Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

福島県奥土湯 川上温泉

2008-12-09 00:44:43 | 国内旅行
福島の駅前に降り立ち、待っていた宿のバンに乗り込む。
運転は若旦那らしい男性、小さな子供が二人乗っているが挨拶なし。

40分ほどで山のふもとの土湯温泉、大型旅館も並ぶ温泉街を抜け、さらに山に入ったところに今夜の宿、川上温泉がある。
 福島県/奥つちゆ・秘湯 川上温泉
  
こけしなど飾り物がたくさんあるロビーは昔ながらの温泉宿。ここも古い造りだがお掃除は行き届いている。
 8帖のお部屋はこれまた簡素。これは朝の写真だがチェックインした時は既にお布団が敷かれていた。

さて、この宿の自慢は半天嵒窟風呂。1時間貸し切りにできると言うのですぐに入りに行く。
  
この写真では分かりにくいが大きなお風呂。ここも高温の源泉かけ流しで、湯口のある洞窟の中には長く入っていられない。涼しい風の当たる露天部分でふ~。

続けてこの宿のもう一つの自慢、万人風呂に入ってみる。
 湯煙で何が何だか分からない、ひどい写真だが、こちらもまた長さ10メートル、うち3分の2は深さが1.2メートルあると言う巨大なお風呂。プールのように泳げるし、浴室の隅には浮き輪まで用意してある。ここのお湯は色もにおいもまったくない単純泉だが、湯量がとにかく豊富なようだ。

 さらにヒバ造りの小さなお風呂と、もっと小さな家族風呂も2つあって、15室が満室でも人とかち合うことはあまりなさそう。

やがて夕食の時間になって階下の食事処へ。
 きのこや山菜
 岩魚のそばみそ焼き
 牛肉の陶板焼きに
 芋煮汁
昨夜の食事とほぼ同じ内容なのだが、福島らしさと言うものが感じられないのが寂しい。
山形に比べて郷土料理らしいものがないのだろうか。

この宿の残念な所は細かい配慮がないところ。デザートの柿がむかれることもなくごろっと皿に乗っていたのには驚いたし、この日たった2組の客を隣同士の部屋割りにしていたのにもがっかりした。なにしろ古いこのお宿、壁が薄くて隣の音が筒抜けなのだ。
いくら家族経営とは言え、5人分の柿をむいたり、部屋を一つ空けるのにどれだけ手間がかかるだろう。

翌朝はさらに不満な対応。
自慢の半天嵒窟風呂は8時から入浴可能なのだが、「朝食は皆様8時からとさせていただいてます。」

仕方ないのでこれまた特徴のない朝食をいただき

食後すぐに最後の入浴。

10時のチェックアウトに合わせてロビーに降り、福島駅までの送りを頼むと「あら、送りは9時半だったんですけど」って、聞いてませんって。大体ほかに駅までの客はいないのに、「それじゃバス停までお送りします」と恩着せがましく言うのもいかがなものか。ここで気持ちよく駅まで送ってくれればこの宿の評価はずっと上がるのに。

でもおかげで土湯温泉でお土産を買うことが出来し、
 
バスからは吾妻富士がきれいに見えた。

路線バスの運転手さんは宿の亭主よりずっと親切だったぞ。

いろいろあったけど今回も楽しかったねえ、と駅で別れて東京へ。

スーパープランナー&添乗員K様、次回は岩手方面でまたよろしく!


おまけ

帰りに東京駅のグランスタで買った青森の駅弁
 うにバクダン!
 上にも中にもウニがてんこ盛りで、これはうまいっす!


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする