こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

魔夢十夜

2006-08-04 00:00:00 | 未分類
小森健太朗さん『魔夢十夜』を読みました。

丹崎恵の通う慈久学院は、かつてはキリスト教のカトリック系のミッションスクールで、
もとは厳格な校風と、規律正しいことで知られる、全寮制の女子高校だった。
現在は、学内の学生寮は存続しているものの、寮に入るのは希望者のみの選択性となった。
さらに、三年前から男子生徒も受け入れ、共学校になっている。

恵は、通学に片道1時間半かかるので2年生から寮に入る事にした。
そして、その寮のルームメイトから、自殺した女子生徒が文芸部に残した作品の入手を依頼された。
調べていくうちに、文芸部内にカルトめいた集団があることを知る。
この学校の様々な暗部が現れ、とうとう連続殺人まで発生する。

暗号解読のミステリでありつつ、オカルティックで不気味。
今後、聖と魔の戦いでもありそうな終わり方でした。
面白かったし、コックリさんとか魔術に興味のある方には、もっと面白いんじゃないでしょうか。
怖い話が苦手な方は、読まない方がいいと思います。

コメント
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