Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

霧島温泉 摘み草の宿 こまつ

2007-02-04 17:32:19 | 国内旅行
九州3日目。
この日は霧島神宮にでも行こうかと思っていたのだが、朝から雲が増えてきて10時ごろには雪が降り出す。予報では大雪の可能性もあるとか言っているし、山で雪道はいやなので一日早くレンタカーを返すことになった。

鹿児島空港まで行って、することもないのでバスで鹿児島市内へ。
ここでも特に見るものはないので天文館「むじゃき」で鹿児島名物「白熊」を食べる。「白熊」というのはミルクのかかった巨大かき氷のこと。普通サイズの「ベビー白熊」の方を食べたが、雪の降る寒い日にはこれで十分。しかし子供のころ食べた時は真夏で冷房が効きすぎてつらかった。かき氷は冬のほうがいいかも。


また空港まで戻ってタクシーで霧島へ。この頃には雪はやんで薄日まで差してきた。天気予報、どうなってんの。

3時過ぎ、「摘み草の宿 こまつ」到着。


今度は霧島の中でも大型旅館の並ぶ丸尾温泉のど真ん中。「こまつ」も幹線道路沿いだが、道から下がった斜面に沿って建てられているので中は驚くほど静か。
高校生のように見える若いお兄ちゃんに案内されて部屋へ。
8畳と6畳の2間に板敷きの小部屋、ミニシンクもあって十分な広さ。

しかしここでいいのはなんと言っても部屋つきのお風呂。内風呂は4人ぐらいは入れそうな大きさで、洗い場は畳敷き。扉を開けただけでぷーんと硫黄のにおいが鼻をつく白濁したお湯。温泉はやっぱりこれでなくちゃね。続く庭の露天も二人で足を伸ばせる広さで、展望はないが快適。他に貸し切り露天もあるが、内風呂と大差ない大きさなので行く価値はあまりない。お部屋で温泉三昧。

 

夕食は大きな薪ストーブのある食事処のテーブルで。個室ではないが古民家風の作りでなかなかいい。

 
この時期なので売り物の山菜というわけには行かないが、野菜豊富な前菜はうれしい。自然薯は珍しい三杯酢がけ。

 吸い物はもう春らしく竹の子と菜花。

 地鶏のたたき。柔らかいお肉が甘いたれと良く合って、これが一番おいしかった。

 揚げだし納豆。まるまる納豆。

 今夜もヒレステーキ。写真を撮る前につい食べてしまった。肉よりも付け合わせの野菜がおいしい。

 ヤマメの野菜はさみ揚げ。これはただの塩焼きの方がいいかも。

 地鶏の煮込み。これも野菜豊富。味付けはかなり甘め。

 まだ出ます、ボタン鍋。味噌仕立てでまたまた野菜てんこ盛り。お肉が小さくて存在感があまりないけど、いいおだしが出て汁がおいしい。

 グリンピースご飯といただきました。

 最後は大きな苺とオレンジでおなかパンパン。

ここは量が多いと聞いていたが本当に多い。野菜が豊富でおいしいのがうれしかったが、全体の味付けはかなり甘め。素人っぽい料理と感じてしまったのは前日との比較で不利だったか。

食事は正直、夕食より朝食が良かった。ごくまっとうな、正しい朝ごはん。
 

当日は2組しか客がいなかったためかほとんどスタッフを見かけず、とても控えめでシャイな感じ。でもやることはちゃんとやっている感じで好感が持てた。
全体の印象も食事同様、素朴で飾らない。でもあのお風呂があれば十分だよね。



3泊4日、道の駅に立ち寄る以外まったく観光をせず、ひたすら風呂に入り食べただけの旅。たった4日で1.5キロ太った。
3ヶ所それぞれ良い宿で大正解だったが、個人的総合一位は「ふたり静」か。
「ふたり静」の部屋と食事、「こまつ」のお風呂に「5足のくつ」のロケーションだったら完璧なんだけどね。
九州はやっぱりいいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧島温泉 ふたり静

2007-02-04 15:22:45 | 国内旅行
2日目は天草下島を南下して牛深港からフェリーで鹿児島県長島へ。
フェリーは小さいながらもなかなかきれいで快適。
ほとんど車の通らない山の中を突っ切って、お茶畑が広がりだしたら霧島。

チェックイン時間の3時ちょっと過ぎに「ふたり静」に到着。
ここは温泉街からははずれた、まわりには民家の建つちょっと不思議な立地。
敷地内に入ると移植されたばかりの木々の中に離れが5軒並び、林の中のキャンプ場のよう。


すぐに部屋に案内されると玄関の左手に食事のための小部屋、正面がリビングと続きのベッドルーム。リビングは広々と明るくてこたつがあるのがうれしい。


リビングの奥の内風呂は釜風呂、庭の露天風呂に、内風呂の奥には岩盤浴の部屋がある。
  

部屋つき岩盤浴は初めてなので喜んで試す。はじめ腹側5分、仰向けになって10分と説明書きにあったがそれぐらいでは汗をかかない。床暖房のちょっと暑いのぐらいで、汗をかくならサウナの方がいい。そう言いながら2回も入ってしまったのはやっぱり気持ちいいから?

