こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

新・特捜司法官S-A 3

2006-08-14 00:00:00 | 未分類
今日は、本を2冊読めたのですが、明日読めなかった場合を考慮して1冊だけ紹介いたします。

麻城ゆうさん『ジョーカー外伝 新・特捜司法官S-A 3』です。

秋津秀は、TVドラマの特捜司法官S-A役の役者である。
その眼球は、本物の特捜司法官と同等の機能を持つ人工眼球である。
だからというわけではないのだが、特捜司法官が関わる事件に関係する事が多い。
今回は、ネオヒューマンという新しいタイプの人々に関わる事件らしい。
ネオヒューマン体型の人は、どういうわけかゼロ歳児の記憶があるものが大半で、
記憶に残る一番古い歌が、出身地に限らず同じ子守唄らしきものだという。
家族の歌ではなく、親戚関係もないようだ。
秋津の付き人をやっているセドナの姉、女優のキラリンこと岸方美奈子が調査を始めたのだが、
行方不明になった。

急進派ネオヒューマンと反ネオヒューマンの対立を深めようとしている者がいたり、
セドナの周りでは嫌な出来事が次々と起こり、彼は深く傷ついています。
現実としても、思春期に選民思想が頭をもたげてくる者がいるのも確かで、
ある意味、この話はそういう考えへの警鐘かもしれません。
この後、どういう話の展開になるのか予想もつかないけれど、もう、これ以上
傷つく人々が増えない事を願います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする