりピックアップする。

なお、赤文字⇒は、小坂の分析です。
アンダーラインは、小坂が見る重要発言。

<東村邦浩議員、都議会公明党>
次に、豊洲新市場について質問いたします。
 石原知事の判断により、都が豊洲新市場予定地の土壌汚染を再調査した結果、土壌の一部から、環境基準の四万三千倍、地下水の一部からも一万倍のベンゼンが検出をされました。都民の多くは、今、強く食の安全が求められる中、なぜそのような土壌汚染された場所に築地市場を移転させるのかと、食の安心に対して不安を抱いております。加えて、再調査の結果、汚染対策費は当初予定の六百七十億の二倍の費用がかかるともいわれており、そこまで巨額の税金を使ってあえて豊洲に移転する必要があるのかという疑問の声も上がっております。
 都議会公明党は、再調査の結果、新たに浮き彫りになってきた課題について専門的に検討し、中央卸売市場の方向性を決めていくための調査プロジェクトチームを党内に立ち上げ、検討を開始しました。
 そのような中、知事は、過日の報道番組で、外環とか圏央道が整備されていたら何も豊洲とか築地じゃなくたっていい、でもやっぱり業者が海から直に荷揚げしたいというんです、もうそんな時代じゃないと思うんだよと発言をされました。もしもこれが知事の本意なら、都議会公明党は、現在の豊洲移転計画をすべて白紙に戻し、都民の不信と不安を払拭すべきであると強く申し上げたいと思います。
 新市場の整備に当たっては、むだな税金の支出をやめさせることは当然として、食品流通の安定と安全を確保し、都民の食生活を守ることが原点であります。また、市場は、築地の場外市場が典型例であるように、鮮魚、青果の集荷場、取引場というだけでなく、人々のにぎわい、経済活力や観光エネルギーの源であったといっても過言ではありません。また同時に、新たな市場は、時代の進展に伴って変化する商品流通過程に的確に対応していかなくてはなりません。
 こうした多様な課題と要請にこたえる新市場の整備であるべきであり、そして何より、繰り返しになりますが、都民の不信と不安の払拭が何よりも重要であります。初めに移転ありきの議論は一切やめて、新市場整備の原点に立ち返り、すべての先入観、バイアスを排した再検討が不可欠であります。改めて新市場整備について知事の見解を求めます。

<石原慎太郎都知事>
次いで、新市場整備についてでありますが、豊洲新市場予定地における約四千百カ所の詳細調査で、一カ所、四万三千倍というべらぼうな、基準値を上回るベンゼンが検出されました。そうした高濃度の汚染の範囲は極めて限られてはいますが、しかし、風評被害が懸念される中、事実を正確に把握して冷静に対処していくことが必要であると思います。
 現在の築地市場は、老朽化、狭隘化が限界に来ているだけではなく、衛生面でも課題がいろいろありまして、アスベストの問題もあり、一刻も早い対応が必要であると思います。
 築地市場の移転は、かなり長い長い年月をかけてさまざまな案を検討し、関係者間での議論を尽くして、結果として決定したものであります。
 豊洲地区の土壌汚染については、専門家会議の提言が七月にも予定されておりまして、都としては、各分野の方々から提言を幅広く受けとめまして、工法も含めて既存の枠あるいは既存の発想にとらわれずに、さまざまな新技術や工法の可能性も探りながら、早期に具体的な計画を取りまとめていきたいと思っております。
⇒すべて同じ答弁

*市場長からの答弁なし?

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築地市場関連、6/17都議会分析(2)

2008-06-20 23:47:07 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

2008年6月17日東京都議会本会議での築地市場関連の審議のみ都議会ホームページ速報版よりピックアップする。

なお、赤文字⇒は、小坂の分析です。

<大沢昇議員、都議会民主党>
次に、築地市場の移転問題について伺います。
 この間、築地市場の移転予定地である豊洲地区について、土壌からは環境基準の四万三千倍、地下水からは環境基準の一万倍のベンゼンなどが検出されています。私の選挙区、江東区の豊洲には、現に住んでいる人も多いので、豊洲は汚染されていると宣伝されるのは、正直いっていい感じがいたしません。しかし、あえて申し上げるならば、この豊洲地区は、もはや市場の移転先として不適切ではないかと多くの都民が感じているのではないでしょうか。
 こうした都民の不安や疑問が高まる中で、改めて築地市場の移転問題を検証すべきです。もちろん現在地再整備がとんざしてしまった経緯も承知していますが、アスベストへの対応なども含め、新技術や新工法はないのか、本当に種地が確保できないのか、あるいは、知事のいう外環沿いなどを含め他の移転候補地は全く考えられないのかなど、あらゆる事態を想定して多様な検討をしていくべきだと考えます。
 石原知事は、五月二十三日の定例記者会見において、予算のことも含めて、これから現在地再整備が一つの検討の主題になるかもしれないし、ならないかもしれないと含みのある発言をしていますが、築地市場の移転問題に関して、知事の見解を伺います。
 私たちは、万が一、豊洲での整備を進めていくにしても、築地市場の移転問題を検証する上で、土壌汚染対策費用や都の負担、事業スケジュールなどについても明らかにしていくべきだと考えます。
 五月十九日と三十一日に開催された専門家会議では、地下二メートルまでの土壌をすべて入れかえることなどの対策案が示されましたが、これを受けて、各マスコミでは、平成二十四年度に予定していた開業時期が三年ほどおくれる、あるいは六百七十億円とも見積もっていた土壌汚染対策費が一千億円ないしは一千三百億円に膨れ上がるなどと報じられています。既にこれらの数字が既成事実となっているようですが、東京都は、現時点において、事業スケジュールの見込みや土壌汚染対策費用の見積もりについて、どのように試算しているのか伺います。
 土壌汚染対策の費用負担について、私は、昨年六月二十一日の経済・港湾委員会において、新たに土壌汚染が見つかった場合、その処理はだれが行い、費用はだれが負担するのか、質問してきました。
 これに対して、東京都は、汚染原因者の負担だと明確に答弁した上で、操業に由来するものの対策費用は、基本的に汚染原因者である東京ガス株式会社が負担すべきだと述べていました。
 しかし、一方で、専門家会議が打ち出した汚染の有無にかかわらず土壌をすべて入れかえる対策では、費用のすべてを原因者に求めるのは困難であると思われます。私は、汚染者負担の原則から、東京ガスに対しても適正な負担を求めていくべきと考えますが、東京都はどのような考え方で、どのように東京ガスに負担を求めていくのか、見解を求めます。
 約四十ヘクタールの敷地で地下二メートルまでの土壌をすべて入れかえるとなると、単純計算でも八十万立米の土壌を処理しなければなりません。しかし、今の社会状況において、汚染土壌をトラックに積んでどこかへ運んで処理することは、受け入れ先の理解を得られないだけでなく、積みかえや運搬の際の飛散などを心配する周辺住民からの理解をも得られにくいというのが現状であります。
 専門家会議での提言を受けて、具体的な処理方法については、今後、具体的な検討がなされるのだとは思いますが、周辺住民への影響なども含め、汚染土壌の運搬や処理についてどのように考えているのか、見解を求めます。

<石原慎太郎都知事>
 築地市場移転問題についてでありますが、豊洲新市場の予定地における約四千百カ所の詳細調査で、四万三千倍のベンゼンが一カ所からは検出されました。他も相当高い数値もございますけれども、そうした高濃度の汚染の範囲は、しかし、極めて限られておりまして、風評被害が懸念されますが、事実を正確に把握し、冷静に対処していくことが重要であると思います。
 現在の築地市場は、老朽化、狭隘化が限界に来ているだけではなく、衛生面での課題やアスベストの問題もありまして、一刻も早い対応が必要であります。
 築地市場の移転は、実に長い長い年月をかけてさまざまな案を検討し、関係者間で議論を尽くして決定したものであります。
 豊洲地域の土壌汚染については、専門家会議の提言が七月に予定されております。都としては、各分野の方々からの提言を幅広く受けとめ、既存の枠にとらわれぬ、さまざまな新技術や、既に幾つかの案も出ておりますが、今まで考えられなかった工法の可能性も探りながら、早期に具体的な計画を取りまとめてまいります。
⇒自民党議員の場合と同じ答弁

<比留間英人中央卸売市場長>
 築地市場移転に関する三点のご質問にお答えいたします。
 まず、事業スケジュールと土壌汚染対策費についてでございます。
 現在、専門家会議で土壌汚染対策について検討中であり、事業スケジュールや費用を算定できる段階にはございません。
 七月には、専門家会議から提言が出される予定であり、都といたしましては、この提言を踏まえ、新技術や工法などの可能性も探りながら、食の安全と都民や市場関係者の安心を最優先にした対策を検討し、早期に具体的な土壌汚染対策や必要となる経費及び工期を明らかにしてまいります。
 次に、東京ガス株式会社の費用負担についてでございます。
 東京ガス株式会社は、平成十年から十四年にかけて土壌汚染調査を行い、平成十四年(2002年)及び平成十七年(2005年)に環境確保条例に基づき処理計画を提出し、土壌汚染対策を行った後、平成十九年(2007年)にすべての完了届の提出を終え、条例に基づく手続を完了しております。
 その後、都の土壌汚染調査によって、新市場予定地には都市ガス製造に伴う汚染物質が存在することが確認をされております。
 都は、今回の調査結果を踏まえ、新市場予定地が生鮮食料品を扱う市場用地という観点から、安全をより一層確保するため、法令が求める以上に手厚い土壌汚染対策を検討してございます。
 今後、こうした経緯や操業に伴う汚染物質の存在などを総合的に勘案し、都としての対策が固まった段階で、費用負担について東京ガス株式会社と協議してまいります。
 次に、汚染土壌の具体的な処理方法についてでございます。
 土壌汚染対策では、汚染土壌の飛散や漏えいを防止し、安全確保に万全を期すことが必要でございます。
 このため、土壌搬出の際には、散水の上、防水シートで密封するなどの措置を講じ、さらに、市街地を通過しての土壌運搬を極力減らすため、船による輸送を主体としてまいります。
⇒散水するほど、水があるでしょうか?散水の水で、地下水の水位を上げますか?また、海上投棄を考えてはいないでしょうね?
 また、汚染土壌の処理に当たりましては、加熱処理や洗浄処理など汚染物質が確実に除去できる方法を採用いたしますとともに、現地で処理することも検討してまいります。
 加えて、処理後の土壌についても、搬出先などを確認し、適正かつ確実に処分されるよう努めてまいります。

<大沢昇議員、都議会民主党 再答弁>
 なお、知事は、豊洲の土壌汚染について、四千百二十二カ所のうち一カ所だけが高濃度のベンゼンで汚染されていると強調していますが、事実を正確に把握するというのであれば、ベンゼンで五百六十一カ所、シアンで九百六十六カ所が環境基準を超えて汚染されていることを申し上げておきたいと思います。

以上。

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築地市場 6/17都議会分析(1)

