Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「華麗なる恋の舞台で」

2007-02-13 12:09:47 | 機内食・映画・美術展
小さなお出かけ。
渋谷文化村ル・シネマで映画「華麗なる恋の舞台で」 原題 Being Julia

この映画のアネット・ベニングほどスクリーンでしわを見せた女優がいるだろうか。舞台上のアネットはキャサリン・ヘップバーンにも似て見えたけど、キャサリンだってアップの時はソフト・フォーカスを使っていた。

それをラストシーンでは最高に美しく見せる。さすがハンガリー人監督、サボー。ヨーロッパ人のひねくれ方は半端じゃありません。

ごひいきの変態俳優、ジェレミー・アイアンズも相変わらず素敵。

大人じゃなければ楽しめない映画。
観客の平均年齢もむちゃくちゃ高かったです。
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グジャラート編 おまけ

2007-02-13 11:41:30 | インド
グジャラートで気に入ったもの。

 レストランのお昼寝ガネーシャ

 同じくガネーシャの植木鉢。灯明も灯せるようになっていて、これはほしかった。ホテルで譲ってもらえばよかった、といまだに未練。

 てんこ盛りのオートリキシャ。これぐらいじゃまだまだですが。

 お菓子屋さんの手書き看板。アイスキャンディが食べたくなる。

 壁の手書き看板。なんか好き。

やっぱりインド大好き。
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階段井戸

2007-02-13 00:37:54 | インド
グジャラート、ラジャスタンなどインド西部は雨が少なく慢性的に水が不足している。そのため王侯貴族が義務とステータスシンボルとして作ったのが階段井戸だそうだ。

簡単なものまで含めれば数百あるそうだが、初めて見たアダラジの階段井戸でもう夢中になってしまった。

ここは1502年にルダという王妃によって造られた。三方からの階段が踊り場でひとつになり、さらに井戸へ降りていくのだが、柱が奥へ奥へと続くパースペクティブが引き込まれるようで美しい。その奥に八角形の吹き抜け、さらに奥に円形の井戸のシャフトがある。

 

柱頭、梁には複雑な植物文様、壁のニッチにも生命の木が彫られていてイスラム的。壁の象の浮き彫りはインド的でかわいい。
  


パタンにあるラーニキヴァーヴの階段井戸はさらに圧巻。
こちらは1050年に造られたもので、地下7層の巨大な階段の奥に井戸のシャフトがある。
  

壁面はびっしりヒンドゥーの神様の彫刻で覆われているのだが、長い間泥に埋まっていたおかげで保存状態が非常によい。
 

この女神たちの色っぽいこと。


彫刻つながりではモデラーのスーリヤ寺院もすばらしかった。やはり11世紀に造られた太陽神を祀る寺で、壁のある聖堂と柱だけのマンダパという建物、その前の大きなプールから成り立っている。


どちらの建物も例のごとく一面彫刻に覆われているが、オープン・マンダパの柱の彫刻が特に見事。ただラーニキヴァーヴに比べて風化が目立つのが残念だった。
 

階段井戸はもう一つ、チャンパネールでごくシンプルなものを見た。
ここは山道を登る途中、ぼろバスがオーバーヒートして動かなくなったため寄ったのだが、屋根も彫刻もないレンガ造りの構造が、これはこれでとても魅力的だ。
  

階段井戸が気に入ったあまり帰国後「ラジャスターン&グジャラート 階段井戸ツアー」というのを企画してみたが、コスト、参加者不足から実現できていない。いつかは階段井戸三昧してみたいものだ。
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