鯨統一郎さんの『月に吠えろ!・萩原朔太郎の事件簿・』を読みました。
室生犀星を語り手に、萩原朔太郎が探偵として様々な事件を解決していくという物語です。
萩原朔太郎は、勝手にS探偵倶楽部なるものをでっちあげ、これまた勝手に師・北原白秋を
ボスに祭り上げます。
その強引さ傲慢さが、エラリー・クインを連想させて、ぐいぐいと物語のなかに引き込まれていきます。
また、竹久夢二や平塚らいてう、与謝野晶子に菊池寛、アインシュタイン博士まで登場して、
物語に花をそえます。
事件のあとに、多分それからインスピレーションを受けたのだろうと、萩原朔太郎の詩が紹介されるのも、
好きな人には面白い趣向だと思います。
私も、明治・大正時代の小説も読まなきゃいけないなーと、思いました。
そしたら、もっと面白さが倍増するはずなのに・・・ちょっと悔しい。
ただ、知らない私でも充分楽しめましたので、かなりお勧めのミステリです。
アニメ『ゲド戦記』見てきました。
ただ、原作って、こんなに訴えたい事をストレートに声に出して言っていましたっけ?
「命を大事にしないやつなんて嫌いだ」とか。
アレンと同じように感じている子供たちが、これを素直に受けとめられるでしょうか?
説教くさいとおもわなければいいけれど。
暗示させるにとどめて、自分自身で考えさせるように持って行った方が良かったのじゃないかと考えます。
室生犀星を語り手に、萩原朔太郎が探偵として様々な事件を解決していくという物語です。
萩原朔太郎は、勝手にS探偵倶楽部なるものをでっちあげ、これまた勝手に師・北原白秋を
ボスに祭り上げます。
その強引さ傲慢さが、エラリー・クインを連想させて、ぐいぐいと物語のなかに引き込まれていきます。
また、竹久夢二や平塚らいてう、与謝野晶子に菊池寛、アインシュタイン博士まで登場して、
物語に花をそえます。
事件のあとに、多分それからインスピレーションを受けたのだろうと、萩原朔太郎の詩が紹介されるのも、
好きな人には面白い趣向だと思います。
私も、明治・大正時代の小説も読まなきゃいけないなーと、思いました。
そしたら、もっと面白さが倍増するはずなのに・・・ちょっと悔しい。
ただ、知らない私でも充分楽しめましたので、かなりお勧めのミステリです。
アニメ『ゲド戦記』見てきました。
ただ、原作って、こんなに訴えたい事をストレートに声に出して言っていましたっけ?
「命を大事にしないやつなんて嫌いだ」とか。
アレンと同じように感じている子供たちが、これを素直に受けとめられるでしょうか?
説教くさいとおもわなければいいけれど。
暗示させるにとどめて、自分自身で考えさせるように持って行った方が良かったのじゃないかと考えます。