2008-06-20 23:27:01 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

2008年6月17日東京都議会本会議での築地市場関連の審議のみ都議会ホームページ速報版よりピックアップする。

なお、赤文字⇒は、小坂の分析です。

<服部ゆくお議員(自民党)>
 次に、豊洲新市場予定地の計画について伺います。 
 豊洲新市場予定地の土壌汚染問題は、専門家会議での冷静かつ客観的な検討にもかかわらず過熱する報道ぶりに、都民や市場関係者は、一体何を信じればいいのか、困惑しています。 
 本来、築地市場の移転は、市場関係業界、市場流通を利用する方々、ひいては都民のためのものです。五十年先、百年先まで活用される新市場は、将来の世代に引き継いでいくべき都の大きな社会的資産であり、移転に係る諸課題について、未来への投資という長期的な視点で総合的に議論していくことが必要です。 
 我が党としては、科学的に安全な土壌汚染対策について議論することはもちろん、今こそ都民や市場関係者が安心できるようにしていくことが最も重要であると考えています。
 そこでまず、今回の調査結果について、都としてどうとらえ、また、調査結果を踏まえた土壌汚染対策の方向性についてどのように考えているか、見解を伺います。  
 今日の卸売市場は、何よりも食の安全・安心が重視されなければなりません。また、多様な顧客ニーズへの対応が求められており、老朽、狭隘化のため、高度な品質管理が可能な施設が絶対的に不足し、十分な物流環境を整えられない築地市場は、一刻も早く抜本的な方策を講じなければなりません。 
 先日、我が党に対し、築地市場業界団体の代表の方々から、豊洲新市場建設計画の推進について要望をいただきました。その趣旨は、かつて着手した現在地再整備が市場業者の営業に大きな支障となり、結局、とんざせざるを得なかった苦い経験を踏まえ、豊洲移転を推進していること、また、都が風評被害の防止も視野に入れた最善、最強の改善方策を講じ、全国に先駆けた食の安全・安心が確立された豊洲新市場を実現することを強く要望するものでありました。 
 そこで、都は、移転に向けた市場業者の思いをどうとらえているのか、また、現時点でも、現在地での再整備は本当に不可能なのか、財源面も含め見解を伺います。  
 平成十一年(1999年)、都と市場関係団体の代表とで構成する築地市場再整備推進協議会において、現在地再整備から移転整備へと方向転換したと聞いています。移転地の決定に当たっては、卸売市場として備えるべき条件を満たす複数の候補地を選び、最終的に豊洲が最適と判断したとのことですが、判断した具体的な条件は何なのか、また、現在でも豊洲の代替地はないのか、見解を伺います。 
 現在、豊洲の土壌汚染問題については、四万三千倍という汚染の最高濃度のみをもって計画を白紙に戻すべきというような意見もありますが、重要なのは、今後示される専門家会議の提言、都の土壌汚染対策の具体的な計画を踏まえ、冷静かつ長期的視点から議論し、その結果について都民の理解を得ていくことであります。今後の進め方を含め、豊洲移転について知事の所見を伺います。

<石原慎太郎知事回答>
 次いで、豊洲移転の今後の進め方についてでありますが、豊洲新市場予定地における約四千百カ所の詳細調査で、四万三千倍のベンゼンが、ただ一カ所でありますけれども、一カ所から検出されました。これは決して敷地全体がこうした高濃度の物質で汚染されているわけではございません。その範囲は極めて限られております。一カ所です。 一部の数字のみが喧伝されており、風評被害が広がることが懸念されておりますが、事実を正確に把握して冷静に対処していくことが必要であります。
⇒一ヶ所とか限定的というのは、誤っていると小坂は分析しています。
 築地市場は、老朽化、狭隘化が限界に来ているだけではなく、衛生面での課題やアスベストの問題もありまして、一刻も早い対応が必要であります。 
 対応に当たっては、この先数十年にわたって使い続ける首都圏の基幹市場をどう整備するかという長期的な視点に立って考えていかなければなりません。 
 豊洲地区の土壌汚染については、専門家会議の提言が七月に予定されておりまして、都としては、各分野の方々からの提言を幅広く受けとめ、既存の枠にとらわれずに、さまざまな新技術や工法の可能性も、これは既に幾つか思いがけない提案がございます。そうした可能性を探りながら、早期に具体的な計画を取りまとめていくつもりでございます。
⇒依頼した専門家会議の科学者の提案に従うのがまず、筋じゃないでしょうか?私達は、今まで、専門家会議の分析を見守ってきたわけであり、その分析が正しいか否かで選択をしているわけですから。
 専門家会議の提案に従わないなら、そのことこそ、土壌汚染の解決はできない一番のリスクです。

