京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

早春の草花

2018年02月21日 | こんなところ訪ねて
暑ければ夕涼みに、寒い季節には暖を取りに、思い思いに寄って来られます。おさるさんのようにひと固まりになってストーブに手をかざし、他愛ない会話がはずみます。独りでいるよりはお喋りをしたいのです。連れ合いさんの介護の話、オリンピックの話。ヨガの話。
昼食後、府立植物園で開催中の早春の草花展までご近所さんも混じってぷらり散策に出ることになりました。長さ100mの特設会場に、200種1万株と言われる春の草花が満開でした。


綺麗やね~、かわいいね~とぐらいしか言葉が出ない私は、誰よりも早く出口に着いてしまいました。色鮮やかで、美しく配置されひとつひとつとても綺麗ですが、どうも私にはそれ以上のものはありませんでした。

ただ、これまで写真でしか見たことがなかったセツブンソウとヒトリシズカをこの目で見られたことは収穫です。動植物はカタカナ書きとなりますが、「ヒトリシズカ」とカタカナで書かれるとちょっと鋭角的な感触。「ひとりしずか」、うーん、イメージが膨らみ、柔らかなやさしい心地がします。「一人静」、文字を見ての通りでイメージが絞り込まれます。4枚の葉に囲まれて、花穂をすっと伸ばした姿。楚々とした美しさに名は体を表すの感。



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4 コメント

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Unknown (けい)
2018-02-22 09:49:45
府立植物園広いですねー一度高台の方から入ったら木々が鬱蒼と茂っていて誰もいない、ちょっと怖い
感じがしたことを思い出しました。全部歩いたら相当
くたびれます。時季外れに歩きました。
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こんにちは (Rira)
2018-02-22 13:48:52
柔らかな雰囲気がおしゃべりしやすいのでしょう(^^)

早春の草花展いいですねぇ
節分草と1人静は肉眼でみたことありません
楚々としていますね。
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はい、広いです~、けいさん (kei )
2018-02-22 20:39:27
いらっしゃったことがあるのですね。
私は少し足が遠のいておりましたから久しぶりでした。
ひと月前から準備して取り組んでこられたようで、
庭園の世界と同様に?綺麗に花々は配置された会場でした。
花の造形美に目を凝らしました。
桜の季節は大賑わいです。
木の下にブルーシートさえ敷かれなければ、私はもっと楽しいのですが…。
賑わいます。美しいですあkらね。
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お喋り三昧、Riraさん (kei )
2018-02-22 20:47:34
少しづつ代替わりが進んでいますから、
勝手に上がり込む人やお酒を飲みに立ち寄る職人さんはいなくなりました。
いつも聞き役です(笑)

いつも写真ばかりでしたから、しゃがみこんでじっくり!
セツブンソウは少し時期が遅いのでしょう。しなっと、しおらしくしていましたわ。
この2句、いまいち心に響きません。ので、消そうかしら…。
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