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Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

グジャラートの少数部族

2007-02-12 22:00:41 | インド
グジャラート州は様々な少数部族で有名なところ。
部族というのは人種と違って明確な定義区分がないのだそうだ。我が家のヘナチョコ辞書には「言語・宗教などを共通にする未開氏族の地理的集団」とあるが、グジャラートで見るとさらに生業、カーストの要素も入り、それぞれのアイデンティティを明確にするために独自の衣装、装身具を着けているように見える。

州北部、ポシナ近郊でまず会ったのはビール族。740万人もいるというから少数民族とは言えまい。
  銀のネックレスが素敵で、自分でも一つ買ってしまいました。

 こちらはブラウスが特徴的なガラシア族。胸の刺繍は自分や家族の名前だそうだ。
 
アクセサリーもおもしろくて、指輪は2指ずつ繋がっている。不便じゃないのかしら。

ダサダ近郊のヴァジャーニヤーという音楽家集団の村。女性のスカートには鮮やかな刺繍、おじさんたちもおしゃれなイヤリングをしています。
 

 ヴァディヤラ・ラバリ。こちらも色鮮やかな刺繍のスカート。

 ミール・ラバリ。同じラバリ族でもこちらはを生業としているため不可触民とされている。

 ブジ近郊のカッチ・ラバリ。特徴的なイヤリングで耳たぶが長く伸びている。重そう。

 とてもフレンドリーなアヒール族のお母さん。首輪を着けさせてもらったがとても重かった。足首にも重い銀のアンクレットをつける。

 
ミラーワークの衣装が華やかなメグワル族。彼らも「ハリジャン」と呼ばれる不可触民だそうだ。

見事な衣装なのでみんなで写真を撮らせてもらうが、モデルの若いお嬢さんはいやらしく、笑顔は見せてくれない。こういう村訪問は彼らの収入にはなるし、いい被写体ではあるのだが、やはり珍しい見世物のように取り囲んでしまうので心苦しい。もっと自然な姿が見られればいいのだが、団体で押しかけては所詮無理。

 ムトワ族の細かいミラーワークのブラウス。ここはイスラムなので女性の写真は撮れない。刺繍の精巧さでは一番とのこと。

 巨大な鼻輪のジャート族。鼻輪に繋がっているのは髪ではなく布で、鼻輪の重さを支えるため後頭部にさらに錘が下がっている。鼻輪は食事のときもそのままで、はずすのは鼻をかむときだけとか。

民族衣装のために発達した刺繍の技術が今はNGOによって製品化されている。壁掛け、クッションカバー、ポシェットが現在は日本で活躍中。

とても質の高いものです。ブジに行ったらお買い求めください。
コメント (9)
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