<比留間英人中央卸売市場長回答> 
 築地市場の移転に関する三点のご質問にお答えをいたします。 
 まず、豊洲地区における詳細調査の結果と対策の方向性についてでございます。 敷地全域にわたる四千百二十二カ所の詳細調査の結果、土壌から環境基準の四万三千倍、地下水から一万倍のベンゼンが、それぞれ一カ所で検出をされました。しかし、敷地全域がこのような高濃度の物質で汚染されているわけではなく、その範囲は、都市ガス製造時の旧空き地区域の極めて限定された場所でございます。
⇒限定された場所ではありません。比留間氏の分析は、間違っています。
 この調査結果に基づき、専門家会議では、土壌について、環境基準を超える汚染物質をすべて除去いたしますとともに、深さ四・五メートルまでの土壌の入れかえと盛り土を行い、地下水についても、最終的に環境基準以下に浄化することとし、あわせて施設開場後も、水位、水質を監視していくなど、これまで予定していた対策をより強化する内容で検討が進められております。 
 これらの対策により、仮に人が生涯にわたってこの土地に住み続けたといたしましても、健康への影響はなく、まして、生鮮食料品を扱う市場の安全・安心は十分確保されるとしております。 
 現在、詳細調査により、土壌から環境基準を超える汚染物質が検出された箇所などで、深さ方向に、より詳しい土壌ボーリング調査を実施しており、専門家会議では、この調査結果を確認の上、七月には提言をまとめる予定でございます。 
⇒深度方向の分析結果によっては、さらにひどい汚染状況が出るかもしれません。
 次に、移転に向けた市場業者の思いと現在地再整備の可能性についてでございます。 
 去る五月二十七日、築地市場の業界から、知事と都議会に出された豊洲新市場建設推進の要望書は、厳しい経営環境を踏まえ、市場の将来を真剣に考え、移転を進めようとする現場からの切実な思いであると認識をしており、この要望書が築地市場の大多数の団体の連名で提出されたことを重く受けとめております。 
⇒果たして、市場で働くひとりひとりの声の反映になっていますでしょうか?
 現在地再整備につきましては、敷地のほぼすべてが利用されており、再整備工事に不可欠な種地が確保できないこと、敷地が狭隘なため、品質管理の高度化や新たな顧客ニーズに対応する各種施設を整備する余地がないこと、アスベスト対策を含め、営業しながらの長期間で困難な工事となるため、顧客離れなど市場業者の経営に深刻な影響を与えることなどから、築地市場の再整備は不可能でございます。
⇒種地の確保は可能です。アスベスト除去工事も可能です。たとえ工事があったとしても、顧客離れは起こらない。(現業務継続しながら現在地再整備を成し遂げた大阪中央卸売市場がそうであった。)  
 また、財政面においても、中央卸売市場会計が保有する資金では、現在地再整備に要する事業費を賄えず、跡地の売却収入という補てん財源がないことから、実現性のある計画を策定することはできません。
⇒私達は、売却収益を用いずとも、現在地再整備可能な事業費をうる方法を考えています。また、安易に都有地を売却すると言う発想はいかがなものか?資金がないなら、土壌汚染対策に1300億円ものお金をかけることができないのでは? 
 次に、豊洲地区が最適と判断した具体的な条件と代替地についてでございます。 移転を決定した当時の検討におきまして移転先の条件としたのは、一つには、広い駐車場や荷さばきスペースを配置できる約四十ヘクタールのまとまった用地が確保できること、二つに、大消費地である都心部の周辺で、交通条件の良好な位置にあること、三つ目に、築地がこれまで築き上げてきた商圏に近く、機能、経営面で継続性が保てる位置にあることなどでございます。この条件で晴海、有明北地区など五地区を候補地として比較検討を行った結果、すべての条件を満たす豊洲地区に決定したものでございます。 
 現在、この決定から七年を経過し、取扱量や流通環境に変化が見られることから、条件を再度確認いたしましたが、新たな顧客ニーズにこたえる施設や、緑化など環境に配慮した整備の必要性、消費地からの交通アクセス及び買い出し人などの利便性確保の観点から、当時の条件は今日においても妥当でございまして、移転先としてふさわしい四十ヘクタールのまとまった用地は、豊洲以外に見出し得ない状況にございます。
⇒大手の買出し人のことしか考えていません。

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本会議 一般質問に立ちます。築地市場移転問題 45分間

2008-06-20 17:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
来週から、第二回の本会議が開催されます。

私は、会派友愛中央の一人として、
一般質問に立ちます。
6月24日火曜日、ちょうど午後2時からです。
中央FM84.0MHzでも実況中継されます。

本日6/20、一般質問の通告書提出締切日。(17:00まで)

私は、与えられた質問時間約45分間を、
すべて「豊洲土壌汚染と築地市場現在地再整備」に関して使います。
他に、取り上げるべき課題が、医療、教育、子育て支援などなど
あらゆる分野にあるのは重々承知しております。
ただ、築地市場問題は、この夏が、
中央区の試金石となる大事な時であり、
それにすべての質問時間45分間を投じることを
どうかご了承下さい。

本質的には、すべての分野にある諸課題と、
通じている部分があります。

医療、教育、子育て支援、福祉
地域活性、環境、建設、防災などなどは、
各委員会、
10月の決算特別委員会や
第4回の本会議一般質問で
きちんと取り上げていきます。

以下、
一般質問 通告内容です。

一、築地市場移転候補地である豊洲の深刻な土壌汚染状況について
①移転候補地豊洲の土壌汚染の深刻な状況を受けて、改めて、区長の『移転断固反対、築地市場現在地再整備実現』に対するお考えを確認させていただきたい。

②第七回まで開催された「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」(以下、「専門家会議」)の調査内容や土壌汚染対策の技術的可能性の証明は、不十分であると考えられるが、いかが分析されているか。

③土壌汚染は、たいへん深刻な状況であり、ベンゼンの慢性毒性(発がん性、催奇形性)、シアンの急性毒性が健康被害を及ぼす可能性は大いに考えられる。食の安心・安全、築地のブランドへ及ぼす悪影響も多大である。よって、そのような場所への移転計画は、白紙撤回する必要性があると考えるが、いかがか。


二、「中心市街地活性化法」を用いた築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくりについて
①平成十八年(二○○六年)二月十七日「築地市場移転に断固反対する会」総会が開催され、その活動の終了と、「新しい築地をつくる会」の新たな出発が決議された。当時、東京都と協議していた課題と、その後の進展状況をご説明いただきたい。

②今年度予算一千三百万円を、「築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり」に計上している。本年三月実施の「築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり調査」の結果も踏まえ、現在の同地区の取り組むべき課題は、何か。「鮮魚マーケットの先行営業」も含め、お聞かせいただきたい。

③築地市場の現在地での再整備の可能性について、いかが考えるか。現業務を継続しながら再整備を実現した「大阪市中央卸売市場」の例もあるように、築地市場の現在地での再整備は十分可能と考えるがいかがか。

④「中心市街地活性化法」に基づく第三セクター(中央区及び地元商店街連合など)によりTMO(Town Management Organization)を設立する。そのTMOが再整備・再開発計画を策案し、築地市場地区を「行政改革特区」とすることで、街づくりを進める手法が可能であると考えるが、いかがか。


三、築地市場を有する地元中央区の責任として、「築地市場現在地再整備(及び環状二号線地下化)」を実現するために、今こそ具体的行動を起こす必要性について
①本年七月に「専門家会議」の提言が出され、その後八月以降に、東京都の方針が出されるということであるが、その前である今だからこそ、中央区が具体的な行動を起こし、東京都に地元及び市場関係者の要望を伝えていくべきであると考えるが、いかがか。

②移転候補地の豊洲の土壌汚染が深刻な状態が判明した今、世論や地元住民と市場内で働く人々の要望に応えて、「築地市場の土壌汚染地への移転を断固反対する会(仮称)」を立ち上げ、同時に、署名を集めて、都へ抗議して行くべきと考えるが、いかがか。

③東京都は、オリンピック誘致計画の中で、築地市場をプレスセンター建設予定地としているが、「築地市場にプレスセンターを計画する以上、中央区はオリンピック誘致には、反対である(賛成できない)」という姿勢で臨むべきであると考えるが、いかがか。

④築地市場移転を前提として、環状二号線は、地上化となった。環状二号線による大気汚染の悪化やトンネル換気塔による食の街築地市場地区への悪影響を訴える地元住民の声が多数ある中、地下化に戻すべきと考えるが、都は用地取得作業を強引に進めようとしている。今は、住民感情に配慮し、少なくとも、一時計画を中断すべきと考えるが、いかがか。

⑤築地市場には、アスベストが残存している箇所が多数ある。十分な耐震化がなされていない箇所もある。両者、早急に調査した上で、対策を講じる必要があると考えるが、いかがか。


四、築地市場移転問題は、日本全体の問題であることについて
①築地市場を現在地で再整備することで、築地市場地区や中央区にどのような将来像をお考えか。

②土壌汚染対策法に則らない方法で調査し、その不十分な調査で、学校・公園とともに、土壌汚染があってはならないもののひとつ生鮮食料品を扱う市場を移転されたとすると、悪しき前例となり、日本全国で不十分な土壌汚染調査のままに開発が進められることに繋がると考えるが、いかがか。

③築地市場に関連して、不可解なことが多すぎる。
)築地市場現在地再整備工事の平成八年(一九九六年)の突然の中止と再整備案の不自然な立ち消え、
)附則三条をもつ土壌汚染対策基本法の平成十五年(二〇〇三年)施行。
)農林中金での消えた東卸の債務十億円、
)土壌汚染調査費や対策費を買い手である東京都が負担する点、
)「専門家会議」を開催している最中の強引な環状二号線地上化の都市計画変更など。
そもそも、築地市場の土地から莫大な売却益を得ることができるが、それによりかけがえのない築地の食文化を犠牲にしてはならないと考えるが、いかがか。

以上
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これは、危険では?

2008-06-19 18:47:32 | 防災・減災
昨日、友達の商店街仲間から言われました。
早速、今朝現場へ。

写真の目の不自由な方の歩道案内板、
こんなところに、なんのためにあるのでしょうか?

月島交番近くの佃大橋へ向かう側道です。

担当課に、問い合わせます。
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中央区立人形町保育園等複合施設整備等事業提案審査委員会設置要綱(案)

2008-06-19 00:48:44 | シチズンシップ教育
提案審査委員会設置要綱が、区のホームページで、
アップされています。
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kuseizyoho/pfiseibitoujigyou/jisshihoushin/files/jissihousin.pdf
読んでみて、疑問を頂く箇所があり、
ここに載せます。

その疑問とは、
この委員会が、“非公開”であるということ。

公開の場で、議論して、
適切な業者を選定すべきではないだろうか?


****以下、要綱(案)引用****

中央区立人形町保育園等複合施設整備等事業提案審査委員会設置要綱(案)
平成20年 月 日
20中企企第 号

(設置)
第1条 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成11 年法律第117 号。以下
「PFI法」という。)に基づき中央区立人形町保育園等複合施設整備等事業(中央区立人形町保育園
等複合施設の整備及び維持管理業務をいう。以下「本事業」という。)を実施するに当たり、民間事業
者の提案について、厳正かつ公平に審査を行うため、中央区立人形町保育園等複合施設整備等事業提案
審査委員会(以下「委員会」という。)を設置する。

(所掌事項)
第2条 委員会は、次に掲げる事項について審議及び審査を行い、区長に報告する。
一 PFI法第8条に規定する評価に係る基準の策定に関すること。
二 民間事業者の資格に関すること。
三 民間事業者から提案された事業計画に関すること。
四 民間事業者から提案された施設内容・業務に関すること。
五 前各号に掲げるもののほか、本事業の実施に関すること。

(組織)
第3条 委員会は、6名以内の委員をもって構成する。
2 区長は、次に掲げる者を委員として、委嘱し、又は任命する。
一 学識経験を有する者 3名以内
二 中央区(以下「区」という。)の職員 3名以内

(任期)
第4条 委員の任期は、委員選任の日からPFI法第7条第1項の規定により本事業に係る民間事業者が
選定された日までとする。

(委員長及び副委員長)
第5条 委員会に委員長及び副委員長を置く。
2 前項の委員長及び副委員長は、区長が指名する。
3 委員長は、委員会を代表し、会務を総括する。
4 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときは、その職務を代理する。

(委員会)
第6条 委員会は、必要に応じ委員長が招集する。
2 委員長は、必要に応じて委員会に委員以外の者の出席を求めることができる。

(定足数)
第7条 委員会は、委員の過半数の出席がなければ、会議を開くことができない。
2 委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、委員長の決するところによる。
3 委員会の会議は、非公開とする。

(守秘義務)
第8条 委員は、本事業に関し職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。

(庶務)
第9条 委員会の庶務は、企画部企画課において処理する。
2 区とアドバイザー契約を締結した事業者は、委員会の事務局に参加することができるものとする。

(委任)
第10条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関して必要な事項は、委員長が定める。

附 則
この要綱は、平成20 年 月 日から施行する。

****以上、*****
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3夜連続 環状二号線の地元説明会

2008-06-18 09:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
本日から、3日連続で、
東京都による環状二号線の地元説明会が、
開催されます。

築地市場移転を前提にして、つくられた計画です。
万が一、築地市場が、豊洲に移転するとしても、
その計画は、大幅に遅れる形であります。
現在開催中の都議の審議を見ても、
移転計画が中止の可能性も出てきました。
当然、移転中止となり、現在地再整備となれば、
もともとの計画のトンネル化に戻すべきでしょう。

私もこれら地元説明会に出席し、
地元住民の多くの方々の意見、
先の街づくり協議会で出た意見、
築地市場内、場外市場で聞かれる意見、
それらをこの説明会の場で、
東京都に伝えて行きたいと思います。




東京都市計画道路環状2号線建設
事業説明会

①6月18日(水)午後7時から午後8時30分

場所:京橋築地小学校(体育館)
   築地2-13-1

②6月19日(木)午後7時から午後8時30分 

場所:月島第三小学校(体育館)
   晴海1-4-1

③6月20日(金)午後7時から午後8時30分

場所:豊海小学校(体育館)
   勝どき6-6-2

以上。

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古紙回収

2008-06-18 08:11:15 | NPO・地域力
毎週水曜日は、地元町会の古紙回収の日です。
町会役員の方々が、早朝、戸外に出された新聞の古紙を、
回収し、町会事務所へ集積しています。

これを区を通して業者に資源として出し、
その収益は、町会活動に役立てています。

最近、町会の人が戸外に出した古紙を、
町会役員さんが回収する前に、
トラックで運び去られることが相次いで
起こっています。
一種の泥棒行為だと思いますが、
なかなか手を打つことができていません。

行政として何ができるのか対策を、
考えて行きたいと思っています。
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秋葉原事件 被害者支援は長い目で

2008-06-18 05:08:25 | 心理学・カウンセリング
先日、朝日新聞コラムで、大切な記事が載っていましたので、転載します。

***以下、朝日新聞『私の視点』より***

秋葉原事件 被害者支援は長い目で

常磐大教授(被害者学) 長井 進

 東京・秋葉原で無差別殺傷事件が起きた。容疑者の動機や事件の背景に注目が集まっているが、一方で突然、犯罪に巻き込まれた被害者やその家族たちがいる。そうした人たちへの支援策は05年の犯罪被害者等基本法の施行などで枠組みが整えられてはいる。
 しかし、実際の支援体制は十分とは言えず一般の理解も乏しい。今回の事件を、被害支援のあり方を改めて考える契機にしてほしい。
 ひとたび犯罪被害者となると、無力感と孤独感の深まりのふちに追い落とされる。
 家族や友人との信頼のきずなが分断されてしまうこともある。加害者への不信感は、社会全体へと広がる。誰かに頼って回復するものではない。時間が過ぎれば心の傷が消えるわけでもない。まったく理不尽な現実に直面してしまうのだ。
 7年前。秋葉原の事件と同じ6月8日に、大阪教育大付属池田小で8人の児童が命を奪われ、15人の児童と教師が負傷した。私は遺族の支援を続けた1人だ。きっかけは1通の電子メール。「できることは必ずします。」と伝え、その時々における要求に即応し信頼を築いていった。
 当時から比べてれば、今は警察にも都道府県にも相談窓口があり、民間の支援団体も各地に増えた。支援の手が増える一方で接した人の態度や言葉で被害者が傷つく二次被害の問題もある。メディアや司法関係者と、ぎくしゃくする場面も多い。こうしたなかで特に重要なのが、つなぎ役として調整を担うコーディネーターだ。
 これまでの日常生活が成り立たなくなる困難に加え、裁判も始まる。そうしたなかで被害者の傍ら居続け、必要なことを把握し、ひとつずつ実現させていくための調整を果たす。複数の方策を示して選んでもらい、意思確認をとりながら進めていく。そうした存在が、被害者それぞれに欠かせないのである。
 被害者支援とは「私には自分で判断し、意思決定する力がある」という感覚を取りもどしてもらうことだ。被害者の悲しみや苦しみは消えない。10年先を見据えながら長期的にかかわる必要があり、それには若手を養成することが急務である。警察でも、若手こそを相談窓口の人材として育ててもらいたい。
 誰もが犯罪に巻き込まれる可能性があるなか、身近な人が被害にあった時、どのように接したらよいのか。一言で言えば。これまで通りに接することだ。下手な同情や哀れみはしない。時間はかかるが、回復する力はその人自身に備わっているということを心にとめ、接してほしい。
 人は、人によって傷つけられるが、人によってより救われもする。かかわりあいを持った人の対応に、誠実さと思いやりを感じることができた時に、被害者は癒され、救われる思いがするのである。

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6/17 大阪市中央卸売市場(本場)を視察して参りました!

2008-06-17 16:49:46 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
6/17 大阪市中央卸売市場を視察して参りました。
6/16 最終の便で、関西空港から大阪入り。
6/17 午前4時。現地に立ちました。

現地では、大阪市の職員の方々が、
朝早くからではあったのですが、
丁寧に場内をご案内くださり、
その後、再整備に関しての質疑を受けて下さいました。
終ったのが、午前7時過ぎ。
管理棟15階からみた朝の大阪。
太陽はもう高く昇っていました。
はるか遠く東の方に、ビルの間から、
豆粒ぐらいの大きさではあるものの、
大阪城のシルエットが浮かび上がっていました。

市の職員の皆様のご説明を受けただけでも、来た甲斐があった視察。
その後、思いもかけぬ二人の方との貴重な出会いがありました。

一人は、築地市場の仲卸野末誠氏から
御紹介いただいたマグロの仲卸を営む
小西水産株式会社 小西克彦氏。
再整備の状況を現場での実際のご経験から、
さらに詳しく語って下さいました。
お寿司を食べながらのお話。
そのお寿司もシャリの握りが軟らかく、
そこに最高の素材が載せられていて、
本当においしかったです。
7時過ぎから、10時前まで、
延々お話をお伺いいたしました次第。

二人目は、ご案内いただいた大阪市の職員及び小西氏の両者から
御紹介いただいた
(社)大阪市中央卸売市場本場市場協会 資料室の酒井亮介氏。
市場のありかたの本質をずばりついたお話をお伺いできました。
ご紹介のご紹介で、すばらしい出会いにたどり着きました。
アポなしの突然の訪問であり、運悪く外出中で、
一時間半ばかりお待ちして、
ようやくお会いできました。
諦めずにお待ちした甲斐がありました。
ただ、午後の診療に間に合わせて帰る必要があり、
あと一時間は、お話したかったけれども、
後ろ髪を惹かれる思いで、市場を後にしました。
新幹線の時刻ぎりぎり、
酒井氏ご推薦の、2割安いタクシーを呼んでいただき、
間一髪、新幹線に乗り込み、無事帰京。

ここで得た多くの思いを、新幹線の中で、
書きたかったのですが、爆睡した模様。
あっという間に、東京についてました。

後で、詳細を述べます。
まずは、ひとこと。
「築地市場は、
 日本の食の流通の拠点でもあると共に、
 “文化”をも兼ね備えた存在であり、
 現在地再整備をすることで絶対守らねばならないし、
 その現在地再整備が絶対可能であるという確信を、
 現在地再整備を成し遂げた大阪市中央卸売市場は、
 教えてくれました。」
一言にならない、ひとことでした。

朝早くから、
大阪市職員の皆様、
小西様、酒井様、資料室の皆様
本当にお世話様になりました。
ありがとうございました。
ここで学びましたことを、
築地市場を考える材料として
活かして行きたいと思います。

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6/16 築地市場等街づくり特別委員会 報告

2008-06-16 19:49:13 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

6/16築地市場等街づくり特別委員会が開催された。本日、傍聴者は、12名程度いらっしゃったでしょうか。傍聴席が、満杯状態であった。区民・築地市場関係者の関心の高さが伺われる。

 築地市場関連で委員会の内容をご報告する。

私自身の問題点の整理に従い、ご報告したい。
黒字は、小坂の頭にあること。赤字は、今回の委員会で話されたこと。

まだまだ、整理の仕方が不十分であるが、今後検討を加えていく予定。

(1)土壌汚染
(食の安全・安心の確保ができない、豊洲で働く人の健康面への影響、土壌改良工事時の土壌飛散で周辺住民への健康被害、築地のブランドの消滅、)

①専門家会議の不備
)委員の人選
早くから築地市場の土壌汚染に取り組んできた日本環境学会の学者ははずされています。果たして、公正な手続きで、専門家が選ばれたのでしょうか?

)学際的でない
地質学者、地震の専門家、有害化学物質の医学専門家の不在

)不備な調査
・不透水層も土壌汚染の調査をすべきである
軟透水層であり、汚染物質が浸透している可能性がある。(6/16)
・「環境基準」の10倍で汚染物質を管理するのではなく、「環境基準」で管理すべきである
・調査においてクロスチェックを認めるべきである
・地下水で検出されてはならないシアンが検出されている部分で、詳細調査を行わない部分がある。
・深度方向の汚染状況をまだ公表していない

)専門家会議でぬけている点
・地下水水位の管理ができるという証明
・汚染地下水を浄化できるという証明(6/16)
・100万m3の汚染土壌の処理が可能という証明
・土壌改良後の汚染土壌がなくなったことを証明する土壌調査

②中央区議会議員の全員協議会を開き、専門家会議内容を都と質疑する(6/16)

)中央区の姿勢
中央区
も科学の専門家から意見を聞いて分析を加えていくべき(6/16)

 

(2)豊洲の東京直下型地震の液状化対策
①都の対策案
砂の杭をうち、同時にベンゼン分解の溶剤を入れる(6/16)

 

(3)税金の無駄遣い
①前回再整備:平成8年(1996年)、工事に約300億円つぎ込んだ段階で、中止。都の財政悪化が原因での中断。

②土壌汚染調査に15億円

③土壌汚染対策で約670億円かかるといわれていたが、さらに1000億円以上かかる可能性が出てきた。

 

(4)築地場外市場
①街の活性化
)都市整備公社との連携(6/16)
)観光協会HPからの情報発信(6/16)

)築地と銀座をつなぎ合わせる努力(6/16)
)大型バスをつけて、観光名所に(6/16)

②移転した場合の街の将来
)三田氏の見解(6/16)


(5)現在地再整備計画立案
①中央区の姿勢『移転断固反対、現在地再整備』だが、
)目に見える行動がない(6/16)

)8月まで待つのではなく、今中央区は行動を起こすべき(6/16)
7月の専門家会議の答申、それをうけての8月の都の計画の公表を待って、中央区は行動するという中央区からの回答のみ。(6/16)

②都との交渉
)局ごとに分かれ、都の意志が明確に出てこない。
  地元の要望を掴むことが大切と中央区は考える(6/16)

 

 

(6)環状二号線
①換気塔
食の街にマイナスの影響を与える(6/16)

 

(7)世論
①住民、区民、都民、大方の人は、築地市場の移転に反対。2007年8月10日毎日新聞で報道された世論調査でも、築地市場の豊洲への移転は、都民の約7割の人が反対という結果。

 

(8)東京五輪 平成28年(2016年)
①築地市場のプレスセンターの計画
土壌汚染対策で3年は遅れるため、プレスセンターを築地市場跡地につくるのでは間に合わない可能性あり。(6/16)

 

(9)現在の市場にあるアスベスト


(10)中小零細の業者の切捨て
 仲卸業者は現在でも廃業し、先細りの状況です。大抵が経常赤字の状況とも聞きます。このような状況で、さらに移転をすることで、どれだけの業者がついていけるのか。都は「仲卸業者数の大幅な縮減を図る」方針であり、中小零細の業者のことは考えにいれていないように感じます。また、小売業者にとっても、同様なことがいえます。大手業者によるトラックでの利用は、便利になるかもしれませんが、公共機関利用の買出しでは、往復約1時間のロス。築地市場を利用する多くの小売業者にとっては、たいへん不便になります。

 

(11)流通システム

 



(12)豊洲新市場計画上の不便さ
①幹線道路により卸、仲卸、青果が分断

②土壌汚染により上下水道や電気・電話用共同溝など地下インフラが整備できない

 

(13)農林中金

(14)日本の一つの文化の死
 古くは江戸時代からの市場、日本橋に関東大震災後、現在の築地に市場が移転。その後、今まで、魚文化を発信してきました。お陰で、江戸前寿司、ミシュランガイドでは中央区内の多くの店が評価されております。文化は、その地域とともにかもし出されていきます。築地あっての市場、市場あっての築地、中央区でした。一方が、欠けると両者存在しなくなるでしょう。豊洲という工場跡地に、果たして文化が芽生えるでしょうか。

以上。

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本日6/16、築地市場等街づくり対策特別委員会 開催

2008-06-16 10:46:26 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
本日6/16午後1時30分から、中央区議会では、
築地市場等街づくり対策特別委員会が開催されます。

豊洲の深刻な土壌汚染が分かってからの、
はじめての委員会です。

中央区の対応を追って見て行きたいと思います。

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練習以上の本番はない

2008-06-15 14:09:13 | 防災・減災
平成20年度臨港消防団ポンプ操法大会が、晴天に恵まれた中、
実施されました。

結果は、大いに反省すべきものとなりました。
写真で結果を写していますが第二分団が私達です。
本番で、いままでにない大きなミスを私がしてしまいました。
三本目の延長ホースを運ぶのですが、
走りすぎてしまい、
二本のホースを延長しても届かない遠くまで、
走ってしまったのです。
二番員は、私の置いた三本目のホースを届くところまで
引き戻す作業が入りました。
200点の減点の原因をつくったと痛感しています。

自分では、今まで通りポンプ固定位置から、
「28歩」走ったつもりでした。
ただ、走りながら、足が軽く感じて、
調子に乗ってどんどん走ったようです。
一歩一歩の歩幅が、広くなってしまったので、
総計で、2m程度先に進んだのだと思います。

このチームは、本来ならすばらしいできの
チームであったと思っています。
本番で、チームの皆さんの足を引っ張ってしまい、
その実力が出せず仕舞いで終ってしまいました。
熱心に指導してくださった分団の皆さん、
練習を常に支えてくださった分団の皆さんの
期待に応えることができませんでした。

今、たいへん落ち込んでいます。
どっと疲れも出ています。

「来年もやりますか。」
試合後のチーム仲間の一人の問いかけに、
私は即答できませんでした。
来年は、捲土重来したい、強い思いはあります。
しかし、本番でこんな大きなミスをした以上、
分団でたった4人しかなれない選手を、
またやらせてくださいと言っていいものなのだろうか、と。

気合では、どの分団にも負けていない、それだけは、
自信を持って言える大会でした。
他の皆さんの頑張りがあって、
結果自体は、準優勝。
(臨港消防団は、4つの分団で構成)

第二分団の皆様、
本当にお疲れ様でございました。
ありがとうございました。
この大会での苦い経験を繰り返さぬように、
日々の生活、議員活動に必ず生かしていきます。
そして、本論でありますところの、
地域防災活動に取り組んでまいります。

一般住民によるポンプ操法大会では、
私の所属する町会が、11チーム中の
二位の輝かしい成績を収められていました。
一つの明るい話題でした。
暑い中、参加されました町会・自治会の皆様も
本当にお疲れ様でございました。

「練習以上の本番はない。」
この教訓を痛いほどわかった一日でした。
コメント (1)
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