お風呂の方は成分表によると単純温泉で無色無臭。底にちょっと白い沈殿物があったが癖がなくてやや物足りない。お湯は熱めで、内風呂、露天とも一人で入っても足を伸ばせない大きさ。そこで敷地内の高台にある貸しきり展望露天へ。


展望と言ってもまわりは塀やよしずで囲われているので首を伸ばさないと山は見えないが、6,7人は余裕で入れる露天に樽風呂も付いて、やはり広いお風呂は気持ちいい。

夕食はこの部屋に限り室内。他の部屋は食事処の個室になる。
用意のできた食事室に入るとテーブルの上は色とりどり。

   
梅酒ゼリーに始まって、舌平目とえびの巻揚げ、蟹と白菜のミルフィーユ、きのこのおひたし、お造り、煮アナゴのてんぷら、これがすべてオードブルだって!
量もすごいが味も工夫されていて、揚げえびのタイ風のソース、味付けされたアナゴが特に好評。

 スープは洋風で魚のチャウダー。これもおいしかったが

 次の牡蠣おろしの茶碗蒸し、これが絶品。今まで食べた茶碗蒸しの中で最高かも。

 お口直しにとろろそばが出て

 メインは牛ヒレステーキ。焼き加減もちょうどよく、過剰なさしもなくてぺろり。

 もう入らないと言いつつ、最後の出し茶漬けも香りに誘われて完食。

 さらにデザートは別腹。モンブランの中は小豆アイスでこれもおいしかった。のっているきのこの山はご愛嬌だけどね。

食後にはコーヒーも出て、バラエティにとんだ食事に大満足。気に入らないと残す親もほぼ完食していたところをみるとやはりおいしかったのだろう。

翌朝の朝食もきっちり。鍋の中は豆腐と鶏のつみれでこれがよかった。食後のコーヒーも。


最後のチェックアウトの際には焼酎につけた苺酒の小瓶がお土産。6ヶ月過ぎたら飲み頃です、宿でキープもできます、というのはリピートさせるアイデア。東京からの我が家はきっちり貰って帰ったけど。

昨年の5月にできたばかりの宿で近頃はやりのお篭もり系、人気の要素をすべてコピーしました、という感じなので行く前は不安もあったが、部屋の居心地の良さと食事の良さに大満足。部屋の担当の女の子も言葉遣いにおかしなところはあったものの(何々でよろしかったですか~、となぜ過去形?)、マニュアルでなく一生懸命なのが伝わって心地よかった。

気取らないこの宿、とても気に入りました。

霧島温泉 ふたり静
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天草 五足のくつ

2007-02-04 02:24:58 | 国内旅行
2007年1月30日から2月2日まで九州へ温泉旅行。

まずは熊本空港からレンタカーで不知火海、有明海を見ながら天草へ。

不知火はデコポン誕生の土地とやらで道の駅には立派な石碑まで。

デコポンのほかにもボンタン、スウィートスプリング、パール柑などなど、天草はみかんだらけ。

4時間ほどで下田温泉の「石山離宮 五足のくつ」に到着。
ここは数年前に雑誌で見て以来、一度来てみたかった宿。離れの客室と海の見える露天風呂が売り。

A-6の部屋に通されると玄関の上がり口が広々していて左手にソファのある6畳ほどの居間、右手に細長い寝室、真ん中にはまた広々としたトイレと内風呂がある。トイレと風呂に比べて居間が狭いのがちょっと予想外。
 

露天風呂からは天草灘の眺め。残念ながら夕方雲が出て海に落ちる夕日を見ることはできなかったが、夜は潮騒が聞こえた。鉄分を含んで黄色がかったお湯は長湯をするのに適温。
  

文学遊歩道を歩いておなかを空かせてから食事処の個室で夕食。

 一皿目は緋扇貝の石焼。甘くておいしい。

  たこの焼霜となまこの酢の物。上品な味付け。

 蛤真薯の吸い物。

  お造りはきびなご、ヒラメ、カワハギと水イカ。さすが天草、新鮮。

 天草大王(地鶏)ささみのスパイシー焼き。これは肉が焼きすぎで硬く不評。

 海老芋のから揚げ。

 じゃこめしと味噌汁。

 デザートはイチゴのムースでおなかいっぱい。

期待通り海のものがおいしく、味付けも上品で年寄りも最後まで食べきれる量だった。

そして翌朝の朝食。
 これも適度な量でおいしくいただけた。

期待して泊まった宿でお風呂も食事も満足したが、しかし全体としてみるとなんとなくインパクト不足。期待が大きすぎたか、部屋の様子などいまひとつ垢抜けた感じがせず、スタッフの対応もちょっとマニュアルっぽい。無駄な段差が多く、年寄りでなくても足元が不安定なのは不親切だし、天草にしては画期的な宿、ということか。

「悪くはないが飛行機代を掛けてまでわざわざ来るほどではないかな」という父親の感想に同意。九州をめぐる旅行の一泊としては寄る価値のある宿でした。

天草 ホテル 離れ 旅館 五足のくつ 下田温泉 石山離宮 五足の靴 文学遊歩道 南蛮文学
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由が丘 コッコロ

2007-02-04 00:14:09 | 食べ歩き
今夜は友人のやっている自由が丘の創作和食「コッコロ」ヘ。

和食をベースにイタリアンテイストを加えた創作料理とお酒のお店 自由が丘 コッコロ

ここは女性オーナーと女性シェフ二人のこじんまりした店なので女一人でも入りやすい。野菜や豆類の多い料理も女性好みかも。
でもオーナーは利酒師なので本当は酒飲みが歓迎とか。
酒の飲めない私はどうも酒飲みのための店が好きらしい。

節分の今夜は豆まきご飯をいただく。
ちょっと甘く味付けした大豆の入ったご飯、とてもおいしかったです。ごちそうさま。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする