こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

レフト・アローン

2006-08-13 00:00:00 | 未分類
藤崎慎吾さん『レフト・アローン』を読みました。短編集です。

表題作の『レフト・アローン』は、火星の領有問題や地下資源をめぐって、米、露、中、日、
欧、加、豪、印の各国が恒常的な戦争状態にある世界。
戦うためだけに育てられ、サイボーグ手術まで受けさせられたジロウの物語です。

『猫の天使』は、野良猫のガブリエルに、猫の視覚情報の処理過程をつぶさにモニターするため
一ミリ角のチップ五〇個と小指の先ほどもない送受信機を脳に埋め込んで観察を始めたことから起こる
物語。
大学の動物保護管理委員会からの許可なしで行ったことなので、ばれたらクビになるかもしれない。
そんな中、ガブリエルがよく通う教会で、新興宗教団体が信者と教会関係者、更にガブリエルまでを
人質に立てこもる事件が発生した。
猫が思い通りに動いてくれなかったり、不思議な光景が見られたり、語り手のコージの悪戦苦闘ぶりと、
事件後の心境の変化が面白く読めました。

『星に願いを ピノキオ二〇七六』は、新生児の脳をコンピュータとして育て
それに乗り移ろうとしたハードウエア・コンピュータの話と言えばいいのでしょうか。
<ブレイン>のように、コンピュータが見返すとか復讐するとか思考する時代が来るのでしょうか。

『コスモノーティス』は、未来の人類の物語。
「学者人」「探査機人」「恒星間宇宙人」「他天体観測人」「ソーラーセイル人」「ステーション人」に
分かれて存在している。
主人公ロッコは、ソーラーセイル人。主にセレーネのために働いている。
彼が両親や兄弟と違うのは、遠くから誰かが僕を呼んでいるように感じるところ。
ある日、とうとう広い宇宙に旅に出て、様々な経験をする。
そこで気づいたこととは。
一応、人類だとは思うけれど、こういう宇宙生物の話が大好きです。
だから、草上さんの著作も大好きなのだと思います。

『星窪』は、奄美大島にある不思議な隕石の物語。
触れると異世界をながめることができるという。
Tという画家と理科教師との書簡によって知る事ができた。
Tと石の花の関係が興味深く読めました。
ロマンティックな話で、とても好きです。

S.S.D.S.DVD初夏の診察会を見ました。

今回、森川さんが不参加だったのが残念です。
でも、日下事務長こと千葉進歩さんの『風を起こそう』を聴けた、というか見られたのがうれしいですね。

ラジオ体操第一では、またバウム教授こと関俊彦さんがはしゃいで
ブラディこと堀内賢雄さんにじゃれついていました。かわいい

黒い小児科医・沢登先生こと松本保典さんは、『さよならの吐息』では大人の魅力で
『きっとできるよ!』ではポンポンを持つ手もかわいらしく、魅せてくれました。

ドラマ『妄想果てることなく』では、ルパン三世のパロディのバウム三世が
‘‘スワンの涙’’という宝石を盗むという挑戦状をへそまがり署に送りつけてきたという物語。
ダジャレづくしで、くだらないといえばくだらないのですが、脱力系の笑いは誘います。
意外だったのが、関さんのルパン三世の物真似が似ていること。
あと、松本さんの「速水のバカヤロー」は笑えます。幼児化させすぎだって(笑)

また歌ですが、速水さんの『すべてのTRUTH』は格好良く、檜山さんの『Nudity』はセクシーでした。
賢雄さんの『Polestar』も素敵でした。
高橋直純くんの『大好きで、大好きで、大好きで、』は、元気はつらつで、かわいかったです。

速水さんのintroduceのおかげで、関さんの歌う『夢に見た楽園』が
もっと深く感じられるようになりました。

最後は『デオキシリボ助さん』『刹那の英雄』で締めです。
『デオキシリボ・・・』は心臓破りの坂だそうで、そりゃそうですよねー、走り回っているもの。
でも、何だかうれしそう。
『刹那の英雄』は、高橋直純くんの低音がセクシーに感じる歌ですね。速水さんは当然なんですけど。

間に診察も入っていて面白いのですが、こればかりは見ないと分かりません。
知りたい方は購入して見て下さい。

コメント
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