Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

鳥取・島根の旅 6 荒神谷~出雲大社

2011-11-22 01:37:56 | 国内旅行
11月5日

前日まで素晴らしい好天だった今回の旅、立久恵峡で目を覚ますとどしゃぶりだった。
 宿の前の「絶景」も雨に煙る。

 そんな雨にめげず、露天風呂に入り、出雲ヨーグルトをいただいていざ出発。

まずは弥生時代の青銅器が一度に380点も発見されたという荒神谷遺跡。
 ここにも立派な博物館があり、学芸員さんのとても分かりやすい説明を聞き、よくできたビデオを見る。
 
そして外に出て木の茂った丘に入ると青銅器の発掘現場が保存されている。
銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本がまとめて埋められていたところ。
ただし誰が何のために埋めたのかはいぜん謎のまま。

 
こちらの銅剣や銅矛はもちろんレプリカだが、実物と同じ重さのものを手に持ってみることができる。
持ってみると銅剣は思いのほか軽く、銅矛の方はかなり重い。

ミュージアム・ショップも充実したいい博物館で感心したが、肝心の出土品の実物は実はここにはなく、出雲の島根県立古代出雲歴史博物館の方に展示されている。
八雲立つ風土記の丘でも感じたが、各所に建つ立派な博物館、展示物をいかに充実させるかには相当苦労している様子。
博物館の建設や維持の費用はどこから出ているのか、とつい余計な心配もしたくなる。

次に訪れたのは長浜神社。
 
国引き神話の八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が主祭神なので
 
ご祈祷を受けた拝殿には太い綱がある。これで島を引っ張ってきて島根を大きくしたというわけだが、綱引きの元祖ゆえにスポーツの神様ってのはいささか強引すぎないか。

この神社は他にもいろいろ商売上手で
 こんなおみくじまで販売中。
 さらにおみやげにいただいたのは名前入りのマッチ。
北斗七星が描かれているのはこの神社が北極星・北斗七星を信仰する妙見神社でもあったからだが、なぜ今さらマッチ?

愉快な長浜神社のあとは出雲文化伝承館の中にある羽根屋さんで出雲と言えば、の割り子そば。
 
松江で食べたそばもおいしかったが、ここのおそばはまた一段と細くて上品でとてもおいしい。
そば好きの我がベテラン・ドライバーも絶賛していたそうなのでここのおそばは出雲でもおいしいらしい。
年越しそばにしようとこちらの乾麺を買って帰ったが、店で食べるのにはかなうまい。

昼食を終えたらいよいよ今回の旅の主目的、出雲大社。

まずは今は使われていないJR大社駅でボランティアガイドさんと待ち合わせ。
 
神社仏閣めぐりがいきなり鉄ちゃんの旅のようになってしまったが、1924年に作られ、90年まで使われていたという駅舎は和風の造りがかっこいい。
  
ここは廃線になった大社線の終点なので線路もここで行き止まり。線路の向こうには大きな白い鳥居が見える。

 その白い大鳥居をくぐると神門通り。
 
土産物や食べ物屋の並ぶ通りだが、休日とは言え若いお姉ちゃんたちの姿がとても目立つ。
出雲が縁結びを売りにしているのは知っていたがこれほどとは、とガイドさんに聞いてみると、パワースポットがはやりだした3,4年前から若い観光客が増えたのだそうだ。

この通りをまっすぐ行くと本来の一の鳥居。
 
まずは入ってすぐの祓社にお参りするのが作法だそうで
 その先の松並木の参道は緩い下り坂。
 お姉ちゃんたちでごった返す手水舎で手と口をすすいで
 ようやく拝殿へ。
その奥の本殿は現在建て替え中なので現在はこちらに神様がいらっしゃるとか。

二拝四拍手の出雲式でまずはご挨拶しておいた。


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コメント (5)
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