外出ついでに思いついて「トゥールーズ=ロートレック展」へ。
2010年の春に開館したばかりの三菱一号館美術館。
1894年に建てられたが1968年に解体されてしまった建物を設計図を元に忠実に復元したそう。
レンガ造りの小ぶりな建物はヨーロッパ風で、ロートレックに似つかわしい。
今回の展示は美術館自体が所有しているポスターとリトグラフが中心。
大きな油彩画の展示がほとんどないのが寂しいが、建物の内部も昔の通りなのだろうか、小さく区切られた部屋が多いので大きな作品の展示には向かない。
画家の筆致を細かく見られるリトグラフにこそふさわしいサイズと言うべきか。
そのリトグラフは今回180点も展示されていて、予想よりずいぶん見ごたえがある。
これだけまとまって見ると日本の浮世絵とドガの影響が色濃く見えて、ロートレックというのは独自性のある芸術家というより、商業的にすぐれたグラフィック・デザイナーだったのではないかと思ってしまう。
好きな画家の一人ではあるけれど。
またまとめて見ると画家の絶頂期とその衰えも見えるもので、ロートレックが活躍したのはわずか10年ほどだそうだが、1891年にムーラン・ルージュのポスターで有名になってからの5年ほどが活躍期、その後は精彩がなくなっていくのがよくわかる。
昔モディリアニの回顧展を見た時にも思ったが、夭折する画家はその才能も早く燃やし尽くしてしまうのだろうか。
地味だがなかなか楽しめたロートレック展。
ただしこの美術館は展示室が小さいだけに混雑したら最悪だろう。
またここは床が木張りなのでハイヒールを履いていくと音が響いて大変。次回は絶対スニーカーで行こう。
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2010年の春に開館したばかりの三菱一号館美術館。
1894年に建てられたが1968年に解体されてしまった建物を設計図を元に忠実に復元したそう。
レンガ造りの小ぶりな建物はヨーロッパ風で、ロートレックに似つかわしい。
今回の展示は美術館自体が所有しているポスターとリトグラフが中心。
大きな油彩画の展示がほとんどないのが寂しいが、建物の内部も昔の通りなのだろうか、小さく区切られた部屋が多いので大きな作品の展示には向かない。
画家の筆致を細かく見られるリトグラフにこそふさわしいサイズと言うべきか。
そのリトグラフは今回180点も展示されていて、予想よりずいぶん見ごたえがある。
これだけまとまって見ると日本の浮世絵とドガの影響が色濃く見えて、ロートレックというのは独自性のある芸術家というより、商業的にすぐれたグラフィック・デザイナーだったのではないかと思ってしまう。
好きな画家の一人ではあるけれど。
またまとめて見ると画家の絶頂期とその衰えも見えるもので、ロートレックが活躍したのはわずか10年ほどだそうだが、1891年にムーラン・ルージュのポスターで有名になってからの5年ほどが活躍期、その後は精彩がなくなっていくのがよくわかる。
昔モディリアニの回顧展を見た時にも思ったが、夭折する画家はその才能も早く燃やし尽くしてしまうのだろうか。
地味だがなかなか楽しめたロートレック展。
ただしこの美術館は展示室が小さいだけに混雑したら最悪だろう。
またここは床が木張りなのでハイヒールを履いていくと音が響いて大変。次回は絶対スニーカーで行こう。
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