Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ブータン戴冠式ツアー 7

2008-12-10 00:54:24 | ブータン
11月9日

本日もまた晴天。
今日はパロの郊外、ダカルポというグル・リンポチェゆかりの聖地を目指す。

幹線道路からそれて村の中を通り過ぎ、細い道をしばらく登って自動車道の終点まで。ここから先は歩きだが、ガイドも子供の時以来来ていないのでどれだけかかるか分からないと言う。
地元民には人気の巡礼地だが、外国人観光客が来ることなどめったにないらしい。

山道をてくてく歩いて上の村へ。
 
民家がいくつか集まり、お寺とチョルテンがある静かな村。

パロの谷が眼下に見渡せて実に気持ちがいい。
 
しばらく眺めていると飛行機の音が聞こえてきた。
 パロ空港は恐らく世界でも最もアプローチの難しい空港の一つ。到着便は谷筋に沿って右に左に旋回しながら高度を下げて行く。その姿はパイロットの腕を誇示するようでかっこいい。

のんびりと小一時間も歩いただろうか、やっと崖の上に建つお寺が見えてきた。
 
しかしここは山全体が聖地ということで、すぐには寺に向かわず、周りをコルラすることにする。

巡礼路には真っ暗な岩の中をくぐる胎内くぐりあり、グル・リンポチェが瞑想したと言う洞窟あり。
  
 この2つに割れた岩はグル・リンポチェが悪魔を退治した際に割ったというもの。この裂け目を通れば身の穢れはすべてなくなるというので、もちろんしっかり通ってきた。

山の中は静かで出会ったのは香草採りの尼さんと巡礼中のおばあちゃんだけ。
 
この人たちは恐らく一日中、お経を唱えながらお寺の周りを歩いているのだろう。

山をぐるっと一回りして、ようやくお寺の入り口へ。
 
崖の上に張り出した廊下を通り、急な階段を登ってお堂の中に入ると、岩がむき出しの壁にはグル・リンポチェの手形や足型があり、布に隠されているが古くていい壁画も残っている。いつもお坊さんがたった一人で守っていると言うこのお寺、まさに瞑想場所と言う感じだ。
 そのお坊さんに見送られながら山を降りる。

 
村のお寺では中庭で日向ぼっこをしながら燈芯を作る作業中。こちらは日常の中のお寺という感じ。

午前のお参りを終えてパロの町のレストランに入ると
 なぜか松村が王様と並んでいた。


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コメント (4)
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