こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

クドリャフカの順番

2006-08-28 00:00:00 | 未分類
米澤穂信さん『クドリャフカの順番』を読みました。
すみません『愚者のエンドロール』を飛ばしてしまいました。
神谷高校シリーズ第3弾ですね。

舞台は華の文化祭。
手違いで『氷菓』を二百部も刷ってしまった古典部。
これを3日で売ってしまわなくてはならない。
問題は、販売する部室が教室棟から離れているところ。
伊原摩耶花は、漫研の部員でもあり古典部の手伝いができない。
福部里志は、イベントに参加しつつ部の宣伝もするという一石二鳥の行動をする。
折木奉太郎は、省エネを信条とする店番。
千反田えるは、他の部においてもらえないか交渉するなど、販売促進に励む。

そんな中起こった「十文字」事件。
50音順に各部の持ち物を盗んでいくという、「ABC殺人事件」をもじったような
でもささやかな犯罪を起こしていく。
次の標的は?犯人の目的とは?

にぎやかな高校の文化祭。その楽しさを思い出しながら読み進めることができました。
摩耶花は、摩耶花であるために先輩とぶつかり、千反田は単刀直入でありすぎてうまくいきません。
様々な出来事が伏線になって事件解明につながるのですが、奉太郎、おぬしも悪よのう(^^;)
犯人ももどかしさ歯がゆさが、よく伝わってきました。

コメント
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